バタフライ・エフェクト

 「風が吹くと桶屋が儲かる」という小噺がありますが、これの欧米版ともいえるのが「バタフライ・エフェクト」と呼ばれるもので、いくつかバリエーションがあるなかに…

北京で蝶が羽ばたくと、ニューヨークはハリケーンになる

…というのがあるそうな。
 

バタフライ・エフェクト(バタフライ効果) – Wikipedia

バタフライ効果(バタフライこうか、butterfly effect)とは、カオス力学系において、通常なら無視できると思われるような極めて小さな差が、やがては無視できない大きな差となる現象のことを指す。カオス理論を端的に表現した思考実験のひとつ、あるいは比喩である。

 

カオス理論 – Wikipedia

カオス理論(カオスりろん、英: chaos theory, 独: Chaosforschung, 仏: Théorie du chaos)は、力学系の一部に見られる、予測できない複雑な様子を示す現象を扱う理論である。カオス力学ともいう。

ここで言う予測できないとは、決してランダムということではない。その振る舞いは決定論的法則に従うものの、積分法による解が得られないため、その未来(および過去)の振る舞いを知るには数値解析を用いざるを得ない。

しかし、初期値鋭敏性ゆえに、ある時点における無限の精度の情報が必要であるうえ、(コンピューターでは無限桁を扱えないため必然的に発生する)数値解析の過程での誤差によっても、得られる値と真の値とのずれが大きくなる。そのため予測が事実上不可能という意味である。

(中略)

また、カオスには以下の特徴が現れる。

1  「単純な数式」から、ランダムに見える複雑な振る舞いが発生する
2  短期的(リアプノフ時間程度)な未来の予測は可能だが、長期的には予測不可能
3  初期値のわずかな違いが未来の状態に大きな違いをもたらす初期値鋭敏性がある

(後略)

 
 
ナニが何やら?

…というのが正直な感想ですが…

この世界は複雑で、未来は予測できない

…という理解でイイですか?

 もちろん全く予測不能ではないにせよ、自然現象および社会現象のような…

「変動する要因」が複雑に絡み合う系

…では数値解析の精度にも限界があり、ごく小さな誤差であっても初期値鋭敏性により予想外の結果が出てしまうのを、「蝶の羽ばたき」に例え…

バタフライ・エフェクト

…と。
 

 
 結果が予測できないワケですから「風が吹けば桶屋がもうかる」という小噺や、「北京で蝶が羽ばたくとNYは台風になる」という比喩はどうなの?という気もするワケですが、ま、カタイ話は止めときますw。
 
 
 唐突でアレですが、ワタシの好きな言葉のひとつに…

神は細部に宿る

…というのがあって、一例を挙げると大腸菌に感染する「T2ファージ」なんて、映画「マトリックス」に出てくる「人間養殖場」を管理する巨大ロボットを連想させ、「ミクロ」の世界と「マクロ」の世界が重なっているような印象を受けますw。
 

 


T2ファージ 電子顕微鏡写真

 

ファージ – Wikipedia

…またビルレントファージが宿主を溶菌によって殺す性質と、その宿主特異性の高さを利用して、細菌感染症に対する治療薬として応用する研究も行われている(ファージセラピーと呼ばれる)。現在、ロシア、ポーランドなど東ヨーロッパで本格的に実用化されていて、西ヨーロッパ、アメリカなどでは臨床実験中である。 また、薬剤耐性菌テロに対する治療薬としてロシアやアメリカなどでは研究が進められている。…

 
 そんな「ミクロ」と「マクロ」の相関性を示すものに「フラクタル」があり、なおかつ「カオス(バタフライ・エフェクト)」と「フラクタル」のあいだにも相関関係があるらしいですw。
 

フラクタクル – Wikipedia

フラクタルの例

ロマネスコ・ブロッコリーのフラクタル形状近似的なフラクタルな図形は、自然界のあらゆる場面で出現されるとされ(例:樹木の枝分かれ)、自然科学の新たなアプローチ手法となった。逆に、コンピュータグラフィックスにおける地形や植生などの自然物形状の自動生成のアルゴリズムとして用いられることも多い(フラクタル地形など)。
 
また、自然界で多くみられる一見不規則な変動(カオス)をグラフにプロットするとそのグラフはフラクタルな性質を示すことが知られ、カオスアトラクターと呼ばれる。
 
株価の動向など社会的な現象もフラクタルな性質を持っている
 
当然、数学的に厳密なフラクタルは無限大を含むため自然界では成立しえず、近似である。

 
 またまた小難しい解説ですが…

部分と全体は自己相似

…ということなんでしょ?

 そしてそこから導かれるコトは、「社会現象」が「フラクタクル」な性質を示し、かつ、「カオス系」との相関関係が認められるのであれば、「社会現象」にも「初期値鋭敏性」があるのではないか?というコト。

 であれば、「微弱な力」=「個人」であろうと「社会」に影響を及ぼすことになり、したがって「社会を変えたい」と本気で願うのであれば「カオス系」の性質を利用しない手はないワケです。

 たとえ一人であろうと、「何か」を「する」のと「しない」のとでは…

結果(未来)は大きく違う

…という話。

 「蝶の羽ばたき」のように「微弱な力」だろうと…

100匹だったら?

1,000匹だったら?

10,000匹だったら?

…となると、その影響は雪だるま式に増大し、それだけ未来も大きく変わるという話になるワケですから…

何ができるのか?

…と萎縮してしまうよりも…

できることをやる!

…という「意識」が大切になるワケですw。
 

 
 

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