「AI」は空想しない

“あなたの行う行動がほとんど無意味だとしても、それでもあなたは、それをやらなければならない。”

“それはあなたが世界を変えるためではなく、あなた自身が世界によって変えられないようにするためだ。”

マハトマ・ガンディー


 
 「VR(仮想現実)」の技術を応用した「MR(複合現実)」が、次世代テクノロジーとして注目されているいるそうな。
 

今 注目されるMR=複合現実って何?
NHK NEWS WEB ビジネス特集 5月2日 13時05分

(前略)

MR=複合現実とは

MRは英語のミックスド・リアリティ=複合現実の略語で、現実世界と仮想世界を融合させた映像を作り出す技術です。SF映画に登場するホログラムのような3D映像が特徴です。今から40年前、映画「スターウォーズ」の1作目でドロイドのキャラクター、R2ーD2がヒロインのレイア姫の立体的な映像を映し出した映像として一躍有名になるなど、映画のワンシーンが記憶に残る方も多いかもしれません。

MRは、現実の風景にコンピューターによる3Dの映像を重ねて表示する最先端の技術で、SF映画のような映像を作り出すことができます。ゴーグル型の機器を装着すると、周囲の現実の風景にコンピューター映像が重なって表示されます。さらに、ゴーグルには手の動きを感知するセンサーが搭載され、手ぶりによって、さまざまな操作もできるのが特徴です。…

(中略)

マイクロソフトのホロレンズ
 

 
…MRを導入した新潟県の小柳建設の小柳卓蔵社長は「熟練の技能者たちが減っているのが業界の最大の課題です。2次元の図面を見て、頭の中で3次元化できたら1人前と言われていた。しかし、それでは技能を磨くのに何年もかかってしまう。MRで3次元のデータを共有できたら、なり手のハードルも下がる」と話していました。…

(後略)
 

 
 唐突ですが、現在若干15歳の若手棋士が破竹の16連勝を達成して多くのメディアで取り上げられ、第?次将棋ブームが訪れているようですw。
 

藤井四段16連勝 将棋ブーム再来?
MBS NEWS 更新:05/04 19:28
 

 
 史上最年少でプロ棋士となった中学3年・14歳の藤井聡太四段。4日、大阪でデビュー以降16連勝を達成しました。

 Q.調子どうですか?(記者)
 「普通です」(藤井聡太四段)

 午前9時、中学3年のプロ棋士・藤井聡太四段は少し緊張した様子で会場の関西将棋会館に入りました。4日、行われたのは「第48期将棋新人王戦」の3回戦。藤井四段の相手は「最強のアマ」との呼び声もある、横山大樹さん(26)。普段の仕事は北海道の郵便局員です。注目の対局が始まりました。将棋会館2階では、将棋を打ちに来ていた人たちがモニターに映る対局の様子を見守っていました。

 「どんな将棋をするか興味があって。我々とは手が全然違うと思いますわ」(男性・69歳)
 「同じ年齢なんですけど考えられない。雲の上の存在」(中学3年生・男子)

 藤井四段は去年12月、史上最年少でプロ入りを果たし、デビュー戦では現役最年長のプロ・加藤一二三九段を破りました。その後も公式戦では一度も負けることなく勝ち続け、今月1日には連勝記録を15に伸ばしました。

 「15連勝できたというのは驚きで、とても嬉しいです」(藤井聡太四段)

 いま子どもたちに将棋ブームは訪れているのでしょうか?ゴールデンウィークの4日、未来のプロ棋士を目指す子どもたち90人が京都に集まっていました。

 「あともう一手あれば勝てていた」(小学3年生・8歳男児)

 Q.将来の夢は?
 「将棋のプロ棋士です」(参加者・7歳男児)

 藤井四段の姿は競技人口を増やすきっかけにもなったと、大会の主催者は話します。

 「自分の子どもも藤井聡太みたいに将棋を強くなってほしいという、保護者は増えてますね」(日本将棋連盟京都梅津支部長 清水忠治さん)

 そして午後4時半。4日の対局は藤井四段が勝利し、16連勝を果たしました。

 「途中苦しい将棋もたくさんあったので、16連勝もできたのは幸運。これからも強敵が続くと思いますので、意識せずに1局1局指していきたい」(藤井聡太四段)

 
 ワタシも藤井四段をワイドショーで知った次第ですが、そこで紹介された藤井四段が幼少期にのめり込んだという「玩具」に興味を引かれた次第。
 

 


キュボロ

 
 何が言えるかというと、これはワタシの推測ですが藤井四段は…

将棋盤を「平面」ではなく「立体」=「空間」として把握している

…のではないか?つ・ま・り、旧来の「平面思考」の棋士では「空間思考」の藤井四段に勝てない…とまでは断言できませんが、勝つのは非常に難しいという話。

 幼少の頃より「キュボロ」「見えない領域」を探求し続けてきた藤井四段は、脳の基本回路が他の棋士とは大きく違うというコトで、子供ながらに…

考えすぎて頭が割れそう

…と言ったというエピソードも、脳の中で大きな変化が起こっていたからだと解釈できます。いわば藤井四段はガンダムでいうところの…

ニュータイプ

…に進化した最初の棋士なのかも知れませんw。で、藤井四段のような…

見えない領域を見る能力

…は、「訓練」と「才能」によって培われるものであり、藤井四段までとはいかなくともだれもが獲得できる人間本来の能力

 し・か・し、先の「MR(複合現実)」に人間が頼るようになり、「見えない領域を見る能力」を伸ばす努力を怠るようになればどうなるか?

