ドッチもドッチ

 サウジアラビアがシーア派指導者を処刑したことで、その波紋が世界中に広まっています。日本からすれば遠く離れた中東地域の出来事と、他人事のように捉えているワケですが、日本企業が多数進出しているインドネシアはイスラム教国であり、他にもブルネイ、マレーシア、パキスタンなどが挙げられます。

 つまり、イスラム圏の問題を「他人事」と悠長に構えてはいられないワケで、日本と関係の深いASEANのなかでも、2億5千万人と日本以上の人口を有するインドネシアが、今回のサウジアラビアの処刑に対して非難声明を出したことは、今後の日本の態度如何では両国の関係に支障が出る恐れがあり、貿易が低迷するような事態になれば日本経済はますます悪化するということ。
 

インドネシアが、サウジによるシーア派指導者の死刑を強く非難
IRIB 2016/01/04(月曜) 23:11

インドネシア大統領の報道顧問が、サウジアラビアのシーア派の指導者ナムル師を処刑し、殉教にいたらせたサウード政権の措置を強く非難しました。

イルナー通信によりますと、インドネシア大統領の報道顧問は4日月曜、地域の緊張を拡大しようとしたサウジアラビア政府の努力を批判し、「ナムル師の処刑は、人権に関する国際法規に反するものだ」としました。

同顧問は、「サウジアラビア政府の不公正や独裁に抗議したことを理由としたナムル師の死刑執行は、サウード政権が自らの権利を求める国民の声を消そうとしていることを示すものだ」と語りました。

サウジアラビア内務省は2日土曜、声明を出し、同国のシーア派の指導者ナムル師を国家治安を脅かす活動を行った他の容疑者46人と共に処刑したと発表しました。

サウード政権による有力な聖職者ナムル師の処刑は、地域や世界の大きな反発に直面しています。

 
 サウジアラビアとアメリカは同盟関係にあり、アメリカと同盟関係にあるのが日本ですから、インドネシアの国民からすれば…

日本はサウジアラビアの同盟国

…と考えられているかも知れませんw。
 
インドネシア共和国 基礎データ – 外務省
 
 また、ベルギーのサウジアラビア大使館にも抗議の群集が集まったようですが、こちらはイスラム教徒というよりは純粋に「人権問題」として、人権擁護を訴えるベルギー国民の集会のようです。
 

ベルギーのサウジ大使館前で大規模な抗議集会
IRIB 2016/01/05(火曜) 01:32

ベルギー・ブリュッセルのサウジアラビア大使館前で、シーア派指導者の処刑を非難する、大規模な抗議集会が行われました。

アルアーラムチャンネルが4日月曜に伝えたところによりますと、この集会の参加者は、サウード政権と、そのイスラム教徒に対する犯罪を非難する中でスローガンを叫びました。

これらの参加者はまた、罪のない人々の殺害や、この政権による尊厳の蹂躙を非難しました。

さらに、国際的な組織や機関に、サウジ政府の犯罪を停止するため、緊急措置をとるよう求めました。

 
 ま、人権問題を言い出すと、サウジアラビア以外のイスラム教国にしても、「ムチ打ち」だの「腕斬り」だのといった旧来の刑罰を、イスラムの教えに従っていまだに執行している国が多く、サウジアラビアだけを非難するのもアレなワケですが、問題なのは、そんなサウジアラビアがですよ?「国連人権理事会」のメンバーに名を連ねているというコト。
 

イギリスの各政党が、サウジの国連人権理事会への加盟を批判
IRIB 2016/01/04(月曜) 23:15

イギリスの複数の政党の党首らが、同国政府に対し、サウジアラビアの国連人権理事会への加盟をめぐる採決におけるイギリスの役割を明示するよう求めました。

イギリスの新聞インディペンデントによりますと、サウジアラビアのサウード政権により、1日で47人が処刑されたことを受け、イギリスの緑の党や自由民主党は、サウジアラビアの国連人権理事会入りの是非を問う採決でのイギリスの役割をはっきりさせるよう求めています。

内部告発サイト・ウィキリークスと関係のある外交筋は昨年、「イギリスは、サウジの国連人権理事会入りをめぐって同国と取引し、結果的に秘密票決によりサウジは国連人権理事会入りを果たした」と表明しました。

イギリスの政府関係者はこれまでに、この暴露行為に反応を示していませんが、採決後国連人権理事会の47のメンバー国にイギリスとサウジアラビアが名を連ねました。

各人権団体はイギリスのキャメロン政権を、サウード政権による人権蹂躙行為を無視しているとし非難しています。

こうした非難は特にこの数日、サウジアラビアで同国のシーア派指導者のナムル師が処刑されたことを受け、高まっています。

 
 ウィキリークスの情報が確かであれば、イスラム教国が矛盾を抱えているように、「人権先進国」である西側の国々も矛盾を抱えていることになります。というか?イスラム教国の矛盾につけ入るような真似をしているワケですから…

余計にタチが悪い

…のではないかと?

