利権の奪い合い

“あなたの行う行動がほとんど無意味だとしても、それでもあなたは、それをやらなければならない。”

“それはあなたが世界を変えるためではなく、あなた自身が世界によって変えられないようにするためだ。”

マハトマ・ガンディー


次から次へと…orz

 スポーツ利権の問題が様々な分野で噴出しているワケですが、ワタシとしては…

なんで今頃になって?

…というのが先ずあって、もちろん2020東京オリンピック絡みで水面下でイロイロあるんでしょうが、スポーツ(武道も含む)界全体を一括りにすると…

新旧の利権の交代劇

…が展開しているのに違いないというコト。ソレを強く感じさせるのが、今回の日本体操協会の騒動。
 

体操・塚原夫妻“音声爆弾”自爆の危険 逆にパワハラ立証するようなもの
東スポ 2018年09月02日 11時00分


塚原副会長は余裕の笑顔!?

 体操女子でリオデジャネイロ五輪代表の宮川紗江(18)が日本体操協会の塚原光男副会長(70)と妻の千恵子女子強化本部長(71)からパワハラ行為を受けたと告発した問題が、混迷を深めている。31日には塚原夫妻が文書で見解を発表。宮川に対して不適切な発言があったことは認めたものの「宮川選手を脅すための発言はしていません」と、パワハラを全面否定した。しかも潔白の証拠となる“録音爆弾”があることも明らかにしたのだが…これが思わぬ波紋を広げているのだ。

 連名でパワハラ問題に対する見解を発表した塚原夫妻は、宮川が暴力指導で処分された速見佑斗コーチ(34)の指導継続を望むことについて「宗教みたい」と語るなど一部に不適切な発言があったと自らの過失を認めつつも、一連の問題に関しては潔白を主張した。

 最も注目を集める「東京五輪に出られなくなるわよ」という発言については「伝えたのは事実」としながらも、意図が違ったとして「決して、宮川選手を脅すための発言はしていません」と反論した。また、朝日生命体操クラブへの勧誘も「真実と異なります。宮川選手に関して、一切、勧誘を行っておりません」と全面否定した。

 一方で、宮川サイドには“録音爆弾”を投下した。宮川との会話を収めた録音があることを明かし、第三者委員会の調査に提出するという。「録音内容をお聴きいただければ、私(千恵子氏)が決して高圧的な態度ではないということはお分かりいただけると思っております」とし、自信ものぞかせた。

 実際、録音内容は一部のテレビ番組で放送された。宮川が塚原夫妻に密室に呼び出され、パワハラを受けたとされる7月15日の翌日のものだった。これがすべてなのか、それとも“隠し玉”が他にあるのかは不明で、なんとも不気味だ。

 ただ、皮肉にも波紋を広げているのは中身ではなく、千恵子氏がとった録音という手段とその方法。千恵子氏は「(宮川が)弁護士を立てて(所属先と)争っているような状況だったので、念のために録音した」と説明したものの、フジテレビ系「直撃LIVEグッディ!」に生出演した宮川は番組内で「全く気づかなかったですし、どうして録音していたか疑問」と困惑の表情を浮かべた。

 宮川の代理人を務める山口政貴弁護士は本紙の取材に「『パワハラがない』って言っているほうが録音とは『なんで?』と思う。真意が分からない」とした上で、千恵子氏の手法に「問題あると言えばある」と不快感を示した。ネット上では「卑怯な手」「孫ほどの選手に情けない行動」などと批判が続出しており、録音の存在は風向きを変えるどころか、完全に「裏目」に出ている。

 今後もよほどの証拠がない限り、大勢に変化はないという。何より、立場のある指導者2人が18歳の未成年を密室に呼び出し、その際の不適切な言動で「宮川紗江選手の心を深く傷つけてしまった」(塚原夫妻文書)のなら、その時点で立派なパワハラと言える。

 元日本バスケットボール協会裁定委員長で全日本柔道連盟の暴力・パワハラ問題の解決にも携わった広報・危機対応コンサルタントの山見博康氏は録音について「そんなことをするようだったら下心があったということ」と話し、逆に自らパワハラを立証するようなものだという。「録音してようがしてまいが関係ない。宮川さんは『私が言っていることは正しい』と言えばいいんです。18歳の女の子は命を懸けて言っている」と指摘した。第三者委に録音の都合の良い部分だけを提出することも可能だが、山口弁護士は「いいところだけ一部切り取って穏やかな発言だけ出されても『そうですか』って感じで終わっちゃう」と一蹴した。

