アメリカが何故?戦争依存なのか

 ワタシなんぞより遥かに人生の先輩である「私の闇の奥」さんの最新記事、「西日本新聞を讃える」の中で紹介された吉田健正氏の近著『戦争依存国家アメリカと日本』という本の題名に因み、「何故アメリカは戦争依存なのか?」を考えてみるに「戦争の目的」という根本的な前提を改めて検証する必要があると思った次第です。
 


『戦争依存症国家アメリカと日本』
吉田 健正 (著)

 
 「戦争」はその動機、過程を言葉でどう取り繕おうが端的に言えば…、

国と国との殺し合い

…に他ならないワケで、そして多くの場合「弱い国が、強い国に敗れる」のが常であり、必ずしも「悪い国が、善い国に敗れる」というワケではありません。力の強い者が弱者をネジ伏せるというのは、「近代理性」に鑑みれば野蛮な行為ですw。

 では何故?そうした反理性的行為を人間は…世界は繰り返すのか?

 韓国が執拗に繰り返す軍事演習にしても、中国が提言しているように先ずは「話し合い」を北朝鮮とするべきなんじゃないの?「話し合う必要は無い」と突っぱねるようでは韓国の理性が疑われますし、北朝鮮にすら…

相手してられまへんw。

…と呆れられるようじゃ、イッタイどっちが「悪の枢軸」だか?という話。
 

韓国射撃訓練 北朝鮮「対応する価値なし」でも挑発予告
朝日デジタル 2010年12月21日1時11分

 韓国軍は20日、北朝鮮軍による砲撃があった黄海の大延坪島(テヨンピョンド)周辺海域で射撃訓練を実施した。北朝鮮は訓練に対し「対応する一顧の価値も感じなかった」としつつも、追加挑発を予告する報道文を発表した。一方、訪朝中のリチャードソン米ニューメキシコ州知事は同日、北朝鮮が、先に公開した寧辺の新たなウラン濃縮施設に国際原子力機関(IAEA)の監視要員を受け入れることなど、3項目の措置について同意した、とする声明を出した。

 韓国軍合同参謀本部によると、射撃訓練は20日午後2時30分(日本時間同)から午後4時4分まで、北朝鮮軍の砲撃を受けた大延坪島周辺海域で実施された。同夜現在、北朝鮮による追加挑発は起きていない。韓国軍は警戒態勢を解かず、緊張が続いている。

 射撃訓練は、同島の海兵部隊が、島の西南方向に設定した海上の軍事境界線に当たる北方限界線(NLL)よりも南側の海域に向けて行った。在韓国連軍に参加する各国代表団などが視察した。同日午後6時半、住民らに出ていた退避令が解除された。

 韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領は20日、「訓練終了後も北の挑発に備え万全の対応態勢をとるよう望む」と指示した。韓国軍は訓練終了後も引き続き、警戒態勢をとった。軍は北朝鮮の追加挑発があれば「断固たる対応をとる」としている。

 一方、朝鮮中央通信によれば、北朝鮮軍最高司令部は20日、報道文を発表。韓国軍の射撃訓練について「卑劣な軍事挑発にいちいち対応する一顧の価値も感じなかった」と説明した。同時に改めて「2次、3次の対応打撃が米国と南朝鮮(韓国)の本拠地を一掃するだろう」と警告した。

 韓国軍は先月23日、同海域で射撃訓練を実施したが、北朝鮮軍による砲撃で中断していた。韓国は訓練終了により、北朝鮮への対抗措置が一通り完了したとみている。

 米国は6者協議を含む対話再開の前提条件に南北関係の改善を希望している。韓国も北朝鮮が追加挑発に出ない限り、世論が落ち着くのを待って、対話の模索を始めるとみられる。ただ北朝鮮は砲撃戦について、韓国に謝罪する姿勢を見せていない。韓国政府は、北朝鮮が現時点で非核化の意思を十分に示していないとも判断しており、南北関係の早期改善は難しい状況だ。(ソウル=牧野愛博)

 
 「戦争」ってそんなに「オイシイ」んですかね?ザックリと「戦争のもたらす恩恵」について考えてみるに、ひとつには戦勝国側による「戦後復興事業」が挙げられます。戦争により破壊されたインフラの再建は一大事業となり戦勝国側の企業の利益に繋がる…という仕組み。
 

