赤ひげ

 名匠、故黒澤明監督の作品に、「赤ひげ」という映画があります。
 


「赤ひげ」

 

赤ひげ

製作年度: 1965年
製作国・地域: 日本 上映時間: 185分
解説: 山本周五郎原作の『赤ひげ診療譚』を基に、巨匠・黒澤明監督が三船敏郎、加山雄三主演で映画化したヒューマニズム溢れる人情ドラマ。江戸時代の小石川養生所を舞台に、そこを訪れる庶民の人生模様と通称赤ひげと呼ばれる所長と青年医師の心の交流を描く。長崎で和蘭陀医学を学んだ青年・保本登は、医師見習いとして小石川養生所に住み込むことになる。養生所の貧乏くささとひげを生やし無骨な所長・赤ひげに好感を持てない保本は養生所の禁を犯して破門されることさえ望んでいた。しかし、赤ひげの診断と医療技術の確かさを知り、また彼を頼る貧乏な人々の姿に次第に心を動かされていくのだった……。(allcinema ONLINE)

 
 で、前回触れた「iPS細胞」にしてもそうですが、「医学」は「数学」と並ぶ普遍的な学問であるとワタシは思っています。「医学」の前に…

全ての人間は平等

…なワケですから。

 「政治学」だの「経済学」だの「哲学」だのといった学問は「時代」によりその潮流が変化しますが、それは「思想」が「時代」を後追いしているからであり、であれば、「思想」が「時代」に先行することは無いという理屈になります。

 もし「思想」が「時代」に先行するような状況が起こり得るとしたら、それは「プロパガンダ」などによる「社会操作」である可能性を疑ったほうが無難であり、個人の自由を束縛しようとする危険な兆候かも知れません。

 ま、それはさて措き、「V.O.R.(ボイス・オブ・ロシア)」に現代の「赤ひげ」を取り上げた記事がありました。
 

医療に国境なし
アーラ・ソロヴィヨワ .5.11.2012, 14:44
 

 
 日本の山口芳裕博士の両腕によって命を救われたロシア人はひとりではない。杏林大学高度救命救急センター救急医学教室の山口博士は、既に10年以上にわたり、ロシアのハバロフスク地方の医者たちと緊密な協力を行っている。山口先生にとって、ヒポクラテスの誓いは空文に過ぎないものではない。博士は、自身の研究室が今日最も現代的な設備と最新のテクノロジーを備えており、それはハバロフスクの同業者たちにまだないものだと知りながら、無関心にとどまっていることは出来なかった。

 ロシアの患者たちに自身の医療センターで治療をほどこす傍ら、山口先生は極東連邦管区の医師・医療従事者のためのセミナーを開催した。10月末、山口博士は休暇を利用してハバロフスクに入り、現在彼の医療センターで用いられている火傷治療の新技術に関する無料セミナーのシリーズを開いた。「より多く知ったなら、その知ったことを同僚たちと分け合わなければならない」と山口先生は語る。「なぜなら、私たちは、住んでいる場所や働いている場所に関りなく、公共の事業に取り組んでいるのだから」。

 セミナーに参加したロシア人たちは、山口博士に心からの感謝を表した。なぜなら、火傷治療の分野で、日本は誰もが認めるリーダーであり、博士は誰もが認める権威者なのだから。セミナーとレクチャーの終わりに、参加者らもまた、ハイテク医療には国境があってはならず、万人の手に届くものでなければならない、と深い確信を表した。

 
 医者にもピンからキリまでいるワケで、ナチスドイツ「Dr.メンゲレ」や、旧大日本帝国「731部隊」のように…

悪名が響きわたる医者

…も存在しますが、ほとんどの医者は「患者の命を救う」ために日々尽力しているワケですし、人の命を救うことのみならず、「世界を変える」ことすら可能な力を持っているワケです。

 繰り返しになりますが、「iPS細胞」の研究と治療法が広く普及すれば…

臓器売買

…という忌まわしい「犯罪」が、世界中から「根絶」される日が来るワケです。放射線の影響で機能低下かした「甲状腺」を、正常な状態に「再生」できる日が来るワケです。

 それによって恩恵を受ける人は世界中にいるワケで、原発事故が未だに収束せず苦しんでいる日本はもとより、チェルノブイリ原発事故の影響を受けた人たちにしても、湾岸戦争で使われた「劣化ウラン弾」の被爆に苦しむ人たちにしても、みんな同じ人間であり、したがって日本が研究成果を囲い込むような真似は…

世界の進歩を妨害する

…にも等しい愚行だと言いたいワケです。

 「iPS細胞」の研究に限って言えば、「著作権フリー」にして全ての研究者の「共有財産」に位置づけ、研究から派生する一切の成果も「著作権フリー」にして一部の国や企業による独占を許さない…

「iPS国際条約」

…を日本が率先して提唱すべきですw。

 下世話な話になって恐縮ですが、人は誰でも「命の恩人」に対して恩義を感じるもので、そしてこの「恩義」という心情は世界共通の価値観なワケです。ワタシが何を言わんとするのかもうお気づきかも知りませんが、「iPS細胞」の研究のオープン・ソース化は…

日本の安全保障に貢献し得る

…という側面を持ち合わせているワケです(「蒼井そら」ほどではないかも知れませんが)。
 
【サッカー】 「尖閣諸島は我々中国のもの、蒼井そらはみんなのもの」…広州サポーターが横断幕
痛いニュース 2012年04月19日
 

 
 考えてもみてください。「核兵器」で武装し周辺国を威嚇しながら日本の安全保障を確保するのと、日本という存在が世界中に愛され、スイスのように「多国間の紳士協定」=信頼によって安全保障を確保するのと、どちらが「日本国憲法」の精神に適っているかを。

 ま、「日本国憲法」を引き合いに出すまでもなく、本来日本人は「排他的」であったり「好戦的」な民族ではなく、どんな状況にも順応可能な「ハイブリット(高度混血)民族」のDNAを持っているワケで、そもそも「核武装」なんて日本人的感覚からはズレているように思うワケです。

 したがって、「核武装」をしたがる政治家や知識人には本来の日本人とは違う「異質」なものを感じてしまうワケですが、ワタシだけですかね?そんな風に感じてしまうのは…。
 
 
 
 

人間ナメんなよ!

でわっ!

 
 

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