今度はキプロスが舞台か?

 ギリシャのチプラス首相が、ロシア軍機がトルコに撃墜されたことで…

トルコは神経質だ

…とトルコを牽制し、(何でギリシャがしゃしゃり出てくるワケ?)と思ったワケですが、どうもキプロス問題が絡んでいるような気配w。
 

続くキプロス交渉
TRT 更新日 23.11.2015 投稿日 23.11.2015
 

 
キプロスでの交渉プロセスが、11月に集中的に継続している。

北キプロス・トルコ共和国(KKTC)のムスタファ・アクンジュ大統領と、南キプロスのギリシャ系政府リーダーのニコス・アナスタシアディス氏は、今日11月23日、トルコ時間の18時に、緩衝地帯で会談する。

一方、ギリシャ系政府リーダーのアナスタシアディス氏は、昨晩ギリシャのアレクシス・チプラス首相と電話会談を行った。

会談では、チプラス首相のアンカラ訪問と、この訪問の際、キプロス交渉に関して行われた意見交換が議論された。

先週、ドイツとイギリスの外務大臣が訪問したキプロスに、来週、ロシアのラブロフ外務大臣の訪問が予定されている。

(2015年11月23日)

 
 キプロスでのギリシャ側とトルコ側の会談の直後にコレだもの、ワタシとしてはEU加盟を熱望するトルコの足元を見て、ギリシャ(EUの紐付き)がロシアにチョッカイを出すように唆したんじゃないの?とすら思えますw。
 

全員説明がおかしい。トルコ機のロシア機撃墜で物理学者指摘
GIZMODO JP 2015.12.02 12:10
 

 
トルコのF-16戦闘機2機がロシアSu-24戦闘爆撃機を撃墜した24日の事件。火を噴いて落下する機体からパラシュート脱出した機長らに地上からマシンガン掃射を浴びせている映像なども残っており、ロシア側は怒り心頭ですけれど、トルコもトルコで「再三警告したのに領空侵犯した方が悪い」と一歩も引く構えはありません。

果たして両国の説明はどこまで本当なのか? ベルギーの天体物理学者2人が映像を分析してみた結果を発表し、Motherboardに英訳が載ってます。

以下が、ルーヴェン・カトリック大学のTom van Doorsslaere教授とGiovanni Lapenta教授が物理的に考えておかしいと思った点です。ちょっと英訳で数字が変わってるので、数字は大学側の発表にしときますね。

1) トルコ政府はロシア軍機に5分で10回警告したが、17秒間も領空侵犯したと言っているが、実際には7.5秒

映像を見ると墜落までに約30秒かかっている。落下が重力だけに頼っていたとすると、高度4500mで撃墜されたことになり、トルコ側の発表(高度5800m)とほぼ一致する。

トルコが発表した地図を見ると、落下点は爆撃を受けた地点から8km先。距離を時間で割ると、単純計算で当初は時速960kmだったことになり、あの高度における巡航速度とも矛盾はない。

機体の推定速度、墜落場所の地図から判断して、領空侵犯は7.5秒間だけだったと思われる。17秒もいたら時速420kmで、遅すぎる。

2) 5分で10回警告ということは、ロシア機は時速960kmだから80km移動していたことになる。「トルコ空軍はなぜロシア機が領空侵犯すると予見できたのか? 軍機は機動性に優れているので、理論上はロシア機が最後の最後でトルコ領空を避けることだって考えられるわけで。ロシアへの警告発令はその時点では、まだ事実に基づくことではなかった可能性もある」(両教授)。つまり警告を発した時点でロシア機はまだ領空侵犯していなかった。恐ろしく早口でもない限り、7秒で10回警告はたぶんない。
3) ロシア政府は爆撃されてから「90度旋回した」と言っているが、ロケットは重量・速度ともに機体より数倍あるため、そんな急ターンはとてもムリ。本当にトルコの領空を避けようとしていたかどうかは、なんとも言えない。

