『ローマ文化王国‐新羅』

ローマ文化王国 ‐ 新羅 (新潮新書)
由水 常雄 (著)

 
商品説明

内容(「BOOK」データベースより)
従来の史家は“北方系の異質な文化”として、解明できなかった四~六世紀の新羅とはどんな国だったのか?天馬塚、味鄒王陵、皇南洞九八号墳等、韓国考古学の成果である大発掘による出土品の数々と世界の博物館の品々とを対比させ、深い関係を検証して、正に新羅文化がローマ文化の所産である一大展観を書中に試みた画期的著作。

 
内容

著者HPより
新羅の4-6世紀前半古墳からは、どの古墳からも夥しい量のローマ系遺物の出土品が発掘されている。中国系の遺物は稀にしか出土していない。中国、朝鮮、日本の古代史料にも、この時期の新羅は中国と没交渉であったことが記録されている。新羅古墳出土の金銀製品やガラス器、土器、武器などの類型品はステップ、ルート上の遺跡や南ロシヤのローマ文化を受け入れていた地域の古墳から無数に出土している。また、新羅の古墳の築造方法は、北方騎馬民族のそれと酷似している。とりわけ、多くの古墳から出土している金冠や、金銅冠の形式が、古代ギリシャ・ローマに始まり、現代のヨーロッパの王冠にまで受け継がれている樹木冠であることは、きわめて重要である。こうした出土遺物や記録資料、技術や生活習慣などの全面的なローマ文化の導入、統治形態や、戦闘術を検証して、古代新羅ローマ文化をもった王国であったことを、実証した内容である。
 
故谷川徹三先生が、私の講演-新羅のローマ文化-(柿伝サロン)を激賞して下さり、立花隆氏が 「週刊文春」 の書評欄で、「びっくりした。古代の新羅王国(6世紀以前)が、古代ロ-マ文明を直接に伝えられていた東アジアでは珍しい特別の国だったというのだ。このウソみたいな説が、圧倒的な史料の山によって、見事に立証されていく…これまでの東洋史、古代朝鮮史の通説が次々に覆されていく…」 と、きわめて高く評価してくださった。私のライフ・ワークの1冊です。
 
写真:『ローマ文化王国、新羅』より新羅出土の黄金剱 (新潮社刊)

 
著者について

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
由水 常雄
1936年、徳島県に生まれる。早稲田大学大学院博士課程修了。1968年より1970年まで、チェコ(旧チェコスロバキア)政府招聘留学生としてカレル大学に学ぶ。ガラス工芸史、東西美術交渉史専攻。いろいろな大学で教鞭をとった後、1981年、ガラス作家養成校・東京ガラス工芸研究所、能登島ガラス工房などを開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
 
 

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