山口県知事選の感想

 つい先日山口県知事選の投票が行われ、無所属新人の元国土交通審議官山本繁太郎氏(63)が当選しました。脱原発を争点に選挙戦を戦っていた飯田哲也氏(53)は落選してしまいましたが、当選した山本氏にしても原発建設計画の凍結方針を示し、上関原発の建設計画は白紙となって、祝島の住民もひとまず胸を撫で下ろしたのではないか?と。
 
上関原発を建てさせない
祝島島民の会 ホームページ
 
原発反対野郎
2010年3月26日
 
 ワタシ、飯田氏が負けるような気がしていたんです。IWJが編集した選挙前演説の録画映像を見て。
 
【IWJ特番】2012年7月山口県知事選挙直前特番 全候補演説ダイジェスト
 
山口知事に山本氏 「脱原発」飯田氏善戦
東京新聞 2012年7月30日 朝刊
 
 正直に言うならば、飯田氏が落選して「ホッとしている」気持ちすらあります。飯田氏の支持者の方には申し訳ありませんが…。
 
 反原発を言い続けるワタシがなぜ飯田氏を支持できないか?というと、「再生可能エネルギー」というものに信用を措いていないからで、具体的には「太陽光発電」であるとか、「風力発電」であるとか、「シューエルガス」であるとか、「メタンハイドレート」であるとか…。
 
 あとのふたつ…「シューエルガス」と「メタンハイドレート」は「資源」ですが、「再生可能エネルギー」にしろ新たな「資源開発」にしろ、「これからの課題」であってまだ技術が確立されていないワケです。
 
 じゃあ技術が確立する迄はどうすんの?という議論になった時に…
 
当面、一部は原発に頼りましょう。
 
…となったら、原発反対野郎のワタシとしては…
 
ナンじゃいそりゃw!?
 
…という話になるワケで、「技術イノベーション」はもちろん大切ですが、実用に耐え得る技術になる迄原発を稼動しながらのんびり待つなんて場合じゃ無いというコト。
 
 全ての原発を即時運転停止しなければ、一秒毎に核廃棄物(使用済み核燃料)は確実に増え、大飯原発が再稼動を始めたことにより、核廃棄物の生産も再開されています。
 
 で、飯田氏の主張する「技術イノベーション」による「雇用」の創出だと、原発を停止した後の雇用の安定は難しいでしょう。新規の産業は十分には整備されてませんから…。
 
 そうではなく、「既存の技術の流用」で電力を補うほうがより現実的です。
 
 例えば?大飯原発が再稼動できず関西地区の電力が不足した場合に備え、一部の大手企業からの余剰電力の供給の申し出もありましたが、それより現在稼動停止中の火力発電所を再稼動させればイイ話であり、そもそも?大飯原発の再稼動と電力の需給とは関係無いと、関西電力が明言しています。
 

関電社長、次の原発再稼働に言及 「国は早く審査を」
47NEWS 2012年7月25日
 

 大飯原発4号機がフル稼働に達した25日、関西電力の八木誠社長が、“次の再稼働”について「高浜3、4号機が最有力」と発言した。時期は明言しないものの「(国には)できるだけ審査を早くしてもらいたい」とも口にし、電力会社トップの前のめりな姿勢を見せた。
 
 関電は、大飯原発3、4号機を含め八つの原発の安全評価(ストレステスト)の1次評価結果を経済産業省原子力安全・保安院に提出している。
 
 福井県おおい町で25日午前に取材に応じた八木社長は「電力需給ではなく、わが国のエネルギーセキュリティーを考え、安全性を確認できたプラントはできるだけ早く動かしていきたい」と強調。
 
2012/07/25 12:37 【共同通信】

 
 つまりは…
 
原発を動かしたいだけ
 
…だということです。 
 
 したがって「原発が止まったら電力が云々…」などという議論自体が不毛なワケで、電気が足りている以上、「技術イノベーションが云々…」という議論も当面はさほど重要ではないということになります。よね?

 なのに「技術イノベーション」を持ち出したり、「資源の開発」を持ち出したりして「脱原発」の方向性をややこしくするなんて、「胡散臭い」としか思えないワケです(ワタシには)。
 
 さらに言うならば「技術イノベーション」も「資源開発」も今のところは「絵に描いた餅」でしかなく、そうしたものに目を向けさせようとするのは…
 
新しい利権の創出」を目論んでいるのか?
 
…とすら思えてしまうワケです。
 
原発は今すぐにでも止められます。
 
 そこに「感情」「イデオロギー」も関係ありません。数字的に見てハッキリとした事実なのです。
 

広瀬隆講演会 後半

 
「電気が足りない」はヤッパリウソだった
人民新聞社 2012/7/26更新
 
 まず知るべきは「電気は足りている」という事実であり、もし電気が足りなくても「既存の技術で楽勝で賄える」という事実です。
 
 そして、「節電要請」だとか「計画停電」だとか「電気料金の値上げ」などが行われるのは、電力会社に「地域独占」が行われている弊害だというコト。
 
 「脱原発」を巡る状況は実はシンプルであり、「エネルギーの安定供給」だとか、「CO2が云々」などという議論は、取って付けた詭弁に過ぎません。
 
 だいたいが、原子力発電をすれば「石油」を輸入しないで済むワケですか?「CO2」は出ないワケですか?違いますよね?ガソリンや工業製品の原料としての「石油」はこの先も必要とされるワケです。
 

 
すでに十分な技術はある!
 
…にも拘らず?それらをスルーして「技術イノベーション」だとか?「再生可能エネルギー」だとか?を語るのは…
 
新たな「利権村」の創出か?
 
…と懐疑的な目を向けざるを得ないワケです(元よりひねくれた性格ですが)。
 
 「原子力発電」は一部の人たちの為の技術であり、それが「市場独占」「国民(消費者)軽視」「元凶」となっている現状を鑑みれば、これ以上同じ過ちを繰り返さない為にも…
 
みんなのための技術
 
…に道を開き、「利益にならないから」と埋もれたままの「既存の技術」を掘り起こし、明日にでも原発ゼロは実現可能なのです。
 
 クドイようですが「技術イノベーション」だの「資源開発」だのには時間が掛かり、日本はそんな悠長なことを言ってる場合ではないし、「既存の技術」で原発を停止した分の電気はスグに賄えます…というか?電気はすでに足りているワケですがw。
 
 「原発が嫌なら電気を使うな!」という間抜け?な批判も見られますが、大飯原発が再稼動するまでは一基の原発も発電してなかったワケで、原発=電気という考え方はまったく的外れあり、それでもなお同じ事を言うのであれば…
 
ならば電気を原発分と火力分とに分けてくれ。
 
…と要求するしかないですなw。
 
 
 
 

人間ナメんなよ!

でわっ!

 
 

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