風知空知

The Wheel’s Still In Spin’ 3

【 S T O P!グレート・リセット 拡散 ⓾ 】

「自由トラック船団」は木曜日の夜にサリナに立ち寄り、それから中継地点のトピカに進路を向けワシントンD.Cを目指す。
サリナ・ジャーナル:アリス・マネット 2022年 3月 3日 0:46

 カナダでの「COVID – 19法令」に対する抗議がきっかけとなった「自由トラック船団」が木曜日の夕方にサリナにやって来ます。木曜日の朝、コロラド州オーロラを出た「船団」は「州間高速道路」70号線を駈ってサリナに立ち寄ります。

 Facebookの投稿によると「船団」は 70号線の 252番出口、「1944-北-9番通り」にあるペトロ・トラベルセンターの案内所で 一夜を過ごし、「トラック野郎」たちは午後 8時 30分頃にサリナに到着する予定です。

「トラック野郎」たちは 3月 4日(金)の朝 9時頃に 70号線に引き返し、カンザスシティのトピカを経てミズーリ州に向かい最終目的地のワシントンD.Cを目指します。彼らは分岐点の市やトピカを通過する際には「ゆっくり走行」を望んでいて、カンザス州の首都には朝 10時 30頃に到着する予定。

「平和的な行動だ」と「トラック野郎」たちは言います。



トラックの列は 2月 23日(水)にアデラント・スタジアムを後にし、大陸横断の「大衆船団」をスタートさせワシントンD.Cを目指す。


 集団はフェイスブックのページに、「私たちの自由のために立ち上がり、これらの違法な命令と平和的に、かつ効果的に闘おう」と書き込みました。

 また、カンザス州の「トラック野郎」の手で「カンザスのトラック野郎のための自由船団」という、新たなフェイスブックのページも作成されました。

 ページには、「一緒に立ち上がり、こうした “健康義務” のすべてに反対しよう」と、さらに書き込まれました。

 もう一方の集団の「大衆船団」は、2月 23日(水)にカリフォルニア州アデラントをスタートし、それから途中のミズーリ州、インディアナ州、イリノイ州を席巻しながら首都に向かう予定です。

「自由船団」と「大衆船団」はワシントンD.Cでお互いに合流し、「船団」がワシントンD.C入りするのに備え約 700人の「州兵」を配置できるよう体制は整っていると「USAトゥデイ」は報じています。警備主催者は道路閉鎖はしたくないと語っています。

 国防総省の担当部署からは、首都全域の指定された交通ポストで支援を提供するため 400の「特別区警備部隊」を承認したとの発表がありました。これらの部隊は「指令」と「指揮」を提供するもので、彼らはまた 3月 7日(月)まで、「24時間ベース」で特定の交通ポストに配置される 50台の「大型戦術車両」を持ち込みます。しかし発表では、警備員が「銃器」を携帯したり法執行機関(逮捕・拘束)や国内監視活動(個人情報収集)には参加しないと述べました。

「自由船団」は「ワクチン接種」の義務化に抗議する「トラック野郎」たちの運動としてカナダで始まり、カナダの「トラック野郎」たちが国の首都オタワに押し掛け「物流」の混乱を招きました。

「大衆船団」のキャッチフレーズは、「自由を盛り上げよう!」です。「いかなる政治団体とも提携していない」と彼らは語っています。

※ この記事のオリジナルは「サリナ・ジャーナル」に掲載されたものです:今週カンザス州を「トラック野郎」の「自由船団」が席巻する。

 
  「ニュルンベルク綱領」(1947年) 
   
1. 被験者の「自発的な同意」が絶対に必要である。

 このことは、被験者が …

「同意」を与える法的な能力を持つべきこと=圧力や詐欺、欺瞞、脅迫、陰謀、その他の隠された強制や威圧による干渉を少しも受けることなく、自由な選択権を行使することのできる状況に置かれるべきこと。

よく「理解」し「納得」した上で意思決定を行えるように、関係する内容について 十分な知識と理解力を有するべきこと。

… を意味している。

 後者の要件を満たすためには、被験者から肯定的な意思決定を受ける前に、実験の性質、期間、目的、実施の方法と手段、起こっても不思議ではないあらゆる不都合と危険性、実験に参加することによって生ずる可能性のある健康や人格への影響を、被験者に知らせる必要がある。

「同意の質」を保証する義務と責任は、実験を発案したり、指揮したり、従事したりする各々の個人にある。それは、免れて他人任せにはできない個人的な義務であり責任である。

   
2. 実験は、社会の福利のために実り多い結果を生むとともに、他の方法や手段では行えないものであるべきであり、無計画あるいは無駄に行うべきではない。
   
3. 予想される結果によって実験の遂行が正当化されるように、実験は念入りに計画され、動物実験の結果および研究中の疾患やその他の問題に関する基本的な知識に基づいて行われるべきである。
   
