人間は進化することができる生き物である。

“あなたの行う行動がほとんど無意味だとしても、それでもあなたは、それをやらなければならない。”

“それはあなたが世界を変えるためではなく、あなた自身が世界によって変えられないようにするためだ。”

マハトマ・ガンディー


 支配を維持するには被支配層を無力化しておく必要がある…のは当然ですよね?そして無力化の一番の方策は、ローマ時代の昔から変わらず…

パンとサーカス

…によって大衆の社会的関心を削ぐことにあります。ある程度満ち足りた生活を保証することで、支配層と被支配層といった階級的社会システムに疑問を持たない…というか?

奴隷的生活に満足

…するように仕向けるワケです。はい。

 で、こうしたやり方をローマ時代から変わらずに続けられているというのは、ひとえに…

人間の本質は普遍である

…ということの査証であって、しかも洋の東西を問いませんw。

 日本の官僚が政権に忖度するのも、アイヒマンがヒトラー政権に忖度するのも、宦官が時の皇帝に忖度するのも、まったく同質(同類)の普遍性に基づくものだという話。

 基本的人間性は国、人種に関係なく普遍的であり、したがって「凡庸な悪」も同様に普遍的です。チーバーが小論で論述しているように、普遍的な人間性を脅かすほど「自由主義」が横行したことで世界的に…

反グローバリズム

…などの抵抗運動や抗議が見られるようになったワケだし、その副産物?として「共産主義」が見直されたりもするワケですが、先に述べたように…

満ち足りた奴隷生活

…であったならそれでOKなのか?という点が重要なワケです。

 「人生を無難に過ごせればそれで好し」とする人がほとんどだと思いますし、実際ワタシもそのひとりなワケですが、支配層と被支配層という関係性から生じる…

与えられた人生

…のなかで惚けていていいのか?とワタシは訊きたい。家畜のように生殺与奪権を他人に委ねた人生のままでイイのか?と。

 兎角、人は面倒くさいことを嫌がり、自分の周りの世界にのみ関心を払うものですが、いわばこれは人間が抱える「凡庸な悪」の一形態であり、この「凡庸な悪」があったからこそ、支配層は被支配層を獲得することが可能だったワケです。

 つ・ま・り…

大衆は、大昔(ローマ時代)からゼンゼン進歩していない!

…というコト。
 
「だます者」と「だまされる者」が揃わないと戦争は起きない
 
…と、故伊丹万作氏は述べていますが、同じように…

「支配する者」と「支配される者」が揃わないと階級社会はできない

…ワケであって、大衆は自らの「凡庸な悪」ゆえに…

進んで支配されることを選ぶ

…という現実があるというコト。
 

 
 この現実(凡庸な悪)と向き合わない限り、「よりましな支配」を受け容れ続けるだけで社会システムの本質はなにも変わらず、「椅子取りゲーム」のような世の中では必ずあぶれた人たちが発生し、そうした社会のシワ寄せや矛盾をその身に受けることになるワケです。

今だけ、カネだけ、自分だけ

…という価値観の中でいつ自分が椅子からはじき出されるかと毎日ビクビクしながら暮らしてたら、そりゃw他人に対して「不寛容」になってしまうのも当然といえば当然。

 他人が用意してくれた椅子に座るのではく、自分の椅子は自分で用意すればイイだけの話なワケですが、「凡庸な悪」ゆえに望んで奴隷の立場を選ぶ人たちには、そうした考えすら湧きおこらないのではないかと?

 具体的なアドバイスはできませんが、先に述べたように「支配する者」と「支配される者」が揃わないと「階級社会」は成立しないというのは厳然たる事実。そして「支配される者」を常に確保するために、「支配する者」は大衆には愚かなままでいて欲しいには違いありません。

 したがって「階級社会」=「伝統的支配」を打ち破るには…

大衆が賢くなる

…しかないワケですが、それには「凡庸な悪」を克服する=人間的に進化することが求められるのは前述した通り。そして人間は進化することができる生き物ではあるにせよ、進化する or しないは…

個人の自由意志

…に委ねられているという話w。

 余談になりますが英国王室のヘンリー王子が王室の籍を抜けるとかで、なんかこう…皇帝の地位を拒否したレイみたいで…

カッケw!

…なんて無責任に思ってしまうワケですが、伝統的支配層の内部でも何か新しい動きが芽生えつつあるんですかねw?
 
 
 
 

人間ナメんなよ!

でわっ!