停電の朝に思ふ

 いやw、今日も朝から停電サw。といっても?朝8時から午後1時までの5時間停電だから、この前のインドやキューバの大停電に比べれば、遥かにマシなんですねどねw。
 
インド大停電、地域間での電力使用のゆがみなど複合的要
2012年08月17日
 
インドの大停電、送電網の過負荷が原因との見解を同国政府が発表
2012年08月20日
 

キューバで大停電 国土の半分で電気つかず
V.O.R. 2012年09月10日
 


Photo: EPA

 
キューバのツイッター・ユーザーが伝えたところでは、キューバの半分に及ぶ地域で、大規模な停電があった。

9日夕方には、キューバ島の西部及び中央部の、ピナールデル-リオ、アルテミサ、ハバナ、マタンサス、シエンフエーゴス、ヴィリヤ-クラーラ、シエゴ-デ-アヴィラの各州で電気の供給が止まった。なおキューバのマスコミは、この件について報じていない。

 キューバでの大規模停電は、ロシアからの援助が停止し経済が危機的状態に陥った1990年代の「特別な時期」に頻繁に発生した。

 現在に至るまで、様々な周波数及び持続時間において、局地的な停電は、施設の老朽化や自然災害の影響で起きていたが、これほど大規模なものは最近なかった。

リア・ノーヴォスチ

 
 で、これらの記事にもあるように、インドでの大停電の主な原因は、「電力の管理」と「脆弱な送電網」にあるワケで、おそらくキューバにしても同じような原因かと?

 ベトナムにしても、残念ながら都市部の送電網のインフラはお世辞にも褒められたものではありません。以前にも書いた記憶があるのですが、ワタシ、漏電した木製の電柱が燃え上がる瞬間を目撃しましたから。それも都会(1区)のど真ん中?でですよ。

 電柱には、電線だの電話線だのネット回線だのがゴチャゴチャに配線されていて、ジッサイ雨が降るとネットが繋がり難くなったりするワケですよ。特に?レタントン界隈では。

 ま、そんな暮らしにも慣れてしまうもので、個人的には停電になろうと「復帰」まで気長に待てるようになったのですが、お店を構えて商売をしてる人や、自家発電設備の無い会社は大変だろうなw…と。

 停電に慣れたといっても、ま、長くても半日で復帰するので余裕?で待てるワケですが、2日も3日も続いたらたまりません。ちなみに、2003年に発生した「ニューヨーク大停電」の原因は以下のようなものです。
 

失敗知識データベース

失敗事例 「ニューヨーク大停電」

原因 3.根本的な原因
電力事業の小規模独立事業者への分割:規制緩和による「電力の自由化」で、小規模の独立事業者の参入によって電力の安定供給や信頼性維持が軽視された。その理由として、米国における電気事業は、歴史的な経緯から、数多くの中小規模の事業者(私営約230社、協同組合営約890社、地方公営約200社など)により運営されており、もともと電力流通の広域化に対応した設備投資が行われにくい環境にあった。このことはFE社における不適切な樹木管理にもみてとれる。

 


図2. ニュヨーク大停電で生じたカスケード現象の範囲

 

 
 というワケで、インドにしても、キューバにしても、ベトナムにしても、アメリカにしても、「停電の原因」は「送電インフラ」の脆弱性にあるワケで、「発電側」の問題ではないということです。

 ま、きょうは朝から「停電」の洗礼を受けたので、「電気」について少し掘り下げてみようかなと思ったワケですが、たまたまV.O.R.(ロシアの声)にタイムリーな記事を見つけました。
 

日本 「原発ゼロ」へ
V.O.R. 12.09.2012, 17:53
 

 
日本政府は、新たなエネルギー戦略に原発の稼動を2030年代にゼロにすることを明記する方針。毎日新聞が政府筋の情報として伝えた。毎日新聞の情報によると、今週末にも正式に決定されるという。

政府の原発ゼロ計画は3つの原則の上に成り立っている。一つ目は新たな原発を建設しない。二つ目は、原発の運転は40年に制限する。三つ目は、再稼動する原発は安全確認されたものに限られる。

日本の枝野経済産業省は8月初旬、「原発ゼロ」計画は日本経済にマイナス影響は及ぼさないと述べ、その反対に再生可能エネルギーの発展を促進し、別のエネルギー源の有効性も高めるため、日本経済を促進する可能性があるとの考えを表した。インターファクス通信が伝えた。

日本は福島第一原子力発電所で事故が起こるまで、主要な原子力エネルギー生産国の一つだった。

 
 いやね?何度も言っているように、2030年までも原発動かしちゃダメでしょ?全ての原発を今すぐにでも「廃炉」にしなきゃ。もうね?「2012年原発ゼロ」なワケですよ。

 で、そう言うと…「停電がw!」…と騒ぐ人たちが現れるワケですが、先の国々の停電の事例からも明らかなように、「停電」の一番大きな原因は「発電側」にあるのではなくて、「送電側」にあるワケですよ。

 そういう点で日本を見ると、日本国内の送電インフラのレベルはおそらく「世界一」であり、技術力も「世界一」であると自負して差し支えないでしょう。
 

日本の送電技術が国際標準に スマートグリッドを新興国に売り込み攻勢
2010年03月06日

 東京電力や電力中央研究所などが共同で開発した日本の超高圧送電(UHV)技術が昨年5月、国際電気標準会議(IEC)で国際標準として認められました。

 様々な分野で高い技術力を持っている日本ですが、こと国際標準化ともなると、欧米諸国に対して後れを取ることが多く、今回のように世界規格として採用されるのは珍しいとのこと。

 これは世界最高の110万ボルトを送電可能にする技術的優位性に加え、日本がこれまで苦手としてきたロビー活動を積極的におこなってきた成果の表れと言えそうです。
 

[イザ!] 東京電力、110万ボルトのパワーを送電!

