タイとアメリカの関係

 タイのプーケットに駐留を目論んでいるアメリカ軍の動向について前回触れましたが、歴史を紐解けばタイはベトナム戦争当時はアメリカと同盟を結んでいて、「北爆」に向かった爆撃機の8割はタイから飛び立ったそうですから、タイとアメリカの軍事的関係は昨日今日にはじまった話ではありません。

 で、タイがアメリカと同盟を結ぶ前…第二次世界大戦中は日本と同盟を結び米英に「宣戦布告」までしたのですが、タイの駐米大使が「宣戦布告」を拒否して米国側に伝えなかったらしく、したがって米国側も形式上はタイに「宣戦布告」をしていませんが、タイが大日本帝国軍の拠点になっていることは事実なので、連合国はバンコク及び日本軍の拠点を空爆しますw。
 
タイ王国進駐 – Wikipedia
 
日泰攻守同盟条約 – Wikipedia
 
バンコク空襲 – Wikipedia
 
 同盟国である日本の敗戦によりタイも「敗戦国」の列に加わるはずでしたが、先の「宣戦布告」を拒否した駐米大使セーニー・プラーモートが、米国の支援を受けて「抗日レジスタンス」を組織した功績もあって、少なくとも米国はタイに戦争責任を科すことなく「連合国」の裁きを受けずに済んだという経緯があります。つまりタイは… 

米国に「借り」がある

…というコトになり、その「借り」を返すために?ベトナム戦争ではアメリカに軍事基地を提供した次第で…

「借り」は返せたのか?

 タイ側としてはベトナム戦争でアメリカに協力し「借り」は返したと思っていても、アメリカからすると…

まだ十分じゃない

…という認識かも知れませんし?となると例のプーケットに米軍が駐留する件は案外水面下で進行中という可能性も否めませんw。
 
ベトナム戦争 – Wikipedia
 
 一方でロヒンギャと呼ばれる人たちが置かれた状況にしても、英国領インドに併合されていた当時のミャンマーに入植したインド人が、ミャンマーに侵攻した大日本帝国軍に土地を追われてマイノリティー化した結果でもあるワケですから、日本にも少なからぬ因縁があります。

 さらに歴史的な背景を掘り下げると、プーケットはタイ(チャクリー王朝)が侵略したマレー文化圏(イスラム文化圏)に属する土地で、タイ南部でイスラム系過激派によるテロが頻発するのもそうした事情に因るもの。
 
パタニ王国 – Wikipedia
 
 そうした歴史的経緯とそこにつけ入る欧米列強の政治的介入もあって小競り合い(地域紛争)が絶えないワケですが、日本の戦後総括にしても今だに「ブレ」ているという現状を鑑みると…

歴史認識の重要性(政治性)

…を痛感する次第。

 中国が音頭を取って立ち上げた「AIIB」にしても…

「シルクロード復興」

…という歴史的な事業の一環なワケですから、してみると?アメリカ軍のプーケット駐留はアジアの歴史的連続性に楔(くさび)を打ち込むためようにも受け取れ、ワタシの持論である「南シナ海トライアングル構想」に加え、「シルクロード復興」を阻止する目的もあるんじゃないかと?
 

 
 「AIIB」関連のニュースは何かというと「対中国」という観点で報じられますが、「AIIB」に賛同する国がこれだけ↓ある以上、逆にこれだけの国を無視して日本はやっていけるのか?と考えたほうが現実的ですw。
 

地図で見る AIIB参加国57一覧(2015/4/15)とADB比較

 
 南北アメリカ大陸は「シルクロード」とは無縁なので「AIIB」に加盟しなくても当然ですが、歴史的に「シルクロード」と深い関係のある日本がユーラシア大陸全体の発展から取り残されようようとしている現状って…

どwなのよ?

 しかも自ら進んでそれを望んでいるなんて…orz

 「AIIB」 をおもしろく思わないアメリカとしてはプーケットへの駐留をゴリ押ししてくるように思えるワケですが、タイはどこまで突っぱねられるのか?沖縄の米軍基地問題にも影響が及ぶとワタシは踏んでいるので…

「ロヒンギャ難民問題」の動向は要注意ですw。
 
 
 
 

人間ナメんなよ!

でわっ!