トルコの事情

 結論から先に言うとトルコは…

北キプロス・トルコ共和国

…という火種を抱えているというコト。
 
非公認の国々 – 北キプロス
 
 IMFの指導で銀行口座に課税して騒がれたキプロスは、南北に分断された状態が1974年から続いています。
 


キプロス – Wikipedia

 
キプロスの変遷:

1878年 オスマントルコとイギリスの軍事同盟が結ばれ、イギリスに租借される。

1918年 第一次世界大戦が終結し、オスマントルコは敗戦国になる。

1925年 オスマントルコの領土からイギリスの直轄植民地となる。

1960年 イギリス統治下での北部=トルコ系住民、南部=ギリシャ系住民という分断統治の影響を残したまま、「キプロス共和国」として独立。

1963年 ギリシャへの帰属をめぐり「内戦」が勃発。

1964年 国連軍が派遣されて内戦は終息。そのままNATOがキプロスに駐留。

1974年 ギリシャ系右派によるクーデターが勃発すると、トルコはトルコ系住民の保護を名目に派兵して北部を征圧。

1983年 「北キプロス・トルコ共和国」を宣言(国連未承認)。
 


北キプロス・トルコ共和国 国旗

 
 トルコのエルドアン大統領はイスラム原理主義者であり、それ故に$$団に加担しているという見方もできますが、政治的には…

同朋を人質に取られている

…という状況にあるワケです。

 で、キプロス島はシリアの目と鼻の先にあり、NATO軍=西側がシリアに軍事介入するには格好の拠点
 

 
 また、ギリシャとキプロスは双子の財政危機国家で、現在EUとIMFの監督下にあります。

 トルコがEU加盟を望むのも、トルコ系住民(旧オスマントルコ国民)の安全保障が背景にあると思われ、NATO軍にトルコ系住民を人質に取られているかのような状況では、おいそれとロシアに鞍替えできませんし、そうはさせじと、テロを含めた「揺さぶり」を掛けてくることが考えられますw。

 それでも両国の関係が改善の方向に向かっているとしたら、ロシアが何らかの安全保障=軍事的プレゼンスをトルコに示したのかも?

 例えばロシア空母の地中海(シリア)派遣は、内戦(紛争)が終息してからも空母がシリアに常駐するようになれば、$$団アルカイダに睨みが利くことに加え…

キプロスのNATO軍への牽制

…にもなり、トルコとしても有難いんじゃないかと?

 とはいえ、イカレた連中を…

第三次世界大戦も辞さず

…というところまで追い詰めると、巻き添えに遭う危険性が高まるワケですら…

絶妙なバランス感覚

…が求められ、また、第三次世界大戦へと誘導するかのような世論操作に対しては、断固反戦の立場を貫く…

国際的な民意の圧力

…が大きな「カギ」になります。
 

 
 各論としては難民問題、クルド人問題、軍産複合体や石油の利権もありますが、トルコにとっての最重要案件は「北キプロス・トルコ共和国」のハズ。

 この点から読み解かないと、トルコの矛盾する行動の真意を見誤ってしまうのではないかと?

 で、先の「絶妙なバランス感覚」に関して言えば、プーちゃんにそれが備わっていることを切に願う次第ですw。
 

米国、ロシアの外交官35人をワシントン、サンフランシスコから追放
sputnik 2016年12月30日 04:23(アップデート 2016年12月31日 00:03)
 

 
米国に駐在するロシア人外交官らには72時間以内に国外に出るよう通達がなされた。ロイター通信が匿名の米国人役人からの情報を引用して報じた。

情報筋によれば、72時間以内の米国からの出国命令が出されたのはロシア人外交官35人。

米国は29日、新たな制裁措置を取った。大統領選挙の結果に影響を及ぼそうと試みたとして情報機関、会社数社、数人の個人を非難し、35人の外交官の国外追放を発表した。オバマ大統領は外交官らを「ロシア情報機関員」だと呼んだが、非難の証拠を出すことは一切なかった。

ロシアのペスコフ大統領報道官は先に、米民主党全国委員会のデータベースに対するサイバー攻撃へのロシアの関与を否定した。

さらに、インターネットに関するロシア大統領顧問のゲルマン・クリメンコ氏は、ロシアのハッカーに対する非難は、システムの脆弱なセキュリティを「敵の陰謀」によって説明しようとする試みだと指摘した。

 

プーチン大統領、米外交官の国外追放を拒否、逆に外交官の子らをクレムリンのヨールカ祭に招待
sputnik 2016年12月30日 21:42(アップデート 2016年12月30日 22:43)
 

 
プーチン大統領は米国の外交官のロシア国外への追放を退けた。大統領のこの声明はクレムリンのサイトに掲載された。

「我々は米外交官らのために問題を作らないでおこう。」プーチン大統領はこう指摘し、

「我々は誰も国外追放することはない。我々は彼ら(外交官)の家族や子どもが新年の祝日でいつも自分たちが利用する場所を禁じることはしない。逆に米外交官の子どもら全員をクレムリンで行なわれる新年とクリスマスのヨールカ祭に招待しよう」と語った。

 
 さんざん引っ掻き回して後のことを押し付けていなくなるヤツって…

いるよねw?

 ところでトランプ次期大統領は、無事に「第三関門」をクリアーできたの?
 
 
 
 

人間ナメんなよ!

でわっ!

 
 
追記:


とんだ置き土産

 
 

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