前線と兵站

“あなたの行う行動がほとんど無意味だとしても、それでもあなたは、それをやらなければならない。”

“それはあなたが世界を変えるためではなく、あなた自身が世界によって変えられないようにするためだ。”

マハトマ・ガンディー


 
 多くの人が時代の変化を感じているようで、都議選の結果の良し悪しはアレとして…

自民党が大敗

…という事実がそれを物語っています。そして、「共謀罪」にしても「TPP」にしても「原発問題」にしても「基地問題」にしても、日本各地で飽くなき抗議運動が続けられ、それはさらに広がりつつあります。

 抗議集会などの参加者の数は表面上伸び悩んでいるかのようにも見受けられますが、それは衰退を意味するものではありません。

 ジッサイ、仕事を休んで集会に参加できる人の数はある程度に限られるワケで、言葉は適切でないかも知れませんが…

暇な人ばかりではない

…という話。

 しかし、集会に参加しないからといって無関心なワケではなく、安倍(歪)内閣の独善的な政策、行政に…

憤懣やる方無い思い

…で日々を悶々と過ごし、そうした思いがマグマのように表層下に溜まり、先の都議選の結果に表れたというのがワタシの見解。

 ただし、「都民ファースト」が受け皿になってしまったのが残念w。「都民ファースト」の最終目標は改憲にあり、そういう意味では「自民党」も「都民ファースト」も同じ穴の狢。その「同じ穴」というのが…

日本会議ですw。

 急ごしらえの「都民ファースト」にゴッソリ票を持っていかれる既存政党も情けない限りで、まるで「口先だけ」の原子力規制委員会のようですw。

 「口先だけ」だったら自民党と何ら変わらないワケで、そうした失望感が「都民ファースト」に票が流れた一因w。

 それにしても、クドいようですが…

「自民党」と「都民ファースト」は同じ穴の狢

…であり、それを見抜けず多くの人が、消極的にせよ「都民ファースト」に投票してしまったのは…

知力勝負だw!

…と、繰り返し述べてきたワタシとしては、残念でなりませんw。
 

 そしてだまされたものの罪は、ただ単にだまされたという事実そのものの中にあるのではなく、あんなにも造作なくだまされるほど批判力を失い、思考力を失い、信念を失い、家畜的な盲従に自己の一切をゆだねるようになつてしまつていた国民全体の文化的無気力、無自覚、無反省、無責任などが悪の本体なのである。

「戦争責任者の問題」 – 伊丹万作

 
 話が逸れましたが、先に述べたようにアクティブに社会運動に参加できる人の数は限られます。だからといってそれ以外の人が無関心なワケではなく、重要なのはサイレントマジョリティーのなかにも「うねり」が生じつつあるというコト。

 そしてそれは「ヘゲモニー戦」を制する上で貴重なコトであり、この「うねり」を加速させる必要があるワケですが、それは目に見える派手な活動ではなく…
 
目覚めた人から生き方を変える
 
…という、生活に密着した地道で継続的な行為でしか成しえません。

 つ・ま・り、社会的運動(抗議集会など)が「前線」だとしたら、ライフスタイル(個人意識)の変革は「兵站」に例えられ、実戦にて「兵站」が重要であるのと同じように、どんなに抗議の声を挙げようとそこに「支持」がなければ「前線」は崩壊します。

 したがって「個人の意識変革」を広める必要が生じ、それには「目覚めた人から生き方を変える」ことによって周囲を啓蒙するという方法が考えられるワケです。

 その具体的な例…といってはアレですが、前々から述べているように…

先ず地元から変える

…というのが現実的な行動のひとつになりますw。

 私事でアレですが、ここ二週間ばかり地元の夏祭りの準備、本番、後片付けに加え、お盆の関連行事で地域活動に勤しみました。で、感じたのは…

高齢化が進んでいる

…というコト(ワタシも老人の部類ですが)。

 新たに転入してくる住民もいますが、そうした人たちが自治会に入る確率は低く、必然的に地元の古老のような人が自治会を取り仕切るようになり、閉鎖的になりがちです。

 そうなるとますます転入者は自治会から遠ざかるようになり、先住民と新住民の人口比率がある境を越えると自治会=地域コミュニティーの崩壊にも繋がります。

 ま、ワタシは先住民になるワケですが、ひとつには昔からの行事(夏祭りや七五三など)が廃れてしまうのは避けたいという思いと、昨今の自然災害のニュースを視ても地域コミュニティ-の重要性は疑いようも無く、よって、先住民、新住民の区別なく…

そこに人がいる

…限り、コミュニティーを維持するのは自分の生活の安全保障上有意義だという話。

 そして新住民と先入観無く付き合えるのは、どちらかといえば老人よりも若者であり、それゆえ「地元から変える」=地域活動参加を説いている次第。

 ワタシの実感としても、古い価値観で固まった人たちを説得するのは一筋縄ではありませんが、「実例」もしくは「行動」によって納得させることで周囲を巻き込めば、頑固な人たちも我がままばかり言ってられなくなります。ただし、あまり性急に事に当たると「反動」も強いので…

ま、様子を見ながら

…という話w。

 多摩地区の場合昔から自治意識く、その分「頑固」な気風もあり、それを「自治」という大きな風呂敷でまとめることができればイイのですが、東京の片隅でさえ旧来の価値観がいまだに幅を利かせているのに…

これが地方にいったら

…と想像すると、地元を変える苦労は並々ならぬものであるコトは容易に想像がつきます。それでも…

最前線は日本全国の田舎である!

…というワタシの持論からすれば、国会前などでの集会(「前線」)に参加できなくとも、「地元を変える」ことで「兵站」以上の活躍ができますw(スポッットライトを浴びることはありませんが)。
 

“あなたの行う行動がほとんど無意味だとしても、それでもあなたは、それをやらなければならない。”

“それはあなたが世界を変えるためではなく、あなた自身が世界によって変えられないようにするためだ。”

マハトマ・ガンディー

 
 
知力勝負だw!
 
 
 
 

人間ナメんなよ!

でわっ!

 
 
追記:

 キプロスの再統合交渉は物別れに終わったそうで、シリア情勢にどう影響するのか注視する必要がありますw。
 

キプロス再統合交渉が決裂 国連事務総長「非常に残念」
日本経済新聞 2017/7/7 19:04

 【イスタンブール=佐野彰洋】国連のグテレス事務総長は7日、地中海キプロス島の再統合交渉が行われていたスイスで記者会見し、「非常に残念だが、会議は合意に達せず終了した」と述べた。島北部に駐留するトルコ軍の撤退問題を巡る隔たりが埋まらず決裂した。

 南のキプロス共和国(ギリシャ系)では来年2月に大統領選挙が迫る。一方、北キプロス・トルコ共和国(トルコのみ承認)の後ろ盾であるトルコは人権問題などを巡ってギリシャや欧州連合(EU)との関係が悪化。トルコ軍の全面撤退を求める南と、一定数を残すよう主張した北の溝は埋まらなかった。

 キプロスは英国の植民地支配から独立後の1974年にギリシャ系住民がクーデターを起こし、トルコはトルコ系住民の保護を理由に北部を占領した。2004年の国連の仲介案は南の住民投票で否決され、南は単独でEUに加盟した。

 今回の再統合交渉は15年5月に始まった。分断前を知る世代の減少やトルコからの労働移民などを通じた北の人口構成の変化などから、分断が永続するとの危機感が広がっていた。

 
 ま、デフォルト寸前(EUから借金しまくり)の南キプロスとの合併なんて、北部のトルコ系住民が望むワケがないw。
 
 

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