「お囃子」について

“あなたの行う行動がほとんど無意味だとしても、それでもあなたは、それをやらなければならない。”

“それはあなたが世界を変えるためではなく、あなた自身が世界によって変えられないようにするためだ。”

マハトマ・ガンディー


 
 夏祭りにはつきものの「お囃子」には流派があり、かつ数曲の演奏曲目があることを最近知りました。地元の夏祭りでも「お囃子」が演奏され、風物詩として漫然と聞き流していたのですが、「お囃子」に興味が湧いたので少しばかり調べてみて、意外な?由来を知った次第。
 
鎌倉と囃子
ウェブサイト「いざ鎌倉」
 
 雛飾りは平安貴族を模したものであることは知っていましたが、そういえばいましたわ…「五人囃子」

 で、「お囃子」の演目にある「四丁目」ですが、本来は「仕丁目」であり、そして「仕丁」とは貴族に仕える雑用係とのコト。
 


京都 東山三条 田中人形

 
 そもそも「雛人形」の主役である「親王」とは皇族のコトであり、平安時代に「雛飾り」が各地に広まった経緯の背景には皇族の臣籍降下があります。

 多くの「源氏」系が臣籍降下により日本各地に左遷?された結果、本来は皇族であることを示す目的で「雛飾り」をしたのが、やがて赴任地で「雛祭り」として定着していったようです。
 
臣籍降下 – Wikipedia
 
 雛人形の「五人囃子」は本来は武士であり、楽器を演奏するのは武士の嗜みだったとのコトで、そのルーツは「大宝律令」に定められた雅楽寮に遡り、そこから多くの芸能…猿楽、田楽、能、囃子など…へと分化、変化したという話。

 で、お囃子の演目に「三番叟」というのがあるワケですが、田楽(能)からきています。
 
三番叟 – Wikipedia
 
 この「五穀豊穣」を祈る舞の演者は「黒式尉」という翁なのですが、名前のごとく「黒い面」を付けて舞ます。
 


狂言の装束と面

 
 ワタシの主観に過ぎませんが、写真の「古作」の面はが厚く、鼻の穴が横に広がり、どことなく南方系(ポリネシア系)の民族を連想させるワケで、「三番叟」は儀式性が高いことを鑑みると、感慨深いものがあります。つ・ま・り…

農事の主体は南方系民族

…だったとも考えられ、ここにも日本の歴史が透けて見えるという話。

 歴史ついでにいうと、能の演目に「楊貴妃」というのがあります。
 
銕仙会 能楽事典 – 楊貴妃
 
 楊貴妃は蓬莱島=日本でひっそりと死んだという話なのですが、作者は金春禅竹という室町時代の猿楽師で、そういえば…
 

 
…というコトは、室町時代にはすでに楊貴妃の死にまつわる話が知られていたワケですね?

 その他にも能には「海人」という演目があり、同じ金春禅竹の作。
 
海人 (能) – Wikipedia
 
 「海人」では、藤原不比等の妹が唐の高宗の妃=武則天になったと語られますw。
 
海女の珠取り伝説
ミキモト真珠島
 
 話の真偽はアレとして、金春禅竹なる猿楽師が中国の古典・伝承の類に造詣が深かったコトは確か。
 
金春禅竹 – Wikipedia
 
 金春と世阿弥との関係は親密で、世阿弥といえば室町幕府に仕えた数ある「阿弥衆」のひとりであり、その「阿弥衆」の末裔のひとりが、あの千利休

 また、現在の「華道」だの「茶道」だのは「阿弥衆」に端を発し、京都では「白足袋衆」と呼ばれ、暗黙の了解として京都社会に君臨しているワケですw。

 ま、その辺りが京都の閉鎖性を多くの人(一見さん)が感じる所以。

 普段何気なく接している「お囃子」ですが、チョットその気になって調べてみるとこれだけ「裏」があるワケで、「あたりまえ」だと思っている日常を再確認すると…

違った世界が見えてくる

…ようになり、そして「本来の姿」を知ることで…

日本を、取り戻す。

…などとホザいている連中の…

改憲論

…などには騙されないようになる!という話w。
 

 

 そしてだまされたものの罪は、ただ単にだまされたという事実そのものの中にあるのではなく、あんなにも造作なくだまされるほど批判力を失い、思考力を失い、信念を失い、家畜的な盲従に自己の一切をゆだねるようになつてしまつていた国民全体の文化的無気力、無自覚、無反省、無責任などが悪の本体なのである。

「戦争責任者の問題」 – 伊丹万作

 
 
 
 

人間ナメんなよ!

でわっ!

 
 

広告