4. 実験は、あらゆる不必要な身体的、精神的な苦痛や傷害を避けて行われるべきである。
   
5. 死亡や障害を引き起こすことがあらかじめ予想される場合、実験は行うべきではない。ただし、実験する医師自身も被験者となる実験の場合は、例外としてよいかも知れない。
   
6. 実験に含まれる危険性の度合いは、その実験により解決される問題の人道上の重大性を決して上回るべきではない。
   
7. 傷害や障害、あるいは死をもたらす僅かな可能性からも被験者を保護するため、周到な準備がなされ、適切な設備が整えられるべきである。
   
8. 実験は、科学的有資格者によってのみ行われるべきである。実験を行う者、あるいは実験に従事する者には、実験の全段階を通じて、最高度の技術と注意が求められるべきである。
   
9. 実験の進行中に、実験の続行が耐えられないと思われる程の身体的あるいは精神的な状態に至った場合、被験者は、実験を中止させる自由を有するべきである。
   
10. 実験の進行中に、責任ある立場の科学者は、彼に求められた誠実さ、優れた技能、注意深い判断力を行使する中で、実験の継続が、傷害や障害、あるいは死を被験者にもたらしそうだと考えるに足る理由が生じた場合、いつでも実験を中止する心構えでいなければならない。 


「職域接種」とか … orz

 つまり、「ワクチン接種」は一種の「人体実験」のようなものだと。なぜなら、安全性は保障されていないからです(製薬会社の責任は免除されているという事実からもそれは明らか。一切報道されませんケド)。すべてが「自己責任」です。今後自分の身に何が起ころうとも。

 それでも「人体実験」に参加したい人はご自由に。
 


 ウクライナの現政権が「ネオナチ」によるクーデターの産物であることはフランスの代表的なメディアである「ル・モンド」も過去に記事にしているくらいで、世界中の「良識」ある人たちはみんな知ってるワケですよ。それを踏まえたうえでワタシが不思議なのは、なぜウクライナで「ネオナチ」がのさばっているのかというコト。

 旧ソ連の指導者スターリンが掲げた「五ヶ年計画」に基づく食糧生産の歪として「ウクライナ飢饉」が発生し多くの餓死者がでたことは、スターリンの死後に「スターリン批判」が行われ現ロシア政権も認めています(ただしウクライナだけに限らず、集団農場に縛り付けられていた各地の農民が同じ目に遭ったという見解)。ゆえに、スターリンの「暴政」から「解放」してくれた「ナチスドイツ」の侵攻をウクライナの民衆が「称賛」し ヒトラーを「解放者」と崇めたくなる気持ちは、「年貢」を強制されていた江戸時代を経験している日本人としてはよくわかります。


キエフ市庁舎「解放者ヒトラー」
2014年 2月 21日時点
 

 その一方で「歴史的な観点」からすると、現在のウクライナに該当する地域にはかつて「ユダヤ教」を「国教」とする「ハザール国」が存在し、その「末裔」=「ユダヤ人」ともいえるウクライナの人たちが「ネオナチ」=「現ウクライナ政権」を支持するモチベーションがいま 一つ理解できません。ウクライナ民族主義者が掲げる「ナチズム」はその「帰結」として …

ウクライナ人はユダヤ人ではない

… と「宣言」しているようなものであり、つまり「ハザール国」の末裔ではないということにもなります。ならば「ハザール国」に住んでいた人たち(ユダヤ人)はどこに消えたのか?という話で、なおかつ「ウクライナ民族主義」とはいかなる民族を前提にしているのか?という話。

リューリク朝 – Wikipedia
 


ウクライナ国章
 


ハザール
 

起 源

 ハザールは謎の多い遊牧民であり、起源はもとより系統もはっきりしないが、おそらく「テュルク系」と考えられている。

 中国の歴史書である『旧唐書』『新唐書』に出てくる波斯(ペルシア)国(サーサーン朝)に北隣する「突厥可薩部」がこの「ハザール」のことと考えられている。

 8世紀~ 9世紀の年代記作者 テオファネスによれば、ハザールの故郷はベルシリア(アルメニア史料のバルシリ)であるという。

 10世紀のペルシア語の地理書『世界境域誌』(Ḥudūd al-‘Ālam)に書かれているハザール人たちの諸都市の項目(首都イティル(アーティル آتل Ātil)の条)によれば、ハザールのハーカーン(後述)は「アンサーの子孫に属す( از فرزندان انسا است az farzandān-i Ansā’ ast)」と書かれており、この「アンサー」とは突厥王家である 阿史那氏の訛音ではないかとも言われている。


