サウジアラビアとイランが戦争とな?

 サウジアラビアとイランが国交断絶し、他の石油成金王国もサウジアラビアに追従するようで、第三次世界大戦が始まるかのような論調も増え、世界がソッチに誘導されつつあるような印象を受けるワケですが?
 

米中央軍元司令官「サウジとイランの紛争が、全面戦争に発展する可能性あり」
SPUTNIK 2016年01月05日 22:20
 

 
米中央軍元司令官のアンソニー・ジーニー退役海兵隊大将は、Fox Newsのインタビューに答えた中で「サウジアラビアとイランの間の紛争がエスカレートすれば、全面戦争に発展する可能性がある」と警告した。

ジーニー元大将は、次のように述べたー

「今の状況は、地域の経済と安定に無関心ではいられない国々すべての懸念を呼び起こしている。非常に心配なニュースだ。もし、何らかの深刻な形で紛争が先鋭化した場合、それはイランとサウジの間の全面戦争に発展する恐れがある。それは、ペルシャ湾地域に近づくことを不可能にし、船の航行や原油ガスの輸送を制限するものとなる。

またサウジとイランの間の紛争は、ダーイシュ(IS, イスラム国)との戦いから人々の目をそらし、米国政府を支持する地域の国々の国内情勢不安定化を誘発することにつながるだろう。」

 
 元司令官が言うところの「全面戦争」とは、サウジとイラン二国間の限定的なものなのか?それとも主要各国を巻き込んだ第三次世界大戦に発展するのか?は判断つきませんが、第三次世界大戦になる場合でも、その口火を切るのはサウジとイランなワケですよね?

 ならば、とりあえずサウジとイランの戦力比較をしてみようという話。
 

サウジの軍隊は「張り子の虎」?
AOIA株式会社 2015年5月2日

(前略)

「サウジ軍にイエメンを制圧する力はない」

 中東の軍事に詳しいイスラム専門家はこう語る。実は、サウジ軍の実力は思いのほか低く、実態を見ると「王室護持」を最優先とする同国の歪んだ実情が見えてくる。

 昨年、スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が発表した二〇一三年世界軍事費ランキングが専門家の間で話題を呼んだ。近年、一位から三位は米国、中国、ロシアで不動だが、四位にサウジが入ったのだ。前年までは日本よりも低い七位であり、一気に順位を上げた。四月十三日には一四年版が発表され、サウジはやはり四位だった。一四年のサウジの軍事費は八百八億ドルと前年より一七%増加し、三位のロシア(八百四十五億ドル)に肉薄している。

 これだけ見ればサウジは「軍事大国」に見えるだろう。前出イスラム専門家が解説する。

「サウジは『軍事費大国』に過ぎない。大量の武器を欧米から購入している『兵器大国』ともいえる」

 米軍事専門誌「IHSジェーンズ」がまとめた報告書によれば、一四年のサウジの武器輸入額は六十五億ドルに上り、インドを抜いて世界トップになった。一五年の輸入額は九十八億ドルに上る見込みで、世界の武器取引総額の約一五%をサウジが占めることになるという。

 冒頭の戦略研究家はこう語る。サウジは日本に匹敵する「F-15戦闘機」保有国(約二百機)であり、近年ではミサイル防衛システム「PAC-3」を輸入しているほか、英国からは戦闘機「ユーロファイター・タイフーン」を導入している。

 しかし、サウジ軍の規模をみると拍子抜けする。英国の国際戦略研究所(IISS)のデータによると、兵力は概数で陸軍七万五千人、海軍一万三千五百人、空軍二万人、防空軍(戦略ミサイルを運用)一万六千人だ。サウジの宿敵であるイランは、陸三十五万人、海一万八千人、空五万二千人だ。イランの場合、これに革命防衛隊の十二万五千人が加わる。サウジの人口がイランの半分弱であることを差し引いても、兵力が四分の一以下なのだ。

