報道汚染

 マスメディアによる情報操作の見本
 

【日テレ】 TPP調整 経済再生相がインドネシアへ

 TPP(=環太平洋経済連携協定)の交渉参加をめぐる調整が大詰めを迎えている。甘利経済再生相は18日、まだ日本の参加を認めていない参加国から承認を取りつけるため、急きょインドネシアに出発することを明らかにした。

 TPPの交渉に参加するためには参加11か国の承認が必要だが、カナダやオーストラリアなど4か国からはまだ正式に承認が得られていない。インドネシアでは今週末に交渉参加国の関係閣僚会合が開かれることから、甘利経済再生相はそれに先立ち現地で個別に閣僚らと会談して、日本の交渉参加の支持を取りつけたい考え。

 甘利経済再生相は会見で、「一刻も早く参加することがTPP全体の利益につながることの理解を求めていきたい」と述べている。

[ 4/18 16:20 NEWS24]

 

甘利担当相、TPP交渉参加へ最終調整、インドネシア訪問へ
サンケイビズ 2013.4.18 12:22

 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉を担当する甘利明経済再生相は18日、経済財政諮問会議後の会見で、インドネシアで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)貿易相会合(20~21日)に合わせて同国を訪問し、参加各国と詰めの交渉に臨む考えを示した。国会の承認が得られれば、18日夜にも出発する考えだ。

 APEC会合には茂木敏充経済産業相も出席する見通し。甘利TPP担当相は「米国、カナダ、ニュージーランドなどとのバイ(2カ国間)会談を調整している」と語った。

 現地では、TPP交渉に参加する11カ国の閣僚会合が開かれる予定。日本はこの会合には参加できないが、関係各国との意見交換を進めたいとしている。

 

【時事】 インドネシア、TPP参加は未定=ギタ貿易相

 31日付のインドネシア・ファイナンス・トゥデー紙(29面)によると、ギタ貿易相は30日、インドネシアが環太平洋連携協定(TPP)に参加するかどうかは今のところ未定であることを明らかにした。

 同相は「われわれはTPPがどのような利益をもたらすか把握しておらず、まだ多くの検討が必要だ」と説明。既に一部の業界団体からはTPP参加を支持する意見もあるが、今後も非政府組織や利害関係者などから意見を聴く必要があると述べた。

 TPP参加をめぐっては国内で賛否両論となっており、繊維協会(API)のアデ・スドラジャット会長はTPPが米国向けの繊維輸出拡大につながるとして支持を表明。これに対し、経営者協会(Apindo)のソフヤン・ワナンディ会長は、TPPは協力スキームが不明瞭だとして参加を見送るべきと主張している。

[時事通信社]

 
 日テレ(読売)のニュースは誤解を招く見出しです。サンケイのニュースで明らかなように、インドネシアで開かれるのは「APEC貿易相会議」なのに日テレのニュースはその件には触れず、まるで「TPP交渉参加国の関係閣僚会合」が開かれるかのよう。

 確かに?「TPP交渉参加国の関係閣僚会合」は開かれますが、「APEC貿易相会議」のオマケで開かれるものなのに日テレのニュースは経緯をスルーしていますw。

 さらに?「TPP交渉参加国の関係閣僚会合」がインドネシアで開かれるということは、インドネシアもTPP加盟に前向きであるかのような印象を読者に与えかねません。しかしインドネシアが当面…というか?今後もTPPに加盟する可能性は低いと言えます。

 まず第一に、ギタ貿易相が述べているようにその内容がいまだに把握できていないというコト。秘密事項が多く、一国の進退を左右しかねない貿易協定であるにもかかわらず、密室状態で協議が進められるような協定に警戒心を抱くのは当然。

 次に、インドネシアはイスラム経済圏の国であり、イスラム教が国教であるインドネシアにとっては経済問題以上に国家のアイデンティティーの問題として、西側(キリスト教圏)の多国籍企業に利する面の多いTPPなど、加盟すること自体「コーラン」の教えに反するというコトも考えられます。

 「経済」と「宗教」を秤にかければ迷うことなく「宗教」を選択するでしょうし、イスラム教徒の数が世界一多いのがインドネシアですw。

 さらに付け加えると、インドネシアは人口2.5億人のアジアの経済大国のひとつであり、インドネシアとタイが加わらないTPPで…

アジアの成長を取り込む

…なんて…

寝ボケてるのか?

…と理解に苦しみますw。もっとも?タイはインド洋側なのでそもそも環太平洋には含まれませんが…。

 「アジアの成長を取り込む」のであれば、ポイントを絞って「ASEAN」であり、「APEC」でしょ?チガウの?「アジアの成長を取り込む」なんて表向きの看板でしかないことは誰の目にも明らかで、TPPの真の目的は…

通貨圏の統合

…にあるようにも思えますw。

 カナダメキシコが交渉権も与えられていないのにTPP参加に前向きなのが不自然に感じられるワケですが…

「何のメリットがあって?」

…と推察するに思い付くのは「北米統一通貨」=「AMERO構想」で、カナダ、アメリカ、メキシコの三国で通貨を統合しようというアレです。
 
北米通貨連合 – Wikipedia
 
 一時、メディアでも頻繁に取り上げられその実現まで秒読みか?と思われたのですが、いつの間にか話はウヤムヤになり…

頓挫したのか?

…と思っていたのですが、ゾンビのようにしぶとく生きていたというコト?で…

なぜいま頃になって「AMERO」?

…という話になるワケですが、アメリカの財政が金融緩和(QE3)だけでは建て直せない状況になったから…という理由も考えられないではありません。
 

通貨戦争としての金の暴落
2013年4月16日 田中 宇

・・・金地金は、ドルと対極の関係にある。ドルが隆々とすれば金がすたれ、ドルが弱体化すると金が輝くのが自然な関係だ。今回、金相場が暴落したが、それはドルが隆々としたからでない。ドルは依然として弱く、むしろ金融崩壊を防ぐために、ドルの発行者である連銀が無理に続けねばならない量的緩和によって、ドルの弱体化が進んでいる。今回の金暴落は、ドルの弱まりを顕在化することを防ぐためのものだ。ドルが再生するのは難しい。連銀と日銀以外の世界の中央銀行の多くが、自国の通貨の今後の後ろ盾(外貨備蓄)を、失墜しつつあるドルや米国債から金地金に替えるべく、金地金を買い増している。金融のプロである中央銀行自身が、ドルへの見放しを意味する金の買い増しをやっている。・・・

 
 金価格の暴落はドルを守るために仕組まれた…というのも説得力がありますが、「通貨戦争」の勝者とは…

貿易決済通貨を制した者

…という考え方もあり、そこでTPPに話を戻すとTPP圏内での決済通貨というのも重要な問題だと思うワケです。

 「スキーム」については門外漢なので憶測にすぎませんが、例えば「AMERO」のような新通貨が発行されてそれが決済通貨になる可能性も考えられるワケで、そうなった場合どういう事態が想定されるのか?

 ま、ワタシより遥かに頭がイイ人がゴロゴロいるワケですから後は聡明な人の頭脳に委ねることにして、ひとつ言える事は今回のような情報操作が行われる場合には…

「裏」に何か隠されている

…という可能性を考えるのが無難であり、そもそも…

「真実」を追究するのが報道人の矜持

…なんじゃないの?という話w。
 
 
 
 

人間ナメんなよ!

でわっ!