誰が世界を変えるのか?

 
 世界の潮流が少しずつではありますが、確実に変化していることを過去何度か書きましたが、ここに来て「国連」が次の15年計画を発表したという記事を「HUFF」で目にしました。
 
その名も「我々の世界を変革する」!国連新目標が「大風呂敷」を広げる理由
投稿日: 2015年09月25日 09時26分 JST 更新: 2015年09月25日 09時26分 JST
 
 で、記事のリンクを辿り、件の「2030アジェンダ」のHPから、その前文を稚訳ですが転載します。
 

Transforming our world: the 2030 Agenda for Sustainable Development
我々の世界の変革:『持続可能な発展のための2030議定書』
 

Preamble
This Agenda is a plan of action for people, planet and prosperity.
It also seeks to strengthen universal peace in larger freedom.
We recognise that eradicating poverty in all its forms and dimensions, including extreme poverty, is the greatest global challenge and an indispensable requirement for sustainable development.

 
All countries and all stakeholders, acting in collaborative partnership, will implement this plan.
We are resolved to free the human race from the tyranny of poverty and want and to heal and secure our planet.
We are determined to take the bold and transformative steps which are urgently needed to shift the world onto a sustainable and resilient path.
As we embark on this collective journey, we pledge that no one will be left behind.

 
The 17 Sustainable Development Goals and 169 targets which we are announcing today demonstrate the scale and ambition of this new universal Agenda.
They seek to build on the Millennium Development Goals and complete what these did not achieve.
They seek to realize the human rights of all and to achieve gender equality and the empowerment of all women and girls.
They are integrated and indivisible and balance the three dimensions of sustainable development: the economic, social and environmental.
The Goals and targets will stimulate action over the next fifteen years in areas of critical importance for humanity and the planet:
前文
この「議定書」は、人類、地球、そして繁栄のための行動計画です。
さらに、より大きな自由の中での、世界平和の強化を目指すものです。
私たちは、極度の貧困を含め、あらゆる形態および規模の貧困の撲滅が、地球全体の最重要課題であり、持続可能な発展には必須の要件であることを認めます。
 
すべての国とすべての利害関係者が、共に力を合わせて行動し、この計画を実行することになります。
私たちは、人類を圧政による貧困と欠乏から解放し、私たちの惑星を癒し、維持することを決議しました。
私たちは、持続可能で柔軟性のある道筋へと、世界を移行することが早急に求められるので、「大胆な変革ステップ」を採用することを議定しました。
この集団旅行のような始まり際し、取り残される者が誰もいないことを、私たちは誓約します。
 
本日発表された「17の持続可能な開発目標」と、「169のターゲット」は、この新しい「世界アジェンダ」の規模と意欲を示しています。
これらの「目標」は、「ミレニアム発展目標」(2000年)に上積みされることになり、これが達成できなかったものを完了します。
これらの「目標」は、「すべての人権と男女平等の達成」「すべての女性と少女の社会進出」が実現されることになります。
これらの「目標」は、持続可能な発展の3つの次元(経済、社会、環境)のバランスとの統合が不可分です。
ゴールと「目標」は、人類と地球にとって非常に重要な分野であり、次の15年間の行動を促します:

 

People
We are determined to end poverty and hunger, in all their forms and dimensions, and to ensure that all human beings can fulfil their potential in dignity and equality and in a healthy environment.
私たちは、人類全体に尊厳と平等が保障され、かつ健全な環境の中で、自己の能力を最大限に発揮できることを確実なものとすることが、あらゆる形態および規模の貧困と飢餓を撲滅すると決意しました。

 

Planet
We are determined to protect the planet from degradation, including through sustainable consumption and production, sustainably managing its natural resources and taking urgent action on climate change, so that it can support the needs of the present and future generations.
地球
私たちは、持続可能な消費と生産を含む、持続的な天然資源の管理、および気候変動に関する緊急行動を取ることで、地球を崩壊から護り、現在および将来における世代の需要に応えられるようにすると決意しました。

 

Prosperity
We are determined to ensure that all human beings can enjoy prosperous and fulfilling lives and that economic, social and technological progress occurs in harmony with nature.
繁栄
私たちは、すべての人が豊かで充実した生活を享受し、経済、社会、および技術の進歩は、自然との調和に基づくことを確実なものにすると決意しました。

 