…標準化には、投票権を持つメンバー国の3分の2以上の賛成票が必要になる。問題は、標準化交渉術にたけた欧州勢だ。このため、日本の支援チームは初のUHV営業運転を始めた中国をまず味方に引き入れ、さらにインドや、中国市場でビジネスチャンスをつかみたい欧州勢を巻き込む戦略をとった。この結果、25カ国中21カ国の賛成票を取り付け、晴れて国際標準として認められた。…

 

【NHK】 ニッポンは勝ち残れるか 激突 国際標準戦争(動画あり)

…日本の1100kVに反対と見られるドイツ、スウェーデンなどの国々が戦略会議を開いていた。日本チームはこれに敢えて参加し、敵方の出方を見た。欧州でも大規模にUHVを導入するとして主導権を握ろうとするドイツやスウェーデン。日本は秘策に出た。会議に参加していた中国の担当者に会場外で接触。ドイツやスウェーデンに対し、賛成に回るよう働きかけてもらうという大胆な戦略である。…

 
 日本の製造業における「ガラパゴス化」が懸念される中、こういった国際標準化に向けた動きが今後も求められそうです。
 
 
インドなど新興国にスマートグリッドを売り込み

 中国、インド、ブラジルなど、今後も電力需要の拡大が見込める新興国では1000兆円の市場規模があると言われ、日本も積極的に売り込みをおこなっています。

 そのカギとなるのが、IT技術を活用して電力供給をインテリジェントにコントロールする「スマートグリッド」の仕組みです。
 

[asahi.com] インドに次世代送電網、日印が共同建設へ 技術売り込み

…経済産業省は10日、インド北部のデリー、西部のムンバイ近郊の2カ所で、環境配慮型の都市づくりを両国の企業が共同で行うことでインド側と合意したと発表した。太陽光発電も含めた発電設備の建設や、IT技術を活用した次世代送電網(スマートグリッド)などを建設する。…

 
 スマートグリッドは、太陽光発電や風力発電などのエコ・エネルギーを最大限活用する為に必要不可欠と言われており、日本では、東京電力東芝日立製作所東京工業大学などを中心に産学協同で研究開発が進められています。

 
 この夏も、「大飯原発」なしで関西が乗り切れたのは、みなさんのご協力の賜物ですし、この先も「原発」なしで乗り切れるワケですよ。ワタシたちは。
 
 産業界が電気を必要とするのなら、ワタシたちの使用分を節約して産業界に譲ることも吝かではないワケです。何たって「仕事のため」なワケですから。

 テレビの台風ニュースのように、その日の電力使用量がカツカツになったら「節電要請」をしてくれればイイんです。いくらでも協力するワケですよ。「仕事優先」であることはみんなが心得ているワケです。

 「産業界」には思う存分に電気を使って貰いたいものです。もちろん「原発」なんて必要ありません。

 ワタシたちは「原発」を明確に否定するものであり、産業界向けの電気は節電してでも融通します。「原発」は必要ありません。

 で、そうした「電力融通」が比較的簡単に可能なのも、日本の「送電インフラ」のレベルが非常に高いことにあるワケです。

 したがって、日本が海外に売り込むべきなのは、「原発技術」ではなく「送電技術」なのですよ(ここポイント)。

 アメリカですら送電インフラに弱点を抱えているワケで、ましてや中国、その他の発展途上国においては決定的に送電インフラの技術力が不足しています。

 日本がたまたま送電インフラの技術力に長けたというのも、北は北海道から南は沖縄まで、過酷な自然条件をクリアーすることが求められたことと、国土の大半を占める山間部を長距離送電するという、不利な地理的状況が必然的に日本の送電技術力を高め、「世界一の水準」に押し上げたワケです。

「原発」のセールスなんてヤメヤメ!

 「原発」の建設には一時的に大きな金額が動きますが、稼動後の保障やアフターケアを考えれば、長期的な利益が生まれるとは見込めません。福島のように事故が起きてその賠償でも請求されたら、逆に「損失」になるのは目に見えています。

 それよりも、「素晴らしい送電技術」を持っているじゃないですかっ!え?

 先の事例を見ても明らかなように、どの国も「送電インフラ」の不備に悩んでいるワケですよ。重要なのは「発電側」ではなく、「送電側」になるワケで、この分野では…

日本の独壇場

…と言っても過言ではありません。なんせ、厳しい自然条件、地理条件に揉まれてきたワケで、日本の「お家芸」のようなもの。他の国がおいそれとは追従できません。もうね?絶対的な経験値の違いがあるワケですよ。

 こんな素晴らしい技術を輸出しないでどうするんですか?みんなに喜ばれる技術であり、日本の利益にもなる。

素晴らしいじゃないですかっ!

 「原発」の輸出なんて割りに合わない商売はヤメヤメ。送電インフラを請け負えば、建設から技術指導までを含めた長期的な取引が見込めるワケで、東電もね?「原発」に拘らず、そうした技術力を世界に売り込み利益を上げればイイんですよ。

 でもって、その利益から何年掛かろうと福島の事故の補償をしていくのが、社会に迷惑をかけた企業の「ケジメ」のつけかたであり、「スジ」ってもんじゃないんですかね?え?

 ま、詰まるところは…

原発は要らない!

…という「オチ」になるワケです。はい。
 
 
 
 

人間ナメんなよ!

でわっ!