「新政府綱領八策」を読む

 

新政府綱領八策
 
 
第一義
天下有名ノ人材を招致シ 顧問ニ供フ
 
第二義
有材ノ諸侯ヲ撰用シ 朝廷ノ官爵ヲ賜イ 現今有名無実ノ官ヲ除ク
 
第三義
外国ノ交際ヲ議ス
 
第四義
律令ヲ撰シ 新タニ無窮ノ大典ヲ定ム 律令既ニ定レバ諸侯伯皆此ヲ奉ジテ 部下ヲ率ユ
 
第五義
上下議政所
 
第六義
海陸軍局
 
第七義
親兵
 
第八義
皇国今日ノ金銀物価ヲ 外国ト平均ス
 
 
右(上)預メ 二三ノ明眼士ト議定シ 諸侯会盟ノ日ヲ待ツテ云云
 
○○○自ラ盟主ト為リ 此ヲ以テ朝廷ニ奉リ 始テ天下萬民ニ公布云云
 
強抗非礼 公議ニ違フ者ハ断然征討ス 権門貴族モ貸借スル事ナシ
 
慶応丁卯十一月 坂本直柔

 
 近代日本の「原点」がここにあると思うワケです。いま日本は「混迷」のなかにあり…
 
「何でこうなったんだろう?」
 
…と不安を抱いている人も多いのでは?じつはワタシもそのひとりです。
 
 そういう時は、素直に「歴史」から学ぶに限ります。100年前の人間も現代の人間も「同じ人間」であり、ましてワタシたちは、そうした「歴史の連続性」の上に現代を築き上げているワケです。
 


「Holy Max の点と線」より

 明治維新は、「欧米列強の侵略」から日本を守るために避けては通れない道だったワケで、そう考えた先人たちの「先見の明」があったからこそ、その過程はともあれ「日本」は結果的に「欧米の植民地」にされずに済んだということは認めなければなりません。
 
 幕末の動乱期に100年後のことを見据えていた「志士」たちが現代の日本の姿を見たら…
 
何やってんだ!?
 
…と嘆き、怒りに肩を震わせるかも知れません。
 
 有名無実の政治家や官僚が幅を利かせ、「自己利益の追求」ばかりが横行し、坂本龍馬らが思い描いた「万民が平等な国」には遠く及ばないのが現状なのでは?
 
 真に有能な人材は登用されず、利権を囲い込むための「村」が上から下まで蔓延し、そしてそうした「利権村」に入ることを「勝ち組」だなどと、マスコミやメディアは持て囃しているワケです。
 
 ワタシたちは100年後のことを想像できるでしょうか?それとも…
 
もう死んでるから関係ない。
 
…と開き直るのでしょうか?
 
 幕末には当然インターネットなどありませんから、「志士」と呼ばれた「十分な知識」を持った人たちはホンの一握りでしたが、いまはどうです?誰もが「志士」たりうる「環境」があり、足りないものがあるとすれば、それは「勇気」です。
 
閉塞した現状を変える
 
…という勇気であり、「個人革命」を実行する勇気です。
 
 以前、「国会議事堂の空白の台座」について…
 
「あの場所は坂本龍馬のために空けてある。」
 
…と私見を述べましたが、首相官邸前の抗議集会からは世論のうねりのようなものが感じられ、「○○○自ラ盟主ト為リ」の空白の部分は「みんな」だと、ドラマの中では坂本龍馬に語らせていましたが、ワタシもその解釈には同意する次第です。
 

2012.07.29 脱原発国会大包囲

 
 ということは、坂本龍馬のために用意された(と思しき)あの「空白の台座」は、龍馬にすれば…
 
「みんな」のための台座
 
…でもあるワケで、龍馬もきっとそれを望んでいると信じる次第です。はい。
 
 
 
 

人間ナメんなよ!

でわっ!

 
 

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