不条理を抱きしめて

“あなたの行う行動がほとんど無意味だとしても、それでもあなたは、それをやらなければならない。”

“それはあなたが世界を変えるためではなく、あなた自身が世界によって変えられないようにするためだ。”

マハトマ・ガンディー


 
 なんでも「牛乳石鹸」のCMがハブられているとか?
 

 
 みなさんイロイロ思いはあるでしょうが、ワタシにはごくありふれた日常の1コマにしか見えませんw。

 妻との約束を破り、それを「洗い流そ」と済ます夫が信じられない(許せない)らしいのですが、夫はミス?をして落ち込んでいる年下の同僚をたまたま帰宅途中に見かけ、放っておけなくて居酒屋で元気づけたワケでしょ?イイ人じゃない?やさしい人じゃない?

 別のシチュエーションを考えると、通勤途中に苦しんでうずくまっている老人に遭遇して、会社に遅刻するからと無視して出勤するのが正しいワケ?たいていの人は遅刻覚悟で苦しんでいる老人に手を差し伸べますよね?

 で、結果遅刻して上司に咎められるワケですが、人助けをして咎められるなんて不条理です。しかし、そうした不条理を甘んじて受け容れているのがワタシたちの日常でしょ?

 部下?を励まして妻に叱られるなんて不条理なのに、夫は口下手なのか?言い訳が嫌いなのか?状況を説明することなくそれを受け容れる…

旧いタイプの人間

…らしく、ワタシが女性であれば…

「男らしい♡」

…と胸がキュン2するかもw?

 で、飲み込んだ不条理を溜め込むと精神衛生上よくない(ストレスが溜まる)ので、それを…

洗い流そ

…とリセットするのは正常な精神活動と言えます。なのに…

意味が分からない

…と?え?マジ?

王の法律も家の垣根まで

…という諺がベトナムにはありますが、人間には「公的関係」「私的関係」があり、このふたつは時には矛盾するという話。

 「公的関係」と「私的関係」の矛盾から不条理が生じ、小さな不条理はその都度受け容れていくのが、「公的関係」と「私的関係」を繋ぐ生活の知恵のようなもの。「公的関係」と「私的関係」が分断されてしまったら社会が成り立ちませんし、それはつまり…

「私的関係」すら成り立たなくなる

…というコト。極端な話、「私的関係」を最優先にしたいなら一家揃って「無人島」にでも移住することをお勧めしますw。

 ま、それはアレとして今回の一件から言えることは…

人間の器が小さくなってるんじゃないの?

…というコトで、心が狭くなると「独善」に傾くようになり…

リベラル無罪!

…といったような「ナショナリズム」の蔓延を招くようになるワケですw。
 
『ナショナリズムについて』
ジョージ・オーウェル (1945年)
 
 前にも書いたようにワタシの見解なんて「おそらく正しいだろう」くらいのレベルですから、まだ「糊しろ」というか余白があり、その余白を補うために…

話し合う

…のを拒否するものではありませんし、結局、お互いによく話し合うことでしか不条理の実体は見えてこないのではないか?という話。

愛によってなされる行為は「善悪」の彼岸にある。
by フリードリッヒ・ニーチェ
 

 
知力勝負だw!
 
 
 
 

人間ナメんなよ!

でわっ!

 
 
追記:

『家庭の幸福』 – 太宰治
「青空文庫」 – より