 ま、「人権問題」に関しては日本もサウジアラビア並み?の後進国なので、エラそうなコトを言えた義理じゃないんですケドw。
 
「特定秘密保護法」は国際基準を下回っている
 

「シャラップ!」国連委で日本代表大暴言 人権問題追及にブチギレた「お粗末やりとり」
J-CASTニュース 2013/6/10 19:39

 英語で「シャラップ(Shut up)!」といえば、日本語の「黙れ!」に相当する。米国留学の経験がある人いわく、「かなりキツい言い方。公の場で使う表現ではない」。

 そんな暴言を、国連拷問禁止委員会という国際的な席で、日本を代表して参加した「人権人道担当大使」が連発して物議をかもしている。しかも日本の人権意識を追及されての「逆ギレ」発言だ。
 
「自白に頼る日本は『中世』」指摘され…

 問題の発言があったのは、2013年5月21~22日にかけて開かれた国連拷問禁止委員会だ。同委員会では国連加盟国を対象に、警察など国家権力による拷問などの非人道的な扱いがないかを調べており、今回は日本が2007年以来2度目の審査対象として選ばれた。

 公開されている中継動画や会議要旨、また日本弁護士連合会代表団として傍聴していた小池振一郎弁護士がブログで記したところによると、事の次第は以下のようなものだ。

 発端となったのは、22日の審査終盤にモーリシャスの委員から出た「日本は自白に頼りすぎではないか。これは『中世』の名残である」という日本の刑事司法制度への批判だ。

 これに、日本側の代表として派遣されていた外務省の人権人道担当大使・上田秀明氏が色をなした。動画では生々しいその模様がしっかり記録されている。

 上田氏はややギクシャクした英語で、日本代表としての最後のあいさつを行った。その中で、「日本は『中世』ではない」と上記の発言を打ち消すとともに、

「我々は、この分野(人権問題)において最も進んだ国家である」

と高らかに宣言した。

 しかしこれに、会場の一部からは笑いが起きた。あるいはジョークと思われたのかもしれない。ところがその瞬間、

「ドントラフ(笑うな)!」

 上田氏の叫び声に、出席者たちは驚いた様子で、一斉に視線を集中させた。空気が完全に凍りつく中、さらに上田氏は、

「なぜ笑うのか! シャラップ! シャラップ!」

と、「シャラップ」を連呼、満足げにしんとした会場を見渡しながら「我々は、この分野において最も進んだ国家である」と繰り返し、得意げに「それが我々の誇りだ」と付け足した。
 
取り調べ問題など多数指摘されていた

 日本政府は、国際的な人権問題に積極的に取り組む「人権外交」を標榜している。人権人道担当大使はその「顔」として2005年に新設された。また上田氏は駐オーストラリア全権大使などを歴任したベテランだが、その振る舞いはあまりにも大人気なく、公開された動画には「国の恥だ」などという声も寄せられている。

 そもそも笑われても文句を言えないほど、同委員会では日本への厳しい追及が相次いでいた国内報道では慰安婦問題ばかりがクローズアップされたものの、むしろ厳しい批判が多く寄せられたのは、日本の警察制度の問題点についてだ。特に他の先進国に例を見ない長期の拘束と、連日の取り調べを伴う留置場制度に対しては、廃止も含め検討するよう求められるなど、日本側は多数の改善要求を突きつけられている。そこに来ての「シャラップ!」は問題だ。なおこの件につき外務省に取材を申し込んだが、担当者が不在のため回答は得られなかった。

 ちなみに「シャラップ!」には、米国の若者言葉で「マジで?」という比較的軽い意味もあるという。上田氏の発言には、それこそ「マジで?」の声が多く上がりそうだ。

 

 
情け無い!…orz

 というワケで、日本も「人権」に関しては他人を非難できるような立場じゃないのが悲しいですw。現に…

辺野古はどうなのよ?福島は?
 
 
 
 

人間ナメんなよ!

でわっ!

 
 
追記:

ドイツ紙、「サウジは石油とテロ以外に世界に輸出するものはない」
IRIB 2016/01/04(月曜) 19:37

サウジアラビアでの集団処刑と、同国政府に対する強い非難を受け、ドイツの新聞ビルドが、「ドイツの旧来からの同盟国サウジは、石油やナツメヤシ、テロ以外に世界に輸出するものはない」と報じました。

ビルト紙は4日月曜、最近ドイツのガブリエル副首相のサウジ訪問と、同国政府関係者との会談の様子を撮影した写真付きの詳細な記事の中で、サウジとの関係継続に努めるドイツ政府を批判しています。

ドイツの左派や緑の党、社会民主党といった野党はしばらく前から、ドイツ政府とサウジアラビアとの武器取引の発覚を受け、現在のメルケル政権を強く批判していましたが、最近の出来事に注目し、批判の高まりとともにサウジとの武器取引の見直しを求めています。

緑の党や左派勢力は、こうした立場表明に加えて、サウジの政策を対ISIS政策と比較しています。

また、ドイツ社会民主党も同国政府に対し、サウジとの政治的な関係を経済的な利益よりも優先させるよう求めています。

 
 

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