トルコの政権交代が仕組まれたか?

 思いのほか早くトルコの「化けの皮」が剥がれていくのに、多少驚いてますw。で、「シリア難民」という「外交カード」を、トルコは上手く切れたんですかね?
 

EU、トルコへ3900億円支援 難民流入抑制協力への見返り
日経新聞 2015/11/30 9:35

 【ブリュッセル=森本学】欧州連合(EU)は29日、トルコと加盟28カ国との首脳会議をブリュッセルで開き、多数のシリア難民らが欧州に押し寄せる難民危機を巡って連携を拡大することで一致した。トルコが難民や移民の欧州への流入抑制に協力する見返りに、EUが30億ユーロ(約3900億円)を支援する。停滞していたトルコのEU加盟交渉やビザ(査証)免除の導入を急ぐことも約束した。


29日、ブリュッセルでの会談に臨むEUのトゥスク大統領(左)とトルコのダウトオール首相=ロイター

 「トルコを経由してEUにやってくる移民の流れを変えてくれると期待している」。首脳会議後に記者会見したEUのトゥスク大統領はトルコの協力拡大を評価した。シリアに隣接するトルコは約220万人以上のシリア難民を受け入れており、欧州を目指す難民らの主要な経由地となっている。トルコの協力なしに難民流入は抑制できないとの姿勢はEU加盟国でほぼ一致している

 「歴史的な会合だ」。終了後の記者会見に同席したトルコのダウトオール首相は胸を張った。資金支援に加え、EU加盟交渉の再開やEUへ渡航するトルコ国民のビザ免除などでEU側の譲歩を引き出せたとの思いをにじませた。

 首脳会議ではトルコが受け入れているシリア難民支援のためにEUが30億ユーロの基金を設置することで合意。欧州委員会が5億ユーロを拠出し、残りは加盟国が分担する。その代わりにトルコは国境管理や密航業者の取り締まりを強化し、難民や移民の欧州流入の抑制を目指すEUに協力する。

 トルコ側が強く要請してきたEU加盟交渉を再び活発化することについても、12月中旬に経済通貨政策の分野で政府間協議を再開することで合意。05年に始まったものの停滞していた交渉を加速させる。

 さらにトルコが要望していたビザ免除の実施を16年10月までの実現を目指すことで一致した。EUとトルコは経済分野や安全保障分野、対テロなど幅広い分野で連携強化するため、首脳会合を定期化し、年に2回開催する。

 EU加盟国の間では、トルコのエルドアン大統領の強権的な政治手法への反発や同国の人権問題への懸念から、EU加盟などには慎重論も根強い。トゥスク大統領は記者会見で「EUの拡大政策を書き換えようとはしていない」と指摘。トルコの加盟条件を緩和するつもりはなく、交渉では「人権の尊重」を引き続き重視する姿勢を強調した。

 
 ま、EU各国としても「本音」では難民を受け入れたくないんだろうし、その点で先日の「パリ同時多発テロ」は、難民とテロリストをリンクさせる世論誘導に貢献し、欧州が難民の受け入れを制限するイイ理由付けになったと考えられ、逆に言えば…

起こって欲しいテロ

…でもあったとも言えます。

 ただし、テロに怯えて一方的に難民の受け入れを制限するだけではEUの面子が立たないので、EU以外の国に難民の受入をカネで依頼することにし、その役割がトルコなワケ?