「一九五二年にアリー王朝が倒されたエジプト革命を目の当たりにして以降、サウジ王室は軍に全幅の信頼を置かない

 クーデターを恐れるあまり、国よりも王室を守ることが優先された結果、兵力は最小限に抑えられている。軍基地は主要都市から離れた僻地に置かれることが多く、「せっかく買った兵器を砂漠の倉庫に死蔵させている」(外信部記者)というから、王室の軍恐怖症は病的だ。

 そのため、軍とは別に「国家警備隊」という準軍事組織があり、約十二万人の兵力を持つ。アブドルアジズ初代国王の私兵「イフワーン」が前身で、王室警護や国内の治安維持、国境警備についている。あくまで王室親衛隊であり、他国の紛争にまで介入するイランの革命防衛隊とは性格を異にする。

 結果として正規軍の兵士は士気が低く、練度もたかが知れており、「パキスタン軍がいなければまともに動かない」(前出イスラム専門家)とまで言われる。

 今回もサウジはパキスタンに軍事援助を要請したが、国内の過激派対策でそれどころではないと断られた。

(後略)

 
 ま、両国がガチで戦火を交えれば、身を滅ぼすのはおそらくサウド王家。当然そのことを自覚しているハズですから、今回の「ポーズ」は、世論を引っ掻き回して、トルコに向けらている糾弾の声の矛先を逸らす目的があるんでしょうなw。
 

トルコ大統領レジェップ・タイイップ・エルドアンが、ニムル・アル・ニムル処刑のわずか数日前にリヤドで、サウジアラビアのサルマーン王と“戦略的サミット”を行ったことには、おそらく大きな意味があるだろう。…

「マスコミに載らない海外記事」より

 
 トルコと$$団の関係追求は、「芋蔓式」に欧米の偽善的シリア介入を暴きだすことになるワケで、現在の状況=世界の目がトルコの石油密売ビジネス+$$団への軍事援助という「不都合な真実」から、「第三次世界対戦」の憂慮に向かってくれれば都合がイイ人たちが、イッパイいるワケですw。

 元米軍司令官も…「サウジとイランの間の紛争は、ダーイシュ(IS, イスラム国)との戦いから人々の目をそらし云々」…と言っているように、今回の件はシリアの問題を片付けるのに障害になるだけであり…

それで得をするのは誰か?

…と考えれば、このシナリオの大鶴義丹…もとい、大筋合意も見えてくるというもの。

 ということは、ここはブレずに、先ずはトルコの行状を詳らかにしてシリア問題を片付け、ついでに難民問題も片付け、そのうえで…というのが「分別ある判断」ではなかろうかと?

 ときに、先のリポートにも書かれている「イフワーン」ですが、早い話が「ワッハーブ主義者」であり、すなわち$$団と同じメンタリティーを持つワケで、サウド王家は…

$$団を親衛部隊にしている

…という話でもあります。
 
イスラム国を理解するには、サウジアラビアの過激主義「ワッハービズム」を知らなければならない
投稿日: 2014年09月12日 12時43分 JST 更新: 2014年11月11日 19時12分 JST
アラスター・クルーク 元イギリス秘密情報部(MI6)幹部 中東担当
 
 ザックリ言うと、第一次世界大戦の混乱期に成り上がった「盗賊集団」の伝統を引き継いでいるのがサウド王家であり、それに連なるのが石油成金王国の首長たちだということで、ひいては20世紀の文明とは、こうした「盗賊集団」が供給する「石油」によって成り立ってきたワケであって、「石油文明」を享受している現代人すべてが「盗賊集団」のお世話になっていますw
 


アブドゥルアズィーズ・イブン・サウード(1)とパーシー・コックス(2)

 
 ま、石油は何も中東だけから買わなくてもいいワケですケド…

ナンダカなw?

 こういう構図って、無邪気に原発の電気を享受してきた都市部の人間にも重なるようで、「真実」を知るのって辛い…それでも!
 
 
 
 

人間ナメんなよ!

でわっ!

 
 

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