 塚原夫妻は今後、会見を開くことも検討している。「私たちの進退については第三者委員会の結果等も踏まえ、各関係者と協議することも検討しております」(文書原文ママ)と現時点では辞任の考えがないことも示したが、果たしてどうなるのか。旗色は甚だ悪くなる一方のようだが…。

 
 記事では、塚原氏側が会話を録音したことに関して疑問を呈していますが、ワタシはそれを否定はしません。痴漢の「冤罪」が例になるかどうかはアレとして、被害者の申告を鵜呑みにしてたら、誰でも(女性だろうと)痴漢の「冤罪」を被りかねないワケで、被害者の証言以外にも…

第三者の証言もしくは「証拠」

…が必要となるのは言うまでもありません。したがって塚原氏側が「保身」のために録音していたとしても、それを責める気にはなれないというコト。

18歳の女の子が嘘をつくワケがないw!

…という論調にしても然り。それじゃ18歳の女の子に痴漢呼ばわりされたら、痴漢確定なワケ?チガウでしょ?

 ただし、今回のように無断録音というのも問題があり、一方だけが録音を証拠にしようと目論んでいる場合、自分が有利になるように会話を誘導する危険性もあるワケです。録音という行為は正当化されても、そうした会話録音がどれだけ「証拠」として有効なのか?甚だ疑問w。
 
体操取材歴40年のテレ朝宮嶋泰子氏 宮川紗江に「ちょっと思い込みが強いと感じている」
スポーツ報知 2018年9月2日8時30分
 
 ま、宮川選手一人だけでなく第三者も交えていたなら、「証拠」としての信頼性も担保できただろうにと思うワケですが、ソレはそれとして、「18歳無罪」というか…「被害者無罪」というか…「リベラル無罪」というか…

ステレオタイプ思考

…の論客ばかりが登場してウンザリw。

 連中は騒ぐだけ騒いで、後は知らん顔。詩織さんの件にしても、事実をトコトン追求をするコトなく、いつの間にか尻すぼみ。つ・ま・り…

根本的な問題解決が出来ない国民性

…なワケですよ、日本人は!
 

…我々は、はからずも、いま政治的には一応解放された。しかしいままで、奴隷状態を存続せしめた責任を軍や警察や官僚にのみ負担させて、彼らの跳梁を許した自分たちの罪を真剣に反省しなかつたならば、日本の国民というものは永久に救われるときはないであろう。…
 
「戦争責任者の問題」 – 伊丹万作

 
 「利権」に話を戻すと、先に述べたように2020東京オリンピック絡みで…

新旧の利権の交代劇

…が起きているのが日本のスポーツ(武道も含む)界の現状であり、言葉を替えるなら…

支配者の交代劇

…が展開さているのであって、おそらく「利権」の温床である支配体制が無くなることはなく、「弁証法」的に、さらに洗練された支配体制に置き換わるだけw。
 

 
 そしてこうした支配体制の交代劇は、アスリートたちに限らず…

社会全般に及んでいる

…という話。

隷属か?解放か?
 
 
 
 

人間ナメんなよ!

でわっ!

 
 
追記:

体操協会なぜ切れず? 塚原夫妻“職務一時停止”本当の目的
日刊ゲンダイ 2018年9月11日


問題の塚原夫婦(C)日刊ゲンダイ

「塚原夫妻で継続するのと、我々の判断と、どっちが選手、国民に納得を得られるかを物差しにした。これだけ騒ぎになったわけですし、継続はあり得ない」

 具志堅幸司副会長はこう言った。

 体操協会は10日、体操女子リオ五輪代表の宮川紗江(19)が塚原千恵子女子強化部長(71)と塚原光男副会長(70)からパワハラを受けたと告発した問題で緊急会議を開催。第三者委員会の調査結果が出て、理事会の判断が出るまで塚原夫妻を一時職務停止にすることを決めた。具志堅副会長のコメントはその結論に至った理由だ。

 塚原夫妻はいま、世間はもちろん、現役選手やOBからも猛烈なバッシングを受けている。体操協会もさすがに夫妻をかばいきれなくなり、いよいよ切り離す決意を固めたのかと思ったら、実際は逆。最終的に夫妻を守る方向ともっぱらだ。
 
 
■ なぜ人選を一新せず?