 ま、「首の皮一枚」の人道的配慮とやらは残した格好ですw。

 で、今日現在1ユーロ=約130円なので、30億ユーロ=3900億円!という大金で、このカネが$$に流れるようであれば、せっかくロシアが石油密売ルートを叩いて$$の資金源を断とうとしているのに、それが水の泡になりかねませんw。

 エルドアン大統領の息子の石油密売ビジネスが受けた損害の補填にも使われるかも知れませんし、トルコへの30億ユーロの融資は、$$に新たな資金を供給することに等しいのではないか?と。
 

シリア閣僚:Su-24はエルドアン大統領の息子の利益のために撃墜された
SPUTNIK 2015年11月28日 17:53

トルコのF-16機がロシア機を撃墜したのは、テロ組織「イスラム国(IS)」戦闘員らがシリアからトルコに派遣していた石油タンクローリー数百台を破壊されたことへの報復だ。石油はすべてエルドアン大統領の息子が所有する石油会社が購入していた。シリア情報大臣オムラン・アッゾウビ氏がリア・ノーヴォスチの取材に対して述べた。

「石油はすべて、エルドアン大統領の息子が所有する会社向けに送られていた。ロシアがISの石油インフラを攻撃しだし、すでに石油タンクローリー500台あまりが破壊されたことで、トルコは不安を覚えていた。これら車両は石油とあわせて小麦や歴史的文化財も運んでいた」と同氏。

Su-24撃墜はロシア機がトルコを領空侵犯したためだ、とのトルコ側の主張について同氏は次のように述べた。

「生還したロシア機乗員が言っているように、警告もなしにシリア上空を飛行中の航空機が攻撃されたというのが事実なら、それはトルコが嘘をついていることの動かぬ証拠だ。トルコは当初、10回にわたり警告を行った、と発表した。のちに、ロシア機は17秒間トルコ領空に入っていた、と発表した。17秒間で10回も警告を行うのは不可能だ。技術的に、どうやっても不可能だ」。

 
 エルドアン大統領が権力の座に就いているうちは、$$団も安泰でしょwなw。
 

ロシア、トルコに経済制裁発令 国家安全上の理由で
ロイターInternational 2015年 11月 30日 07:30 JST
 

11月28日、ロシアのプーチン大統領(写真)は、トルコに経済制裁を科す大統領令に署名した。モスクワで26日、代表撮影(2015年 ロイター/Sergei Chirikov/Pool)

 
[モスクワ 28日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領は28日、トルコに経済制裁を科す大統領令に署名した。経済制裁はロシアの国家安全保障が理由とされ、24日に起きたトルコ軍によるロシア軍機撃墜を受けた措置とみられる。

大統領令は即時実施。制裁の内容には、ロシアからトルコに飛ぶチャーター便の運航禁止、旅行会社によるトルコツアーの販売禁止、トルコからの輸入禁止、トルコの企業や国民による経済活動の禁止・制限が含まれる。

インタファクス通信によると、ロシア政府は制裁対象となる物品、企業、業務のリストを30日にもまとめる。

ロシア大統領府のペスコフ報道官は大統領令が発表される数時間前、「かつてない事態が起きている。ロシアに対する挑戦は前例がない。当然ながら、(ロシア側の)対応はこうした脅威を踏まえたものとなる」と述べた。

トルコ政府高官はロイターに対し、制裁は両国間の関係を悪化させるだけだと語った。

ただ、プーチン大統領の側近らによると、大統領はトルコのエルドアン大統領がロシア軍機撃墜を謝罪していないことに怒りを募らせている。この事件では、攻撃された軍用機から脱出したロシア軍パイロットと救出に向かったロシア軍兵士の2名が殺害された。

一方で、エルドアン大統領は撃墜は領空を守るためだったとし、謝罪しない方針をすでに示している。

 
 本来であれば?トルコの$$団支援があからさまになった以上、国連からしてロシアのように「制裁措置」をとるのが普通なのに、逆にトルコに資金を供給しようってんだから、ロシア以外の国は…

本気で$$団を壊滅する気があるのかっ!?