人間(個人)の可能性の放棄

…であり、かつ脳の退化であって、ひいては…

人間回帰

…からも遠ざかってしまう=非人間的な社会の到来を招く危険性すらあるワケで、ワタシとしては「補助的」に利用するのはイイとしても…

MR(複合現実)バンザイ!

…という気にはなれないワケですw。
 

 
 ちなみに、「空間思考」の藤井四段を凌ぐにはその上を行く「思考」が求められるワケで、いわば…

多次元思考

…を身につけた棋士の登場を待つしかないように思われますが、「MR」に思考を丸投げするようではまず現れないのではないかと?
 
 
 
 

人間ナメんなよ!

でわっ!

 
 
追記:

【NEE2017】 シンギュラリティは来ない…東ロボくんの母・NIIセンター長 新井紀子教授
ReseMom 2017.6.2 Fri 18:30

 「シンギュラリティはこない」―東大合格を目指す人工知能(AI)、通称“東ロボくん”を2011年から育てた教育者として、成長を見守った母として、そしてひとりの数学者として、国立情報学研究所(NII)社会共有知研究センター センター長の新井紀子教授はそう、断言した。

 AIが人間の知能を凌駕する日も近いとされる昨今、人間に求められる力とは一体、どのようなものか。東ロボくんに関する研究を通じ見えてきた「子どもたちが身に付けるべき力」とは、文章を読み、正しく理解する「リーディングスキル」にある。
 
 
◆ AIができることとできないこと…5年に及ぶ東ロボくん育成

 新井教授は6月1日、東京ファッションタウンビル(TFT)で開幕したNew Education Expo 実行委員会主催の教育専門展「New Education Expo 2017(NEE2017)」において、東ロボを研究する課程で見えてきた現代教育の問題点について講演した。

 「東ロボくん」とは、2011年に国立情報学研究所(NII)が中心となり立ち上げた人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」において研究、開発が進められている人工知能の名称。プロジェクトが始まった当初、東ロボくんは2016年までに大学入試センター試験で高得点をマークし、2021年には東大入試の突破を目標付けられた。

 人間が持つ知能とは何かを根源的に問い直すこの取組みは当時賛否両論を呼び、人工知能研究者のみならず教育業界にも一石を投じた。第一段階の到達地点だった2016年には、全国約50万人の受験生が受験したセンター試験で高得点・偏差値をマークするも、成績の伸び悩みや人工知能の限界が見えたことから惜しくも、東ロボくんは“東大受験を諦めた”ことは記憶に新しい。

 新井教授は「できることとできないことに関して、大学入試を受けるような人間の知的能力と比較したときに、AIがどのあたりまでいくのか。(その結果は)AIの限界でもあるし、労働代替の可能性でもある。そういったことを明確にしようということで、このプロジェクトが始まった」と語る。東ロボプロジェクトの発足後、新井氏は講演で訪れた会場で、度々「AIは東大に入れるぐらい賢くなると思いますか」と問いかけてきた。結果、8割の会場では肯定的な返事が返ってきたという。
 
 
◆ 東ロボくんが東大を諦めたワケ

 ともすればSF的、空想的な展望に走りがちなAIをめぐる世論。2011年にIBMが発表した「IBM Watson(ワトソン)」や2016年にプロ棋士に勝ったGoogle DeepMind発のAI「AlphaGo(アルファ碁)」などの急成長や快進撃を目にすると、ビッグデータや深層学習(ディープラーニング)は無限の可能性を秘めているのではないか、との期待も抱きたくなる。

 しかし、新井教授は約5年間に及ぶ東ロボくんの研究を通し、AIが人間の知能を越すとする「シンギュラリティ(技術的特異点)はこない」と結論づける。数十年の間で急激に発達した最新テクノロジーの勢いを持ってしても、AIの学習能力には限界があり、人工知能が人間の進化を越える日は来ない。
 


国立情報学研究所(NII)社会共有知研究センター センター長の新井紀子教授

 
 新井教授によると、AIは「意味は考えていなくて、正しさは保証しないけど、結構正しい」判断をする。90年代から続く研究により、画像認識、音声認識ができるようになったことから、AIが自動で言語を理解し、人間との対話も容易に実現できると予想する世の期待もやぶさかでない。しかし、「画像認識や音声認識の技術と、自然言語を理解する技術はまったく異なる。自然言語は(これまでのAIに用いられていた)数学が扱えない領域」だという。

