函館地震+熊本地震のコンボ

 つい先日、政府の地震調査委員会が「2016年度全国地震動予測値図」を公表し、ニュース報道されたばかりです。

大地震確率 太平洋側が上昇 6弱以上30年内予測 関東は横ばい
東京新聞 2016年6月11日 朝刊

 東京新聞の記事に掲載された地図は以下の様なもの。

 で、ソースである「地震調査研究本部」のホームページを参照すると、pdfファイルがダウンロードできます。

全国地震動予測地図 pdf

 当該ファイルを開くと様々な条件に基づく地震予想図があり、どれが本質的に重要なのか良く分からないというのが正直な感想で、震度5の予想図からすれば、ほぼ全国が高確率で地震に見舞われるようです。

 そのなかでも先日地震に見舞われた函館などは比較的確率の低い地域に当りますが、それでも地震は起きたワケです。つまり、先ず考えなければならないのは原発の問題…でしょ?


地震速報-気象庁

 原発の稼動に伴う核のゴミ(環境汚染)もアレですが、より直接的=逼迫した危機をもたらす原発事故の被害規模は、地震の影響で発生した福島第一原発事故(メルトダウン)の一件で全ての国民に周知され、日本に原発を建設するなんて自殺的行為ですw。

 1500ガルを超える地震がスグ近くで発生したというのに…

620ガルまでは安全です♪

…と、頓珍漢な事を言っている大臣がいましたなw。

丸川珠代担当相、川内原発「停止させる必要ない」 なぜ?【熊本地震】
The Huffington Post | 執筆者:HuffPost Newsroom
投稿日: 2016年04月16日 20時05分 JST 更新: 2016年04月16日 20時05分 JST

目が死んでるw!

 それはさて措き、地震の大きさを表す単位に「震度」、「マグニチュード」、「ガル」などがあります。ワタシにとっては馴染み深い「震度」ですが、なんと?1997年までは「体感」で決められていたということで、けっこうアバウトだったようです。

 たとえば、「棚から物が落ちる」が震度6だとして、その状況って全ての建造物に共通するの?という話。全ての家が同じ構造、間取りであれば、同じように「棚から物が落ちる」という状況も発生するでしょうが、大小様々な建造物に画一的な条件を当て嵌めるなんてフツーに考えてムリでしょ?

 そんな「体感基準」が1997年まで続けられていたことに先ずビックリ。で、以後気象庁は「震度計」を基準にするワケですが、「震度計」は直接震度を計測するものではなく、地震波を記録し、それを元に震度を計算するもので、直感的な「震度」=「体感」と馴染まない側面があるようです。

第1回 「震度」は時代に合わない表記
建築&住宅ジャーナリスト 細野 透氏 2006年10月11日

…一般人は震度になじんでいるのだが、震度の仕組みを知ろうとして一歩先に進もうとすると、対数を含む式が登場。その瞬間にコミュニケーションは困難になってしまう。文化系の人間のほとんどは対数が苦手なので逃げ腰になってしまうし、実のところ対数は理科系の人間にも分かりにくい「記号」だ。工夫を凝らしてつくった仕組みなのに、対数が障壁になって深く理解してもらえないのだから「喜劇」と呼ぶしかない。…

…また、震度の計算には、工学的な処理をした実効加速度「a」を使うので、最大加速度が大きくても震度が大きくなるとは限らない。そのために、2003年5月の宮城県沖地震で大船渡市の最大加速度は1105ガルだったが震度は6弱、2003年9月の十勝沖地震で浦河町の最大加速度は349ガルだったがやはり震度は6弱だった。ここでも構造設計者がほしいのは、震度よりはその背景にある実効加速度「a」や最大加速度の値だ。…

「目くらまし」の計測震度にはそろそろ退場してもらった方がいい。代わって、実効加速度「a」および「地震波の最大加速度、最大速度、最大変位、継続時間、卓越周期」に関する生の数字をそのまま公開し、それぞれの数字に“ 体感的”な解説を付け加えるスペック方式に転換すべきだ。特に、実効加速度「a」は工学的に処理された加速度で、地震波の揺れの周期や継続時間を考慮し、さらにノイズもカットされているために、地震が建物に伝える破壊力をそのまま表現できていると考えられる重要なデータになる。…

 現状、「震度」は目安に過ぎないというコトらしく、震度=ガルではないという話。したがって、地震調査委員会が公表した「確率図」をムダだとは言いませんが、震度=ガルでないなら日本全国が危険地域であると見做す必要があるワケで、当然の如く…

原発などもってのほか!

…という理屈になりませんかね?
 
 
 
 

人間ナメんなよ!

でわっ!

 
 

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