政治のことはわからないけど、数字は嘘つかないっていうところでしょうかねぇ…。

source: kuleuvenblogt via Motherboard
 
Maddie Stone – Gizmodo US[原文

(satomi)

 
 3)に関して言えば、映像からはロシア機が形を留めているのが確認できるので、ロケット(ミサイル)の直撃を受けたのではないことが分かり、直近での爆発の影響を受けつつも、「90度旋回した」というパイロットの証言とは矛盾しないのではないか?となると、トルコ政府の説明の方がより多くの矛盾を孕んでいることになりますw。
 

ダウトール首相、北キプロス訪問
TRT 更新日 01.12.2015 投稿日 01.12.2015
 

 
第64代内閣が信任投票されたことを受けて、アフメト・ダウトール首相は、本日北キプロス・トルコ共和国へ最初の外国訪問を行う。

ダウトール首相は、トルコ人指導者ファズル・キュチュクと創立者のラウフ・ライフ・デンクタシュ元大統領の墓前参拝から北キプロス・トルコ共和国訪問を始めた。

ダウトール首相は、その後、ムスタファ・アクンジュ大統領と、両国関係のさらなる発展とキプロスに関連して生じた最近の動向といった議題について会談した。

世界的・地域的議題も会談で取り上げたアクンジュ大統領とダウトール首相は、ワーキングランチを行った。

ダウトール首相は、ニコシア・ユヌス・エムレ・トルコ文化センターの開所式も行う。

ダウトール首相は、北キプロス・トルコ共和国へ出発する前に、アンカラ・エセンボア空港で行った発表で、「今後数か月に活発化する会談に関連して、国連をはじめとする国際機関が、その存在を感じさせ、必ず恒久的解決策を得るために必要な環境作りに貢献することは、大変重要な意味を持っている。」と述べた。

国連のパラメーターに基づく、政治的平等と双方向を満足させる解決策の重要性に触れたダウトール首相は、トルコと北キプロス・トルコ共和国が、この点で強い意思と善意を大変明確な形で表わしていると述べた。

北キプロス・トルコ共和国が直面するあらゆる制裁と制約にもかかわらず確立した健全な民主主義と、経済危機にもかかわらず経済発展を続ける卓越したパフォーマンスに注目するダウトール首相は、「北キプロス・トルコ共和国は、今日これまでにないほど安定しており、希望を持って将来を見つめる見識を持っている。」と述べた。

シリアでの動向を考慮すると、東地中海が繁栄と安定の地域であることは、全当事者にとって重要であると伝えるダウトール首相は、「現在世界で大危機が起こっているが、唯一肯定的に行われている交渉は、キプロス交渉くらいのものだ。願わくば、この交渉の結果、恒久的な解決策に到達し、すでに半世紀が過ぎたこの危機が終了する方向で、両国民も支持する解決策に一緒に到達するであろう。」と述べた。

(2015年12月1日)

 
 キプロスといえば、財政破綻して銀行預金に課税したことが記憶に残っていますが、そのときに多くの外国人口座(主にロシア人口座)が損害を被りました。

 で、キプロスの財政破綻もギリシャと同様に、EUからの借金で首が回らなくなったワケで、EUに押し付けられた緊縮政策で国民が青色吐息なのも、ギリシャと同じ。

 ただしキプロスの場合、南部と北部は住民によって明確に分かれていて、南部はギリシャ系住民北部はトルコ系住民で占められ、北部のトルコ系住民は1983年に分離独立を宣言して、「北キプロス・トルコ共和国」を名乗っていますが、国際的にはまだ認知されていませんw。
 


キプロス – Wikipedia

 
 したがって、キプロス経済危機は南キプロスのギリシャ人居住区に限定された話になるワケで、つまりキプロス経済危機もギリシャ経済危機も、同じギリシャ人によって引き起こされた「双子の経済危機」という話で、問題の根底も同根=EUに借金漬けにされたというコト。

 で、EU(ECB:欧州中央銀行)の走狗であるギリシャのチプラス首相が、EUの意を汲んで?トルコにロシア機の撃墜を唆し、トルコもEU加盟をチラつかされ…

踏み絵を踏んでしまったのか?

