ヘゲモニー戦

“あなたの行う行動がほとんど無意味だとしても、それでもあなたは、それをやらなければならない。”

“それはあなたが世界を変えるためではなく、あなた自身が世界によって変えられないようにするためだ。”

マハトマ・ガンディー


 
 なんでも「スーパーマン」最新作の敵対相手は白人至上主義者だとかw。
 

スーパーマンの新たな敵は「白人至上主義者」 移民の命守る
AFP 2017年9月14日 15:58 発信地:ワシントンD.C./米国


映画『スーパーマン』でクリストファー・リーヴが着用したコスチューム。米ロサンゼルスの競売会社プロファイルズ・イン・ヒストリーにて(2012年7月19日撮影)。(c)AFP/FREDERIC J. BROWN

【9月14日 AFP】倒すべき悪党は、もはや惑星を破壊する地球外生命体や邪悪な天才大富豪ではない―― 米DCコミック(DC Comics)のスーパーヒーロー「スーパーマン(Superman)」が最新作で担うのは、必死に働く移民たちを白人至上主義者から守るという任務だ。

 スーパーマンは、その活躍を1938年から掲載してきた米漫画雑誌「アクション・コミックス(Action Comics)」最新号で、失業中の工場労働者が移民たちを殺そうとするのを直前で阻止する。

 悪役の工場労働者は、青い作業着に米国旗色のバンダナを巻き、口ひげをたくわえた姿をしている。いずれも、貧しいブルーカラー層の米国人の典型的特徴だ。銃を手にしたこの工場労働者は、ベールを被った女性たちを脅し、仕事を奪ったとヒスパニック系の労働者たちを非難する。

「お前らは低賃金で働く。英語を話せないから言い返すことも、給料を上げてくれと要求することすらできない。お前らのせいで俺は仕事を失った! 生計を奪われたんだ! だから……お前らが償え!」

 工場労働者が発砲したまさにその瞬間、スーパーマンが間に割って入って銃弾を胸ではじき返し、移民たちの窮地を救う。そしてスーパーマンは、白人至上主義を掲げる工場労働者に「君の魂を絞め殺している闇の責任を取れるのは、君だけだ」と語る。

 実はスーパーマンも移民だ。惑星クリプトン(Krypton)で生まれた異星人で本名を「カル=エル(Kal-El)」といい、赤ん坊のころに地球に送られて、米中西部カンザス(Kansas)州の米国人夫妻に育てられたという設定だ。

 アメコミでは、今まさに起きている社会問題や論争を題材に取り上げることがよくある。DCコミックは昨年、「Superman: American Alien(スーパーマン:米国の異邦人)」と題したシリーズを刊行し、スーパーマンも地球での新しい生活と、本来のカル=エルとしての自分との折り合いをつけるのに苦労したエピソードを描いた。

 スーパーマン原作者のジェリー・シーゲル(Jerry Siegel)氏とジョー・シャスター(Joe Shuster)氏も欧州から米国に移住してきたユダヤ人の子孫で、スーパーマンの物語は米国で平和と繁栄を求める1930年代の欧州移民の闘いがモチーフとなっている。(c)AFP

 
 ちなみに、「スーパーマン」の本名カル=エルの「エル」は神=「エリ」のことであり、「エリ」すなわち「エンリル」の転訛ですから…

「スーパーマン」は現代のメソポタミア神話か?

…と思った次第。

 ま、それはアレとして、先の「ワンダーウーマン」といい今回の「スーパーマン」といい、ビミョwにバイアスが掛かってますw。
 

ワンダーウーマン、大論争に 国連職員ら「過剰に性的」
朝日デジタル 藤えりか 2017年9月12日11時45分

…ロサンゼルス映画批評家協会のクラウディア・プイグ会長は「女性初の米大統領の誕生を見られずに落胆した人たちが、トランプへの対抗心から支持した」と分析する。…

 
 はやい話がヒラリー候補を退け大統領選を制した…

トランプ大統領を貶めるためにハリウッドが仕掛けている

…というコトで、「洗脳」の先駆者として知られるエドワード・バーネイズは、CM(PR)を巧みに用いて女性に喫煙を浸透させたことでも有名。
 

パブリック・リレーションズの巨星たち 2.PRを体系化した先駆者 エドワード・バーネイズ (1891~1995)
井之上ブログ – より

…20年代、タバコの売り上げに行き詰まりを見せていた米国のタバコ業界は新しいターゲットとして女性に目をつけました。その頃American Tabacco Companyの「ラッキー・ストライク」のプロジェクトに関わっていたバーネイズは、タバコを「時代を先取りするカッコイイ女の象徴」に据えるためのイメージ戦略を展開しました。

いくつか例を挙げると、イースター(復活祭)のパレードで女性の参加者たちに「自由のための光」のシンボルとして、タバコを吸引しながら行進させました。また、当時のパッケージにグリーンが使用されていたことから、ファッション業界を味方につけて多くのファッション雑誌で特集を組み、グリーン・カラーをその年の流行色に仕立て上げてしまいました。…

 
 タバコが有害かどうかはアレとして、人は「イメージ」に縛られやすい=先入観を持ちやすいというのは事実。そしてこれこそが…

ヘゲモニー戦

…を大きく左右する要因でもあるワケです。「スーパーマン」や「ワンダーウーマン」はアメリカ国民であれば子供心に英雄として刻まれ、正義の「イメージ」として確立した存在。その彼らが…

悪の大魔王トランプ

…に敵対するという構図は、例えフィクションの世界であろうと現実的な思考の中に入り込むもの。そしてそれは、テレビのコメンテイターや政治家の100の言葉よりはるかに効果的だという話。

 ハリウッドや出版業界は反トランプだというコトが記事からは伺えるワケで、その背景を考えるに実務的な政治面では「ロシア・ゲート」「人種差別」などで叩かれてはいても、ま、ブッチャケ言いがかりのような批判であるが故に大多数の国民の支持は得られず、いわば膠着した状況を打開するために「イメージ戦略」に切り替えた…もしくは併用することにしたんでしょう、たぶん。

 グラムシがいうトコロの「ヘゲモニー戦」では…

大衆が文化的主導権を握る

…というコトが重要視されています。それは文化的に受動的立場にいるというコトは…

文化的支配を受けている

…という事実に他ならないからであり、「文化支配層」はさらにその上の「経済支配層」と連携しているという点を鑑みると、社会問題が語られる時に「経済支配層」が槍玉に上がるコトは多くても「文化支配層」が話題にならないのは…

問題の認識が不十分

…だという結論になるワケです。
 

 
 人が「娯楽」を求めるのは精神衛生面からも必要(有益)な行為でありこれを排除することはできません。したがって「娯楽」を利用して「現代のバーネイズ」たちが大衆の意識下に「毒」を忍び込ませようとするのに…

細心の注意を払う必要がある

…というコト。
 
じじい殺し
2016年5月7日
 

アントニオ・グラムシ (1891~1937)

 
 幸い?というか、「娯楽」に関してはアレとしてメディアに関してはその情報を「鵜呑み」にする人が減少傾向にあるのは、文化的主導権を大衆が奪取しつつあるというコトであれば…

若干の希望が持てますw。

 ただし大衆が文化的主導権を握るには、「騙されない」ようにそれなりの努力が求められるのは言うまでもありませんw。
 
戦争責任者の問題
 
低下傾向にあるメディアの情報信頼度
朝日デジタル アピタル・大野智2016年11月22日06時00分
 

 

 

 
知力勝負だw!
 
 
 
 

人間ナメんなよ!

でわっ!

 
 

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