境界失調症

“あなたの行う行動がほとんど無意味だとしても、それでもあなたは、それをやらなければならない。”

“それはあなたが世界を変えるためではなく、あなた自身が世界によって変えられないようにするためだ。”

マハトマ・ガンディー


 右翼と呼ばれる人たちの持論のひとつに…

台湾や朝鮮半島のインフラを整備した日本エライ!

…というのがありますが、植民地に資本投下するのは当たり前の話。何も…

善意でやったワケじゃありませんw。

 日本以上に多くの植民地に資本投下したイギリスは、ヒマラヤの山奥にまで鉄道を敷いて紅茶産業を育成したワケですから、右翼流にいうなら…

イギリスほうがエライ!

…という理屈。
 
ダージリン・ヒマラヤ鉄道 – Wikipedia
 

台湾が「マンゴー天国」となった遠因に、日本統治時代の作物技術
まぐまぐニュース国際 2018.06.08 by 黄文雄
 

 
…台湾の考古学は、出土品から見る限り、約2万5,000万年から3万年前に人類が現れたと言われています。動植物については、17世紀初頭にオランダの東インド会社経由で持ち込まれたものも多くあります。農産品については、ほとんどが日清戦争後に日本が持ち込んだものです。動植物の研究、有用植物の栽培、昆虫の研究などのほか、農作物における害虫退治に至るまで、日本は台湾を「治山治水」して改造しました。

そして、地球最後の秘境と言われた台湾を「美麗島(イラフォルモサ)」と呼ばれるにふさわしい島に改造したのです。それまでは物々交換だった台湾社会を、わずか半世紀で貨幣経済や流通を発達させ、1940年代に入ってからは、「産業社会」の仲間入りを果たすまでになったのです。…

 
 おいおい…orz

誤解を招くような言い回し

…は如何なものか?

 日清戦争後に日本が台湾を改造したから「美麗島(イラフォルモサ)」と呼ばれるようになった…とも受け取られそうですが、台湾は、日本による植民地化以前から「I.FORMOSE(イラフォルモサ)」と呼ばれてますw。
 


1752年 パリで発行された琉球~台湾~中国の地図

 
 日本のおかげで「美麗島」と呼ばれるにふさわしくなった…だなんて…

我田引水

…というか?思いあがりも甚だしいワケですが、なにぶん記事の筆者は台湾人というコトで、「アメポチ」ならぬ「日ポチ」といった立ち居地か?

 そういえば?ナショナリストには不安定性(境界失調症)が視られるとG.オーウェルは述べていますが、まさに!日本の右翼にしてもアメリカ依存の症状が視られますw。
 

不安定性

 ナショナリストの気性の激しさは、その忠誠心が変化するのを妨げることはない。すでに私が指摘したとおり、初めのうちは彼らは一つのものに集中できるし、しばしば特定の外国に固執する。それがかなり一般的に見られるのが卓越した国家首脳やナショナリスト運動の創始者である。彼らは自らが賛美している国のメンバーでさえないこともある。ときには完全な外国人であることもあるし、よくあるのはその帰属性に疑問がある周辺地域の出身である場合だ。例えばスターリン、ヒトラー、ナポレオン、デ・ヴァレラ、ディズレーリ、ポアンカレ、ビーバーブロックがそうだ。汎ゲルマン運動は部分的にはイギリス人であるヒューストン・チェンバレンの手によって創始された。

 過去50年か100年の間、よその集団に対するナショナリズムは文学界の知識人たちの間で一般的に見られる現象だった。その対象はラフカディオ・ハーンの場合には日本であったし、カーライルと多くのその同時代人の場合にはドイツであった。私たちの時代においてはその対象は普通、ロシアである。だがとりわけ興味深い事実は、その対象が再度変わることがありえるということだ。何年ものあいだ崇拝対象であった国、あるいはその他の構成単位が、ある時、唐突に憎悪の対象になり、他のものがほとんど間をおかずにその偏愛対象の座を取って代わる。H.G.ウェルズの歴史概要の初版や同時期のその他の彼の著作ではアメリカ合州国が賞賛されているのを目にすることができる。その様は現在、共産主義者がロシアを賞賛するのと変わるところがない。だがほんの数年で、この無批判な称賛は敵対心へと変わる。

 頑迷な共産主義者が数週間、時には数日の内に同じくらい頑迷なトロツキストへと変わるのはよく目にする光景だ。大陸では、ヨーロッパファシスト運動へと流れ込んだ参加者の多くが元共産主義者だったし、おそらくはその逆の動きがこれからの数年で起きることだろう。ナショナリストの中で変わらないのはその精神の状態なのであって、その感情の向かう先は変わりえるし、おそらくは、それは仮想的なものなのだろう。

 だが知識人にとって、転移には重要な機能があることは私がすでにチェスタートンに関連して述べたとおりだ。それによってナショナリストはよりナショナリスティックに…つまりより通俗的で、白痴的で、悪質で、不誠実に…なっていき、よりいっそう自らの生まれた国、あるいは知識を持つ任意の構成単位を利することができるようになる。スターリンや赤軍といったものについて書かれた卑屈な、あるいは自慢げな紙くずを目にし、それが立派な知識人や感性豊かな人々の手によるものだと知れば、なんらかの転移が起きでもしなければそんなものを書くことは不可能であるということに気がつくだろう。

 私たちの暮らすような社会では、自らの国に非常に深い愛情を感じている知識人というものはなかなか思い描くことができない。世論…つまり彼が知識人であると知っている世論の一部…は彼がそうすることを許さないだろう。周囲の人々のほとんどが懐疑と不満を訴えれば、その模倣からか臆病風からか彼は周りと同じ態度をとることを選ぶだろう。その場合、彼はすぐ手の届く場所にあるナショナリズムという形態を放棄し、誠実な国際主義者と見られることにも慎重になるだろう。そして、依然として彼が自分には祖国が必要であると感じていれば、どこか国外の地にそれを求めるのは自然なことではないだろうか。

 いったんそれを見つけ出せば彼は遠慮することなく、まさに自分自身を解放してくれると信じるそれらの感情に溺れるだろう。神、王、皇帝、ユニオンジャック…打ち倒された全ての偶像には、異なる名で再び姿を現す可能性がある。そして、その正体が何であるかを理解されていないがために、何のやまさしさも感じさせることなく崇拝されるのだ。転移されたナショナリズムは贖罪のやぎを利用するのと同様、自らの行いをなんら改めずとも達成される救済の手段なのである。

ナショナリズムについて」 – より

 
 日本の植民地政策を美化したいのであれば、イギリスの植民地政策(欧米の植民地政策)をも否定できません。「善い植民地化」と「悪い植民地化」があるなんて…

自分の都合に過ぎませんw!

 きっと「右翼」と呼ばれる人たち(ナショナリスト)には、国や人種を越えて相通じるものがあるんでしょうなw。

 ま、ソレはそれで…

「人間の本質」は普遍的である

…という事実の証明のひとつかと?
 

 
 
 
 

人間ナメんなよ!

でわっ!

 
 

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