Peace
We are determined to foster peaceful, just and inclusive societies which are free from fear and violence.
There can be no sustainable development without peace and no peace without sustainable development.
平和
私たちは、恐怖と暴力から解放された、平和かつ公正で寛容な社会の促進を決意しました。
平和なくして持続的な発展はなく、持続的な発展なくして平和はありません。

 

Partnership
We are determined to mobilize the means required to implement this Agenda through a revitalised Global Partnership for Sustainable Development, based on a spirit of strengthened global solidarity, focussed in particular on the needs of the poorest and most vulnerable and with the participation of all countries, all stakeholders and all people.
協調
私たちは、すべての国、すべての利害関係者、およびすべての人の参加を得て、より一層の地球規模での連帯精神に基づき、持続可能な発展のために再活性化された地球規模での協調関係を通じて、特に最も貧しく脆弱な存在の要望に焦点を当て、この「議定書」を実現するために必要な手段を動員することを決意しました。

 

The interlinkages and integrated nature of the Sustainable Development Goals are of crucial importance in ensuring that the purpose of the new Agenda is realised.
If we realize our ambitions across the full extent of the Agenda, the lives of all will be profoundly improved and our world will be transformed for the better.
「持続可能な発展目標」と鎖交する統合性は、「新議定書」の目的の実現を確保する上で極めて重要です。
「議定書」の全範囲にわたり、私たちの意欲が実現できたなら、すべての生活は根本的に改善され、私たちの世界はより良い方向に変革されます。

 
 前文のみでも、その並々ならぬ意欲
 
根本的に世界を変革する!
 
…が伺え、この先、世界が大きく変わる予感がしないでもありませんw。
 
 例えば?例の「VWの排気ガスデータ改竄事件」にしても、従来は大企業が「カネに物を言わせて」好き勝手やっていたのが、「2030アジェンダ」の発効により…
 
(政治的に?)隠蔽されていた不正が「暴露」された
 
…とも考えられなくもないワケで。
 
 もちろん事はVWに限った話ではなく、「トヨタ」だろうが「ホンダ」だろうが、「新アジェンダ」の「目標」にそぐわない企業はビシバシ糾弾されるワケで、「原発」にしても、「CO2」云々だけではなく、「放射性廃棄物」という…
 
地球に有害なゴミ
 
…を排出し続ける産業が、この「新アジェンダ」に適合するとは到底思えませんw。
 

 
 ま、引き続き「2030議定書」を読み込んでみますが、要はこの「議定書」の視点がどこにあるのか?がワタシにとっては重要なワケで、何度も繰り返している…
 
人間回帰
 
…に向かう方向であれば諸手を上げて賛同できるのですが、「発展」という言葉が、「人間の発展」ではなく、「経済の発展」に比重を置いているのだとしたら…
 
それは違wう!
 
…と、ひとこと言いたいワケです。
 
 「圧制による貧困と欠乏」という文言が見られますが、「圧制」=「貧困」とは限りません。圧制を布き食糧を配給制にすれば、取りあえず「飢餓」からは免れることができるワケで、ブッチャケ?食い物を与えてくれる「独裁者」と、「自由」を与えてくれる「革命家」の、ドッチを選ぶかという究極の選択になった場合、おそらく「独裁者」を選ぶであろうことは想像に難くありません。「自由」じゃ腹は膨れませんからw。
 

 
 つまり何が言いたいかというと、「システム」の枠に嵌らない「民間の助け合い」=「人間力」の促進こそが「持続的な発展」の最重要課題なのであって、「人間力」の促進を目標とする「アジェンダ」であれば諸手を上げて賛同しますが、「新しいシステム」の構築に主眼が置かれているのであれば…
 
いかがなものか?
 
…という話。
 
 具体的に?例をあげると、先日ギリシャでは「トロイのチプラス」が再選されましたが、これなんぞは「目先の食い物」に固執した結果であり、だからといってギリシャ国民を非難する気もありませんが、一方で、「通貨」に頼らない「物々交換市場」が増えているという事実は、「通貨システム」に頼らない「自助機能」=「人間力」が発動されていることの表れであり、ワタシはそこに「人間回帰」の片鱗を見るワケですw。
 

