満開の桜が恨めしい

“あなたの行う行動がほとんど無意味だとしても、それでもあなたは、それをやらなければならない。”

“それはあなたが世界を変えるためではなく、あなた自身が世界によって変えられないようにするためだ。”

マハトマ・ガンディー


<止まった刻 検証・大川小事故>第6部 地獄(1)無事の願い打ち砕く惨状
YAHOO!NEWS 3/26(月) 9:56配信

 今野さんは初めて事態の深刻さを悟った。

 北上川の堤防が約800メートルにわたって決壊し、大量のがれきが行く手を阻む。保護者の多くは12日も大川小にたどり着けずにいた。わが子の無事を案じながら自宅や避難所、車中で過ごしていた。

 「先生たちと一緒だから大丈夫」「きっと、裏山に逃げている」「寒いだろうな」「おなかすいただろうな」

 後に学校管理下で戦後最悪とされる事故が起きていたことを、誰一人想像もしていなかった。

 12日朝、明るいニュースが飛び込んできた。

 「子どもたちが自衛隊のヘリで運ばれてくる」

 父親たちが学校から約5キロ上流の福地地区の堤防に即席のヘリポートを造った。母親たちは豚汁やおにぎりを用意し、子どもたちの帰りを待った。

 上空をヘリが飛び交う。そのたびに空を見上げ、期待が膨らむ。何時間も待ったが、ヘリは来なかった。

 津波にのまれながら奇跡的に助かった5年の只野哲也さん(18)は12日朝、大人たちと野宿した裏山を下りた。

 田んぼや道端に遺体がごろごろ転がっていた。目はけがで充血し、視界はぼやけていたが、嫌でも入ってくる。空を覆い尽くした雲は消えていた。「こんな日に晴れじゃなくていいのに」。春を思わせる日差しが恨めしかった。

 身を寄せた知人宅で若い女性が泣き崩れていた。津波にのまれた際、胸に抱いていた赤ん坊を波にさらわれたという。

 「地獄だ」

 只野さんは思った。

[大川小の津波事故] 2011年3月11日午後2時46分、宮城県沖で起きたマグニチュード(M)9.0の東北地方太平洋沖地震による津波で、石巻市大川小(児童108人)の児童70人が死亡し、4人が今も行方不明。学校にいた教職員11人のうち、男性教務主任を除く10人も犠牲となった。当時校長は休暇で不在。学校は海抜1.1メートルで北上川河口から約3.7キロ離れ、市の津波ハザードマップで浸水予想区域外だった。地震発生から約50分後に第1波が到達し、最高水位は高さ約8.7メートルに達した。学校管理下で戦後最悪の事故とされる。

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最終更新:3/26(月) 11:28
河北新報

 
 
 老母が入院している病院の正門の桜が満開に咲き誇っています…ワタシの心情とは全く関係なく。

 できることなら老母が回復してから、それを祝うかのように咲き誇って欲しいものですが、それはワガママというもの。

 分かってはいても、そう願わずにはいられないのが人情というもので、津波で子どもを失った親御さんの思いがヒシヒシと伝わります。

自分はなんて無力なんだ!

…と、無力感に苛まれるのはよくある光景で、今まさに、何も出来ない自分がココにいます。

 ま、人間は「神」ではないワケで、所詮、出来るコトと出来ないコトが厳然と存在し、無力感に苛まれるということはそれだけ…

自分(人間)は有能(万能)だ!

…と、思い上がっているからかも知れません。

 昔の人は…と言い出したらキリがありませんが、それでも言うなら昔の人のほうが…

「死」が身近にあった

…というのは事実で、それだけ…

「生」に対して謙虚であった

…のは間違いありません。少しでも思いあがった行動をとれば「死」に直結すると心得ていたハズ。

 やがて文明が発達し、医療の進歩などにより「死」はいくらか遠退いたワケですが、それにも限度はあります。したがって…

限度を見極める謙虚さ

…は依然として持ち続けている必要があるというコト。

 自然災害にしても、人的災害にしても、「安全」の限度を見極める謙虚さが失われれば、思いもかけない…というか、思い上がった行動に対するシッペ返しを必ず受けるだろうという話で、原発安全神話などはまさしく…

人間の思い上がり

…以外の何物でもなく、昨今原発の再稼動が相次いでいるワケですが…

また同じ過ちを繰り返す気か?

…と、暗澹たる気持ちになる次第。
 


福島原発事故の帰還困難区域、桜が満開に

 
 
 
 

人間ナメんなよ!

でわっ!

 
 

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