…と、妄想が広がりますw。

 その他にも、北キプロスのトルコ系住民の安全保障も絡んでいるかも?キプロスにはNATOの軍事基地もあり、西側にとっては便利な手駒のひとつ。
 

ギリシャ首相:トルコ軍のパイロットは神経質だ
SPUTNIK 2015年11月30日 18:15(アップデート 2015年11月30日 20:44)
 

 
ギリシャのチプラス首相は、トルコ空軍によるロシアの爆撃機スホイ24への攻撃と、この事件の後、トルコによるギリシャ領空の侵犯回数が減少したことについてコメントした。

チプラス首相はツイッターに、「皆さん(トルコのパイロット)はロシアに対して神経質だが、幸いなことに、我々のパイロットたちは、神経質ではない」と書き込んだ。
 

 
11月29日、ギリシャ軍参謀本部は、トルコ空軍がロシア機を撃墜した後、エーゲ海上空でのトルコ機によるギリシャ領空の侵犯がなくなったと発表した。

なお、ロシア機が撃墜される前、トルコは一日に数十回ギリシャ領空を侵犯しており、11月初旬からは50回以上の領空侵犯が確認されていた。

参謀本部の情報によると、11月24日、トルコ空軍によるギリシャ領空の侵犯は一度もなかった。なお11月25日、トルコ機6機からなるグループ(うち2機は武器を搭載)が、一度ギリシャ領空を侵犯したが、その後、領空侵犯の情報はないという。

ロシア・トルコ関係は、火曜日シリアでロシアのスホイ24爆撃機がトルコ側により撃墜された事件の後、危機的状況となっている。

24日、ロシア機スホイ24が、シリアで墜落した。ロシアのプーチン大統領は、ロシア機について、シリア上空でトルコのF -16戦闘機の「空対空」型ミサイルによって撃墜され、トルコとの国境から4キロのシリアで墜落したと発表した。プーチン大統領は、テロリストの共犯者たちによる「裏切り行為だ」と指摘した。

ロシア国防省の声明によると、パイロット1人は脱出して降りる最中に地上から攻撃されて死亡、またパイロットの救助作業を行っていたヘリコプター「ミル8」も攻撃され、作業に参加してした海兵隊員1人が死亡した。

 
 話が入り組んできましたが、「金融危機」という問題を中心に考えれば、全ての整理がつきます。

 シリアでの内戦の発端は、チュニジアからはじまった「アラブの春」の余波であり、アメリカによって仕込まれたもの。
 

 
 そしてそれは、「中東の資源」の略取を目的としたものであり、「資源」=「現物」を独占することによってのみ…

金融システムは延命できる

…という簡単な理屈に基づき、すなわち…

1%の巨大資本家の利益

…を守る為に「戦争」「紛争」が利用されるという話。

 そうした1%ターのお零れに与ろうする有象無象の連中や、メフィストフェレスの誘惑のような甘言に釣られた連中が、現状の金融システム=利権システムを守ろうと蠢いているワケです。

 そういえばつい先日、中国の人民元が主要通貨の仲間入りを果たしましたが、その一方で、ロシアのルーブルを市場から締め出そうという動きもあって、金融マフィアは中国に「秋風」を送ってロシアと中国の分断を図り、シリアの状況をEU側のイニシアチブの下に引き戻そうとしているのではないか?

 中国がメフィストフェレスの甘言に釣られるようであれば、ロシアの立場も苦しくなりますなw。
 

中国 人民元 第3の主要通貨に
テレビ東京WBS 12月1日

IMF=国際通貨基金は30日、中国の人民元をドル、ユーロに次ぐ第3の主要通貨としてSDRの対象に加えることを決めました。

IMF加盟国は出資額に応じてIMFが発行したSDR=特別引き出し権を持っています。自分の国が金融危機に陥った時などにSDRを使ってドル、ユーロ、ポンド、円の4通貨を手に入れることができます。今回、この通貨の中に新たに人民元が加わります。