ギリシャで広がる代替通貨 洗練された物々交換手段
WSJ By NADIM ROBERTS 2015 年 8 月 14 日 16:55 JST
 


TEMが使われる屋内市場で売る食品を用意する人たち(7月、ボロス) PHOTO: BLOOMBERG NEWS

 
 ギリシャのコンピューター技師クリストス・パパイアノウさんは車のタイヤを交換しなければならなかった時、タイヤ自体の代金はユーロで支払った。だが、交換してくれた整備士に対する技術料の支払いには代替通貨「TEM」を使った。
 
 
ギリシャ危機特集
 
 パパイアノウさんの国は、少なくとも今のところはユーロ離脱を回避している。だが、厳しい引き出し制限で現金に困り、TEMやそれに似た代替的な支払いシステムを使うギリシャ人は少数ながら増加している。
 
 パパイアノウさんは、港湾都市ボロスでのTEM創設に参加した協同組合の一員で、1000人近い登録ユーザーの1人でもある。「現在、現金はわずかになったが、人々が持っている技能や知識は危機前と変わっていない」と話した。
 
 TEMは「地域代替単位」を示すギリシャ語の頭字語で、洗練された物々交換手段だ。ギリシャ債務危機が浮上し始めた2010年に会員10人ほどで創設された。今では地元の数十社が、食品、散髪、医師の診察、さらにはアパートの賃貸といった、モノやサービスの販売で利用している。
 
 ギリシャの代替的支払いシステムの中でも、TEMは比較的規模が大きく、確立されていて、賃金カットや増税に見舞われているギリシャ人に代替的な取引手段を提供している。会員は入会時に残高ゼロのオンライン口座を取得。モノやサービスの代金をTEMで受け取ることを選択でき、得たTEMは何かを買う際に使うことが可能だ。
 
 ユーザーは提供できるモノや欲しいモノの広告をTEMのウェブサイトに載せることができる。例えばパパイアノウさんは、コンピューター修理の代金としてTEMを受け入れている。自身は週に数回TEMを取引に使うという。
 
 ギリシャは今週、金融支援の大筋合意に至ったが、この暫定的な救済合意がとん挫するか、最終的に失敗に終われば、代替通貨に頼らざるを得なくなるかもしれない。TEMはその地方版だ。バルファキス前財務相は、ギリシャがユーロ離脱を余儀なくされた場合、借用証書(IOU)に基づく並行通貨システムを導入する案を打ち出していた。救済がない場合、IOUを使用するアイデアはギリシャにとって最もありそうな代替策とみられている。
 
 ギリシャのエコノミスト、イレーネ・ソティロポウロウ氏によると、そうした代替通貨プロジェクトは09年に同国で急増し始めた。財政赤字が国内総生産(GDP)比15%に膨らみ、投資家のギリシャ国債投資欲が崩壊した年だ。
 
 それ以前は、パパイアノウさんの知る限りそうしたプログラムは2件だけだったという。代替通貨や物々交換システムの数についての公式統計はギリシャには存在しないようだ。だが、アテネの草の根組織「オミクロン・プロジェクト」によると、そうしたプログラムは現在80超と、13年から倍増している。会員数は数十人から数千人と、規模はまちまちだ。
 
 専門家らは、TEMその他の地域通貨について、ユーロの代替ではなく、ユーロと並行使用したときに最も有用だと話す。
 
 英カンブリア大学の研究員レアンダー・ビンデバルト氏は代替通貨が「金融システムの抜本改革にはならない」としたうえで、「通常のお金では得られないある種の価値を表している」と述べた。

 
 そういえば?オランダで近く「BI(ベーシック・インカム)」が施行されるという情報があった気がしますが、これも「2030アジェンダ」と何か関係があるですかね?
 
 
 
 

人間ナメんなよ!

でわっ!

 
 
追記:

EU、13年に不正認識か VW利用のソフト追及せず
東京新聞2015年9月27日 19時30分
 
 【ベルリン、ニューヨーク共同】ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が排ガス規制を不正に逃れていた問題で、欧州連合(EU)欧州委員会が2013年の段階で、VWが今回利用したような違法ソフトウエアによる規制逃れの危険性を認識していたことが27日、分かった。英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)が報じた。問題を十分に追及してこなかったEU関係当局の姿勢には、今後批判が強まりそうだ。

 米国では、VWの米国預託証券(ADR)の価格が下落して損失を被ったとして、投資家らがVWを相手取って損害賠償を求める集団訴訟をバージニア州の連邦地裁に起こす手続きを開始。

 
ヤッパリw!?
 
 

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