「嫌われる勇気」ふたたび

“あなたの行う行動がほとんど無意味だとしても、それでもあなたは、それをやらなければならない。”

“それはあなたが世界を変えるためではなく、あなた自身が世界によって変えられないようにするためだ。”

マハトマ・ガンディー


 
 世界タイトルを「疑惑の判定」とやらで逃したボクシングの村田選手が、現役続行を決意したとか。
 

「世界戦、得たものばかり」 ボクシング村田
京都新聞 2017/6/21 17:00


エンダムとの世界戦を「楽しいと思う瞬間はあったが、最初から最後まで楽しいわけではない。緊張も恐怖の瞬間もあった」と振り返る村田(京都市内のホテル)

 5月に行われた世界ボクシング協会(WBA)ミドル級王座決定戦で、アッサン・エンダム(フランス)に判定で敗れた村田諒太(帝拳、南京都高-東洋大出)。このほど現役続行を表明し、京都市内で開かれた後援会のパーティーでも「日々強くなることを繰り返すしかない」と意欲を語った。世界戦で感じたことや今後の目標について聞いた。

 -初の世界戦で得るものはあったか。

 「得るものしかなかった。ベルトを取れなかっただけで、実は何かを失ったわけではない。そういう捉え方は面白いと、今度の試合で思った。全勝記録を失ったと言われるかもしれないが、それは個人的な問題でこだわっていない。舞台をつくってくれたみんなの苦労に報いられなかったのは申し訳ないが、引き続きサポートしてくれている。仲間を失ったわけでもない」

 -現役続行を表明した理由は。

 「体力的な衰えを感じない。むしろ伸びしろがある。ベルトを取りたいという気持ちもあるし、もっと強くなれると思う。それが一番大きい。もう一度ボクシングをやってみたいと単純に思う」

 -世界戦を経験し、新たな目標が見えたか。

 「現実的な目標としてはタイトルを取る。最終的な目標になるか分からないが、ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン、ミドル級で主要3団体の世界王者)やサウル・アルバレス(メキシコ、元世界王者)とか、あの辺りに絡んでいきたい。そういうところを目指してやっていきたい」

 「今まではそんな景色も見えていなかった。エンダムと戦って、評価してもらえる試合をしたおかげで、海外からのオファーがあるという記事もあった。今までは遠くに見えている幻みたいなものが、やっと現実的なものとして射程距離に入りつつあるのかな。それを現実のものとして捉えて頑張っていきたい」

 -南京都高(現京都廣学館高)の武元前川先生のお墓で、何を報告したか。

 「先生は勝っても、ガッツポーズを一つしたくらいで怒る人。負けてふてくされていても怒る。昔、高校の先輩が3位の表彰状を粗末に扱っていた。それを見て先生が『村田。こんなふうに粗末にしているから駄目なんだ。今の自分の実力、状況を受け入れてないと前に進めない』と言われていたことを思い出した。今回の結果を自分の中では受け入れられているし、武元先生に恥じるようなことはしていない。だから『先生に怒られないと思います』と言いました」

 -精神科医のヴィクトール・フランクルや心理学者のアルフレッド・アドラーの著書に興味を持ち、最近は「闘う哲学者」と呼ばれている。

 「僕が付けたあだ名でもないですし、それはそれでいいですよ(苦笑)。ただ僕が常に哲学的な考えをしていて、常に品行方正でいるかというとそうじゃない。まあ実際に興味があるし、これから僕が興味を持つこともそういった類いのものになると思う。勉強とか研究をしているわけではないが、本を読んで感化されるものがあった。それを自分の中に落とし込めたらいいと思っているだけです」

■ むらた・りょうた 1986年、奈良県生まれ。南京都高(現京都廣学館高)で全国高校総体や国体など通算「5冠」を達成。東洋大で全日本選手権を制し、2012年のロンドン五輪男子ミドル級で金メダルを獲得。13年にプロ転向し、17年5月のWBAミドル級王座決定戦で判定により初黒星を喫した。戦績は13戦12勝(9KO)1敗。

 
 記事に“アドラー”の名前が出ていたので、「嫌われる勇気」を蒸し返す前におさらい…。
 

【ヒューマン・ギルド】 ユングやフロイトと共に 『心理学の3大巨頭』 と称されるアドラー

 アドラー心理学の基本的な考え方(理論)の概略は、以下のとおりです。

1 人間の行動には目的がある(目的論)
2 人間を分割できない全体の立場から捉えなければならない(全体論)
3 人間は、自分流の主観的な意味づけを通して物事を把握する(認知論)
4 人間のあらゆる行動は 、対人関係である(対人関係論)
5 人間は、自分の行動を自分で決められる(自己決定性)
6 人間の生き方には、その人特有のスタイルがある(ライフ・スタイル)

 
 で、アドラーの理論の概略は、ワタシからすればひとつひとつが独立しているワケではなく…

物語に含まれる要素

…になります。アドラーの理論が見落としているポイントは…

自分という存在の最初の意味づけ

…であり、それこそが…

ひとが物語を欲しがる理由

…だという話。つ・ま・り、アドラーの上記の理論はすべて「物語」から生じるもの。

 「物語」には方向性=目的が必要であり、「物語」の世界観=全体像があり、「物語」の体現=認知があり、「物語」への参加=対人関係があり、「物語」の実行=自己決定があり、「物語」の流れ=ライフスタイルが導かれるワケです。

 したがって、最初にどういう「物語」を設定するか?というコトが重要になるワケですが、アドラーはそこまでは探求しなかったのでは?しかしそれこそが…

現代社会(世界)が抱える最重要課題

…だというのがワタシの見解ですw。ザックリ言うと…

このまま「無限成長物語」=「金融支配物語」を続けるのか、否か?

…という話w。

 各論としては、記事にも書かれているように…

今の自分を受け容れる

…というコトが第一歩であり、中途半端な自己愛に溺れることなく「己を知る」覚悟が求められます。

 そのうえで、自分が思い描いている「物語」にそぐわない現実の自分を嫌う勇気が持てるか?みじめな自分を受け容れ、それでも生きる気力(前に進む気力)を保ち続けることができるか?が…

嫌われる勇気

…の奥義だという話w(ワタシの持論)。
 

 
 
 
 

人間ナメんなよ!

でわっ!

 
 

広告