 新井教授が断言するには理由がある。東ロボくんの成績だ。プロジェクト発足以来“学んできた”東ロボくんは、代々木ゼミナールによる代ゼミ模試やベネッセコーポレーションによる進研模試「総合学力マーク模試」に挑戦。なかでも、2016年度進研模試 総合学力マーク模試・6月」では、全国の国公私立大学のうち70%に合格できる成績を残した。しかし、文意を理解できていれば解答できる英語、国語の語句整序問題や選択問題では弱点も露呈。東ロボくんは文章の意味を理解していないため、過去に学習していない問題やパターンに突き当たると、解答できないのだ。すると当然、成績も落ちる。

 「うちの子、言うんですよ。『先生、どうすればいいですか。(解答が)200通り出ちゃいました。』」新井教授は東ロボくんを「うちの子」と称し、我が子のミスを慈しみながらも、客観的に言葉を続ける。「AIは意味を考えていない、理解していないのだから、人工知能ではない。言うとしたら人工無能だ。どうしてそれ(AI)が、高校生を凌駕したのか。」
 
 
◆ 東ロボくんから見えた子どもの弱点

 読解力のない東ロボくんよりも、人間の子どもは文章を理解していないのではないか。新井教授はひとつの仮説を立てた。人間の受験生より好成績を残した東ロボくんの研究を通じ、新井教授は教科書をベースに1,000問以上の問題を作成。2016年には、2万人以上の中高生を対象とした読解力調査を実施した。調査に参加した子どもたちには、休憩も取りながら、なるべく早く正確に、よく考えて1人36問を解くよう促した。
 


全国約2万の中高生が実際に解いた問題。全国中学生正答率は62%、高校生正答率は72%(解答は画像ページ)

 


全国約2万の中高生が実際に解いた問題。全国中学生正答率は38%、高校生正答率は65%。(解答は画像ページ)

 
 調査の結果、多少の計算が必要な条件整理問題はAIにも解答が難しいとしても、「意味を理解する」力を持っているはずの人間でも誤る問題が多々あることがわかった。なかには、進学率の高い高校の生徒ですら、4分の1しか正答できない問題もあった。
 


2つの文の「意味」を「理解」していないと、「異なる」文章であるとは理解できない。AIが苦戦し始める問題形式だ。

 


AIはキーワード検索により正解を導くため、「28」も「35」も含まれていない正解を選ぶのは至難の業

 
 「文章が読めないのだから、プログラミングをやっても意味がない。プログラミング的な能力とはまさに、論理的に仕様を読み、それを実現する能力のこと。論理的に仕様が読める能力がまったくないのに、それをやってどうしてプログラミング能力が伸びるのか。わたしは、論理的に理解できない。」
 
 
◆ 中学卒業までに中学校の教科書を読む力を

 コイントス並の確率でしか正解できない子どもたちが抱える教育的な問題とは、新井教授によると「リーディングスキル」にある。教科書を読解できなければその意味はわからないし、意味がない。参考書が読めない、問題集が読めない―。リーディングスキルの欠如は、学習力の欠如を呼び起こすのだ。

 「教科書が読めれば、参考書で勉強ができる。教科書がありさえすれば、大学に行っても、会社に行っても、AIに勝ち続けることができる。教科書が読めるということは、子どもの未来を左右するすごく大きなファクターであることを、2万人の調査から深く深く認識した。中学を卒業するまでに中学校の教科書を読めるようにすることが、教育の最重要課題。あれこれやらなくていい。ランダムにしか読めない子どもがこんなにいるのに、あれこれやっている場合じゃない」―新井教授はそう、力強く語り、子どもたちが自分で自分の学習能力を伸長させる基盤を作っていきたいとコメント。子どもたちの未来のため、東ロボくんと中高生を対象にした調査研究をもとに国立情報学研究所が作成した「リーディングスキルテスト(Reading Skill Test)」を活用していく期待を述べ、満員に近い人で埋められた講演を締めくくった。

 数学の歴史は四千年、デジタル革命後の歴史は数十年。新井教授の数学者の立場から述べた見解は、2020年の学習指導要領改訂に伴うプログラミング教育の導入や英語学習強化の流れに多少、批判的とも取られるだろう。しかし、新井教授は東ロボくんの生みの親のひとりだ。“子ども”の教育法を思案し、よりよい教育を施したいとする気持ちは誰とも変わらない。客観的データと検証、そして子どもの成長を支える効果的な方法を模索するのは、“保護者”として当然のことではないだろうか。新技術をただ盲信せず、子どもの教育に携わる者として、そしてひとりの人間として子どもの未来を支えていきたいと感じさせる60分だった。

《佐藤亜希》

 
 つまりアレだ…

「ナゾナゾ遊び」は人間のお家芸

…という話で、こどもの学習能力を伸ばしたい親御さんは常日頃からこどもと「ナゾナゾ遊び」をすることで…

遊びながら学習能力を伸ばせますw!
 
 

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