 
 次に敗戦国を統治(植民地化)することで敗戦国の資産を管理し思うがままにできますよね?かつて西欧諸国がアフリカやアジアでやったように。
 


欧州諸国によるアフリカ分割

 
 現在は「国連」という機関があるので勝手に戦争を始めると批難を浴びますが、ま、あくまでも建前のハナシで、国連の常任理事国(P5)が先の大戦の「戦勝国」で占められている実情からすると…

世界は「強者」の支配下に在る。

…というコトなのかも知れませんw。
 
国際連合安全保障理事会 – Wikipedia
 
 で、「戦争」の一番の目的とは、そこに「利益」があるからであって、好き好んで見返りの無い事をやる国家はありません。「確実な利益」が見込めるからこそ「戦争」にのめり込むワケですが、当然、戦争に勝つ事が大前提です。ただし例外的に…

戦争に勝とうが負けようが利益を得る人たち

…もいます。

 「戦争」を始めるのに先ず何が必要か?といえば「お金」=「軍資金」であり、対峙する当事国に両建てで「戦費」を融資すれば、必ず資金は回収できるという話。

 また、兵器を供給する「軍需産業」も派手な戦争ほど儲かるワケで、さらに先に述べたような「戦後復興事業」に携わるゼネコン企業にとっても悪い話ではありませんw。

 要は戦争当事国以外の国にとって戦争はビジネスチャンスであり、かつ、戦争に勝つ自信のある当事国はそうした「利益」を独占できるワケで…
 
戦争やってくれw!
 
…と密かに願ったとしても、「さもありなん」という話。

 「何故戦争が起きるか?」という話に戻ると…
 
経済発展の行き詰まり
 
…を埋め合わせるために「戦争」が引き起こされることもありうるワケです。建造物などの社会的なインフラは20~30年は新たな需要が生まれません。

右肩上がりの経済発展

…というものが永遠に続くものなのか?

 地球上には有限の資源しか存在せず、経済活動=人間の消費活動を右肩上がりに続けていけばその先にあるのは…

資源の枯渇

…に他なりません。

 右肩上がりの経済成長=永遠に利益を生み出し続けなければならないというのは、現在の経済システムが抱える矛盾であり、物理的な経済活動には発展の限界=資源の枯渇があり、かつ、人間の欲望=生理的需要にも限度があります。一回の食事の量には限度があり、一度に運転できる車は一台だけ。

 体はひとつしかないワケで、どんなにテレビCMで消費意欲を煽ろうとも、商品が社会に行き渡り生理的需要が満たされれば消費活動は頭打ちになって当然なワケですが、経済(金融活動)は実体を伴わないバーチャルな「数字」であるがゆえに、無限に成長し続けることが可能です。

 そ・こ・で…現実(リアル)とバーチャルの間の矛盾を解消するために「戦争」でリセットする必要が生じるワケです。

 一度積み上げた積み木を崩し、もう一度最初から積み直すと言う愚行を繰り返す事で、経済システムの矛盾を今までごまかし続けてきたワケで…

世界が安定していると新しい需要が生まれない。

…という理屈。

世界は一部の人間の手に握られている!

…というのが「陰謀論」の大筋なワケですが、「戦争」の問題に関して言えば現在の経済システムに関わっている全ての人にもその「責任」の一端はあると言え(ワタシも)、その事実を自覚する事が「新しい時代」を迎えるための第一歩ではないか?と。

 自らの矛盾を受け容れる事は葛藤(苦痛)を伴うでしょうが、とりあえず今は「自覚」するだけでも充分で、従来の価値観をいきなり変えても生活に混乱をきたすだけ。

 一番大切なのは「潜在的な意識」の変化であり、大きな社会変革には大衆の「潜在的な意識」が伏流として存在するもので、ベトナムにしても「ドイ・モイ(刷新)」と呼ばれる経済政策は農民の中から自然発生的に生まれたもの。 要は…

機が熟すのを辛抱強く待つ

…というのがワタシたちの基本スタンスであるにしても、ひとりひとりが意識変革を成し遂げ、革命家のごとく日常生活に身を置く
 
誰もがゲバラ
 
…というのも、今日から実践できる社会改革ですw。

 で、アメリカがなぜ戦争依存症なのか?を一言で言えば…

金融資本家の都合に振り回されているから。

…というコトじゃないの?…たぶん。

 ま、ワタシのようなド素人の戯言より『戦争依存国家アメリカと日本』の一読をお勧めしますw。
 
 
 
 
でわっ!
 
 

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