思い込みの世界

 「現実」にも二種類あって、ひとつは万人に共通の「現実」。もうひとつは…

自分だけの現実=思い込み

…です。

 で、BLOGOSで目にした記事について雑感を書き留めます。
 
なぜ安保法案の容認派はデモに不快感を覚えるのかということと、安保法案の代替案について
永江一石 2015年08月09日 18:22
 
 筆者の永江氏はネット関係の仕事に携わり、仕事上「ユーザーの心理解析」をメインにしているそうで、簡単に言うと、「商品」にいかに「お客」を誘導するか?という「洗脳」…とまでは言いませんが、「心理操作」を仕事にしているということです。

 ま、多かれ少なかれ、全ての商売は「お客」に「商品」を購入してもらうために、ある程度の「心理操作」はしているもので、例えば魚屋さんが…

「今日は活きのイイ魚がはいったよw!」

…と、道行く主婦にアピールするのも、潜在意識に刻まれた「新鮮」=「美味しい」という固定観念に呼びかけるものであり、こうした「誘導」は社会のあらゆる場面で一般化されているワケです。はい。

 全ての人間は肉体の欲求にしたがって生きています。仕事をするのも「メシを食うため」…すなわち肉体の欲求に基づくものであって、最終的な目的は生理的欲求を物理的に満たすことにあり、心理的な欲求ですら脳内を駆け巡る電気的信号による「状態」なので、電気的興奮を鎮める物理療法(投薬など)によって対処することが可能なワケです。

 何が言いたいかというと、マーケティングと呼ばれるものはすべからく消費者を「誘導」、悪く言えば「洗脳」することを目的として行なわれるもので、一面「危険」なものであり、「悪用」されると「プロパガンダ」につながるということ。

 で、先の記事を頭から順にツイートも含めて読んでいくと、先ず堀義人氏は「デモに参加している若者は思想を持たず、雰囲気に盲従しているだけだ」と分析していますが…

人の心の中まで見えるのか?!

…と。顔を見ただけで「この若者は思想を持っている」「この若者は盲従しているだけだ」と見分けられるのか?デモをしている若者に直接インタビューもしくはアンケートをとった結果、そうした事実が判明したというのならアレですが、何のデータも持たずに分析?しているのだとしたらそれは「思い込み」でしかありません。

 堀江氏は「もっと生産的な活動に時間を使って欲しい」との意見ですが、「戦争」は非生産的なものであることは誰しもが認めるところで、「非生産的」なものに反対することは「生産」を伸ばすこと…すなわち「生産的活動」につながりませんかね?という話。

 最後に筆者である永江氏は、「法案の中身を知らずに反対しているのはバカだ」とツイートしていますが、まず、ほとんどの憲法学者が「違憲」だと判断していることについてはどうお考えなんですかね?で、専門家の判断を鵜呑みにするのもアレですが、その道のプロが出した判断をよりどころとして法案に反対していることを「バカ」だと言い切るのであれば、憲法学者と議論して打ち負かし、はじめて「バカ」呼ばわりできるんじゃないの?根拠も無く「はい、論破w!」とか言って自分の世界閉じこもっているようなもので、見苦しいだけですw。 

 そもそも反対を押し切って強行採決したことで法案の正当性が揺らいでいるのであって、正当性の無いものを黙って受け容れる人間の方が…

よっぽどバカ

…のように思えるのですが?

 で、「カシコイひとたち」の言い分は…

安保法案容認派も戦争は反対なんで、戦争反対デモは全く響きません

…とのことのようですが、容認派の前提は「戦争状態」を基準に考えているということです。

 対して反対派は「戦争状態」を回避することを前提に考えているワケですから、「戦争状態」を基準に論じている容認派と話が噛み合うワケがないのであって、そこで?こうした議論を取りまとめるのが「日本国憲法」になるワケです。で、日本国憲法に何と書いてあるかといえば…

政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し

…と明記されているように、「戦争状態」を回避することを目的に日本国憲法を制定したのであって、「戦争状態」を前提としている容認派の論理は「憲法理念」からズレているということになります。

 ワタシは憲法学者ではありませんが、フツーに日本語が理解できればこうしたことは中学生でも理解できるのに、「カシコイひとたち」には理解できないのが…

不思議だわw!

…という話。というよりも「確信犯」ですか?それを誤魔化すのに「上から目線」で嫌悪感を示しているとか?

 とはいっても現実的には…ということを容認派は口にするワケですが、その現実認識もまたズレているんじゃないの?…orz
 

  1. 中国が暴挙を止めれば安保法案いらない
  2. 火力発電止めて全部原子力発電でいく
  3. 防衛をアウトソースする

 
…のだそうで、これらをザックリ検証すると、参議院で山本太郎議員も指摘したアメリカのイラク侵攻の理由…

大量破壊兵器(核兵器?)を隠している!

…という大義はまったくの思い込みであったことが判明しており、国連の決議を経ずに軍事行動を起こしたアメリカは、国連無視と言う暴挙に出た唯一の危険国家であるという現実。

 つぎに現在稼動している原子力発電所は0(ゼロ)で、それでも電力の供給は間に合っているという現実と、火力発電の燃料に占める石油の割合は20%以下だという現実。そしてLNG、石炭の輸入に関しては中東に依存しなくても済むという現実。
 
「シロクマランド」 発電って?1 ~火力発電~
 

出典:2008年度実績(資源エネルギー庁「電源開発の概要」)を元に株式会社早稲田環境研究所が算出(石油、石炭、LNG以外の火力発電は考慮していない。)
 
環境@エネルギー

 
 防衛をアウトソースって、現在既に米軍がアウトソース(用心棒)して沖縄や日本全土に居座っているという現実に、何をいまさら…。

 ま、アウトソース(用心棒)は冗談らしいのでアレとして、現実的には日本にはいくらでも「戦争回避」の道はあるにも関わらず、敢えて中国脅威論を振りかざして…

この道しかない!

…と、「戦争前提」で話を進めているかのような安倍(歪)政権と、それに盲従する「カシコイひとたち」って…

本当にカシコイのかw?

…という話で、自分だけの「思い込みの世界」でいくら虚勢を張っても意味無いんじゃないの?
 
 
 
 

人間ナメんなよ!

でわっ!

 
 

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