 宮川の代理人弁護士はこの日、第三者委員会の人選に問題があるとしてメンバーの一新を求める文書を協会に提出した。

 第三者委の委員長を務める岩井重一氏は、朝日生命保険が株主となっている企業の顧問弁護士を務めていた。10日付で辞任したとはいえ、塚原夫妻は朝日生命の指導をしているだけに、「公平性に欠けるという疑念がある。リセットしてやり直した方がいい」とは宮川の顧問弁護士だ。

 これに対して協会の山本宜史専務理事は「朝日生命の名前が出るだけで関係があるように言われるが、一切ない」。人選は再考しないと説明したものの、仮に本当に関係がないとしても、宮川サイドが疑念を抱いている以上、世間を納得させるためにも人選を一新すれば済む話ではないか。

「それをしない、いや、したくてもできないからこそ、塚原夫妻を期限付きの職務停止にしたのでしょう」とは、古手のアマチュアスポーツ担当記者だ。

「協会がやりたい放題の塚原夫妻を煙たがっているのは事実ですが、だからといって完全に切り捨ててしまうわけにもいかない。権力の中枢にいた夫妻はそれこそ闇の部分も知り尽くしているわけで、追い出して、いま以上に醜聞が拡大するようなことにでもなれば、10月に世界選手権を控えて目も当てられない事態になる。協会としてもそれだけは避けたい。落としどころは夫妻寄りになる可能性が高い。協会は中立公正にやっているということを事前にアピールするためにも、夫妻を一時的な職務停止処分にしたのですよ」

 塚原夫妻の職務停止は要するに、「協会のアリバイづくりに過ぎない」というのだ。

 
 ま、ワタシからすると奇妙wな流れに見えるワケです。整理すると、宮川選手がコーチの暴力を告発し、それを受けてコーチに厳しい処分が下された。ところが当の宮川選手が処分が厳しすぎると異論を唱え、返す刀で塚原氏のパワハラを告発。それで話がややこしくなっているのが現在の状況。

 結局、宮川選手は何を望んでいるワケ?本気で現場の選手を尊重するつもりなら、宮川選手の希望をハッキリさせる必要があるんじゃないの?コーチを替えたいのか?それとも暴力的な指導を改めて欲しかったのか?自ら告発に及んでおきながら処分が厳しすぎると逆切れ?するなんて、それなりの覚悟も無く勢いで告発してしまったのを後悔しているフシも感じられるワケです。

 宮川選手のコーチが暴力的な指導をしていたことは多くの証言、動画からも明らかで、協会が厳罰に処すのも理解できます。それでもなお宮川選手がコーチに温情を望むのも、長年にわたる師弟関係から生じる感情と理解できます。

 というコトは、体操界全体における指導法の在り方と、宮川選手のコーチに対する個人的感情との間にズレがあるというコト。

 体操協会としては暴力的指導は容認できないし、かつ選手自身がそれを告発しているワケだから、厳重な処分を下すのはスジが通っています。

 にも拘らず、告発した選手自身が処分が厳しすぎると協会を告発。つまり、処分の裁量を選手自身が決めることができたなら満足するという話?それだったら…

協会なんて要らないんじゃないの?

…と、部外者のワタシは思うワケですが、協会がなかったら告発の窓口もなくなるワケでしょ?もちろん…

スポーツ庁

…に直訴する手段もありますが、ありとあらゆるスポーツを管轄するスポーツ庁=お役所が迅速に対応してくれるかどうか、些か疑問は残りますw。

 ブッチャケ、暴力的指導に疑問を抱いたお年頃のアスリートが勢いで告発に及んだものの、事の重大さに後から気付きどう収拾をつけたらイイのかビビッていたら、今回の件を騒ぎ立て「利権」に手を突っ込もうと画策している連中が擦り寄ってきて…

オモチャにされている

…ように思えてならないワケですw。

 もちろん?パワハラを告発された塚原氏側にしても、自分自身にそれだけの理由があったということは否めず…

自業自得

…なワケですが、それを見て見ぬフリをしてきた先輩アスリートたちが、この期におよんで「乗り遅れるな!」とばかりに宮川選手支持を表明しているのも、ずいぶんツラの皮が厚いですなw。

自分は告発しなかったくせにw!

 ま、アスリートが善人だという保証は無い…という持論を再認識した次第…orz。
 
 

広告