相対関係と絶対関係

 今上天皇陛下の生前退位(譲位)に関しては「特別法」を設けて対応すればイイという意見も見られます。

一般法・特別法 – Wikipedia

 Wikiに書かれた内容からすると、「天皇」という特別な対象にのみ適用される「特別法」という考えは順当であると言えますが、そもそも「皇室典範」そのものが特別法のようなものであり、であるならば新たに特別法を設ける必要は無く、「皇室典範」を改正すれば済む話です。

 また、特別法とは一般法に対して相対的な関係にある法律であって、「皇室典範」に相対する一般法とは?となると「民法」もしくは「憲法」になり…

特別法は一般法に優先する

…ということであれば、特別法(皇室典範)が憲法に優先するということにもなり兼ねません。しかしそれでは第98条1項

この憲法は、国の最高法規である

…という条文と矛盾し、憲法が意味を成さなくなります。

 つまり特別法論者は憲法を理解していないか、確信的な憲法の破壊者ということになり、憲法改悪を推し進めようとしている安倍(歪)内閣であれば当然後者かと?

 いずれにせよ特別法を制定するには特別の住民投票を実施しなければならず、今回の場合「国民統合の象徴」である天皇に関する特別法ですから…

国民投票

…になり、世論調査によると今上天皇陛下の生前退位(譲位)を国民の8割が支持しているそうですから、生前退位に関する特別法が成立することはほぼ間違いありません。

 ただしあくまでも憲法の下位に置かれることが前提で、「特別法」を憲法に優先させることはできませんし、また今上天皇陛下一代限りの特別法を制定したとしても、皇位を継いだ皇太子殿下が生前譲位を望まれたら再度「特別法」を制定するワケですか?そして再度国民投票を実施すると?日本国民の生活を慮る今上天皇陛下の「お気持ち」からすれば、ワタシにはその意に反するように思えるのですが?

 一方、憲法の視点からすると、第18条

何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない。

…の「何人」は天皇をも含み、もし「皇室典範」が奴隷的拘束を天皇に強いるのであればそれは憲法違反であり、「皇室典範」の改正は避けて通れません。
 

 
 「皇室典範」は皇位の継承順序は規定していますが、皇位の継承手順については特に規定していません。したがって「解釈次第」で如何ようにも受け取れるという不備があり、「内閣の助言と承認」により…

死ぬまで皇位に拘束される

…という状況が生じることにもなります。しかし刑罰の場合を除き本人の意に反した「奴隷的拘束」は憲法違反であり、ワタシたち国民は憲法を蔑ろにしている安倍(歪)内閣を糾弾し、今上天皇陛下を「魔の手」からお救いしなければ…

「国民の理解を得られることを、切に願っています。」

…という今上天皇陛下のお気持ちを踏みにじるコトになり、と同時に今上天皇陛下も尊重し擁護されている…

日本国憲法を無視する

…という二重の過ちを犯すコトになります。
 

 
 そのことに気づけないようであれば伊丹万作氏の…

日本の国民というものは永久に救われるときはないであろう。

…という予見も現実のものとなってしまうのでしょう…残念ながら。
 
 
 
 

人間ナメんなよ!

でわっ!

 
 
追記:

 先日ライターのガスが切れたので仏壇からマッチを拝借したところ、マッチの箱に描かれたイラストがあまりにキュートで一目惚れしてしまいましたw。
 


株式会社中外燐寸社

 
 誰が考えたのか知りませんが、太鼓とライオンの組み合わせなんてシュールです。ダダです。マン・レイですw。
 
 

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