…という話。

 で、エルドアン大統領はさて措き、ダウトオール首相の方はまだマトモ?な印象(あくまでも見た目)を受けますw。
 

トルコ首相「我々はロシア政府との関係断絶を望んではいない」
SPUTNIK 2015年11月25日 23:09

「トルコ政府は、ロシアを自分達の友人であるとみなしており、スホイ24撃墜事件後も、ロシアとの関係断絶を望んでいない。」ダウトオール首相は、自ら率いる与党公正発展党の議会内会派の会合で、このように述べた。

ダウトオール首相は、次のように発言した―

「今回の事件後に、ロシアとの関係を断絶したり、緊張関係に入ったりするつもりは、我々にはないし、あり得ない。ロシアは、我々の友人であり隣人であり、大変重要なパートナーである。二国間関係が犠牲になるような事はない。現在我々のもとでは、あらゆる交流チャンネルが開かれており、我々は互いにそうしたものに大きな意義を与えている。しかし、特に強調したいが、いかなる友好関係も、国家の安全保障面においては、それぞれの国が自分の領土を擁護する権利を互いに尊重して初めて成立するものである。」

 
 西側の主要メディアには、トルコと$$団の繋がりに言及し、ソレを糾弾する論調は皆無で、トルコとロシアの過去の因縁をネタに事実を隠し続けていますが、いずれは「勇気あるジャーナリスト」たちによって明らかにされるでしょうし、そうなった時に、「ウソ」を垂れ流していた連中はどう取り繕うつもり?
 

トルコ、政府によるISへの武器供給を報じた記者2人が逮捕
SPUTNIK 2015年11月27日 22:23
 

 
トルコで、「トルコ政府はシリアのテロ組織『イスラム国(IS)』に武器を供給している」と報じたトルコ紙「クムフリイェット」編集長ジャン・ジュンダル氏および特派員エルデム・ギュル氏が逮捕された。容疑はテロ組織およびスパイ活動への参加

今年5月、同紙は、トルコのトラックの車列の写真を公表した。シリアで政府軍と戦っている戦闘員らに武器弾薬を供給するトラック、とのことだった。

写真は昨年1月に撮影されたもので、このとき地元当局がシリアに向かっていたトラックを制止し、検査し、トルコの諜報員と抗争になったという。同紙によれば、この写真は、政府が密かにシリアの戦闘員らに武器を供給していた事実の証拠である。トルコ政府はこれを否定している。

 
 おそらく多くのトルコ国民が「クムフリイェット」紙の記事で事実を知り、エルドアン大統領不支持が広がりつつあるのでは?なおかつトルコと$$団の…

深イイ関係

…が国際的に認知されれば、EUも体面を保つ為にアクションを起こす必要に迫られるハズ。となると考えられるのは…

エルドアン大統領の更迭

…というシナリオ。

 でないと$$団対策や難民対策がグズグズになってしまうので、仕切り直すためにダウトオール首相とすげ替える…というのが、EUにとっては得策ではないか?と。

 そこで最初の記事に戻るワケですが、EUとの会合で成果?を挙げたダウトオール首相を前面に押し出し、政権交代の伏線を引いているように、ワタシには受け取れるワケですw。

 つい先日総選挙が実施されたばかりなので、クーデターでも起きない限り早期の政権交代は難しいでしょうし、クーデターでトルコ国内が混乱し、難民問題が棚上げになってもアレなので、頃合を見計らって西側の主要メディアはエルドアン大統領と$$団の関係を大々的に暴露し、大統領は国際的な糾弾さらされて辞任に追い込まれる…というのが、EUにとって都合のイイ幕引きでしょうなw。

 ロシアとしては、ダウトオール首相もしくはトルコ国民を取り込むのが得策。そこで奇策?として、エルドアン大統領が侘びを入れるのを指をくわえて待っているのではなく、自らトルコに乗り込み、その度胸をトルコ国民に見せつけることで…

トルコ国民の心をワシづかみ!

…というのもアリかと?なんか?織田信長っぽいですが、いまこうした大胆な一手が打てるのは、プーちゃんだけですw。
 
 
 
 

人間ナメんなよ!

でわっ!

 
 

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