日本経済への影響について専門家は各国が人民元の保有量を増やすことで円安元高が進み中国人観光客による爆買いが加速するメリットがあると分析しています。

また中国の工業製品や農産物の値段が上がることで中国と競争関係にある国内の企業や農家にとっては追い風になるといいます。ただ一方で購買力が強くなりすぎると日本の土地や不動産が高値で買い占められるなどのデメリットも考えられるといいます。 

 
 早い話が…

世界はカネを中心に回っている

…というワケで、もちろんそうでない国もありますが、トルコを例に挙げると、トルコ国内のクルド人の自治は弾圧しておきながら、北キプロスのトルコ人の自治は国を挙げて援助しているワケですから、「ダブルスタンダード」と批判されても仕方ないワケで、そうした「矛盾した倫理」メフィストフェレスが付け入るワケですw。

 そういえばボブ・ディランの「ジョーカーマン」という歌に…
 

False-hearted judges dying in the webs that they spin
不誠実な裁判官は、自分の蜘蛛の巣に囚われ瀕死の状態

 
…という一節がありますが、「矛盾」から目を逸らし続けているとやがて身を滅ぼすというコトなんですかね?

 クドいようですが「全てはカネ絡み」で進行してて、トルコの石油密売ビジネスなんて2012年には知られていたのに、それが放置されていたのは、シリアの石油を掠め取ろうとする「金融資本家」の思惑が国際政治に大きく影響していたからで…

欧州の金融危機

…を何とか誤魔化そうとする「金融マフィア」の思惑によるもの。

 おそらくロシアもそれを知りつつ黙っていたのは、BRICSを立ち上げるに当って、急激な金融システムの混乱は望まなかったからではないか?

 で、ここにきて「シリア難民」が急増したことで、「難民」に紛れたテロリストがロシアにも潜入することに危機感を募らせ、やっと?真実を公表する気になった…ということですかね?

 ギリシャ、キプロスの国家破綻の危機、BRICSの立ち上げと、「金融」絡みで世界が大きく揺れているのと平行して…

テロとの戦い

…が繰り広げられたのがこの4、5年。

 プーちゃんが難しい政治判断を重ねたであろうことは察するにしても、やはりBRICSと天秤にかけていたという点では…

ここまで事態が悪くなる前に手は打てたろうに

…という思いは否めず、プーちゃんを「英雄」のように持ち上げる気にはなれないワケですw。

 それでも?世界の指導者の中では一番マトモな部類ではあるのでしょうがw。

 あと「原発」に関しても、日本に技術協力を申し出る前に、チェルノブイリ原発事故をキッチリ処理し、自然環境を元通りにしてからが…

スジなんじゃないのw?
 

ロシア・トルコ外相が会談へ=撃墜後、初の閣僚級協議
時事 2015年12月02日 22時20分

 【モスクワ時事】ロシア国営テレビによると、ラブロフ外相は2日、トルコのチャブシオール外相と近く会談する考えを示した。実現すれば、両国の閣僚級会談は、11月24日に起きたトルコによるロシア軍機撃墜後、初めて。両国関係の緊張緩和につながるかどうかが焦点となる。パリ同時テロ後に「対テロ連合」構築が模索される中、ロシアとトルコの関係悪化に国際社会の懸念が広がっていた。

 外相会談は、セルビアで3、4両日に行われる欧州安保協力機構(OSCE)会合に合わせて行われる見通し。ラブロフ氏は訪問先のキプロスで記者会見し、「(トルコが提案している)会談から逃げない。チャブシオール氏の話を聞く」と語った。

 ただ、ロシアはトルコに謝罪を要求。また、「過激派組織『イスラム国』から石油を密輸している」として、トルコを非難している。トルコへの経済制裁も決めており、ロシアは対立の長期化も辞さない構えとみられる。アントノフ国防次官は2日、記者会見で「石油密輸にトルコのエルドアン大統領と家族が関与している情報がある」と主張した。

 
 
 
 

人間ナメんなよ!

でわっ!

 
 

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