ハザールとユダヤ

 ハザールの「ユダヤ教」受容は非常に有名であるが、改宗に関する史料は少なく、その時期と実態は謎に包まれており、さまざまな論争を呼んでいる。西欧ではアクイタニア(アキテーヌ)の ドルトマルが 864年に書いた「マタイ伝」の注釈の中で、ハザールの改宗にふれているので、864年以前であることは確実であろう。アラブの マスウーディーはハザールの王(ベク)が ハールーン・アッ=ラシード(在位:786年~ 809年)の時代に、「ユダヤ教」を受け入れ、ビザンツ帝国やムスリム諸国から迫害を受けて逃れてきたユダヤ教徒がハザール国に集まったと記している。

 10世紀のコルドバのユダヤ人 ハスダイ・イブン・シャプルトがハザールの ヨシフ・カガンに宛てた手紙、いわゆる『ハザール書簡』において、「ブラン・カガンが夢の中で天使に会ってユダヤ教に改宗したが、民衆が新しい宗教を信じなかったので、ベクが尽力してユダヤ教の普及をはかった」という記述がある。ブラン・カガンの時代だとすると、730年~ 740年頃ということになる。以上のように、改宗の時期や理由は断定することはできないが、9世紀初頭と考えるのが妥当なところであろう。

 735年にマルワーン率いるウマイヤ朝軍に敗れたハザールは 一時的にイスラム教に改宗したものの、アッバース革命に前後するイスラーム帝国内部の混乱を機に、799年に オバデア・カガンは再びユダヤ教を公的に受容した。こうして 9世紀までに、ハザールの支配者層はユダヤ教を受容したが、住民はイスラム教徒が多かったと考えられている。


ハザールの滅亡

 ハザール・カガン国は 10世紀になると衰退し始め、貢納国であったヴォルガ・ブルガールの離反や、キエフ・ルーシ(キエフ大公国),ペチェネグといった外敵の脅威にさらされていった。965年、キエフ・ルーシの大公 スヴャトスラフ 1世の遠征で、サルケルおよびイティルが攻略され、ハザール・カガン国は事実上崩壊した。

 もともとテュルク系(トルコと同祖)の遊牧民族の住んでいたところにユダヤ人が移住して来てその後リューリク朝によって滅ぼされ、そして再び「オスマン帝国」=テュルク人の支配下に入ったというのが大まかなウクライナの歴史ですが、現「ウクライナ国章」が示すところを察するに「ネオナチ」の「民族主義」の根幹は「リューリク朝の末裔」であることらしいですなw。


オスマン帝国
 

 でもそうなるとですよ?ロシアとウクライナは同じ祖先(民族)から分かれた国であると認めることにもなるワケですから、「民族主義」を理由にロシア系住民を迫害するのは「大義」として成立しません。「論理破綻」しているワケですよ。つまり、「民族主義」を騙る何か「別の動機」がウクライナの「極右政権」を突き動かしているのだろうと考えざるを得ないワケです。そしてその「動機」=「ナショナリズム」の正体とは何なのかが気になるワケです。

ナショナリズム について
G.オーウェル(1945年)

 トルコやイスラエルが「停戦交渉」の仲介役に乗り出しているようですが「歴史背景」を振り返ってみるに …

オールスター総出演

… という観がなきにしもあらず。とはいっても悠長なコトを言ってる場合じゃないのは確かで、「ネオナチ」と「心中」するつもりの無いウクライナ国民は早々に国外に避難した方がイイでしょうし、ジッサイ?そういう国民が多そうな気がします。

 そもそもが選挙結果を踏みにじって誕生した「違法政権」であると「美しすぎる検事」も断言しているくらいですから、はじめからウクライナ国民の心は離れていたのかも知れません。その点では、2021年の大統領選挙で国民の 95%という支持を得たシリアのアサド大統領とはエライ違いw。
 

(2)シリア危機勃発以降の状況

  2011年 3月中旬以降、各地で反政府デモが発生し、反政府勢力に過激派武装勢力なども参加してシリア政府当局との間で暴力的衝突に発展した。シリア政府と反政府勢力との間の暴力的衝突がその後も継続する中、2014年以降はイスラム過激派勢力である「イラクとレバントのイスラム国(ISIL)」が勢力を拡大し、また、関係国がシリア情勢への関与を深めるなど、シリア内政は複雑化の一途を辿った。

 2011年のシリア危機勃発以降全土で約 40~ 47万人以上の死者、約 670万人以上の国内避難民が発生し、周辺諸国等に約 570万人以上の難民が流出(国連等、2021年 11月時点) したとされ、今世紀最悪の人道危機と言われる状況が継続している。

 2019年 3月に ISILが最後の拠点を失って以降も、シリア国内では、「関係国も関与」する形で、シリア政府軍と反政府勢力との間での軍事衝突が継続しており、特にイドリブ地域では 2019年 4月にロシア等の支援を受けたシリア政府軍と反体制派との間で戦闘が激化して以降、多くの国内避難民が発生し、人道状況が極めて悪化した。

 シリア危機の政治的解決に向けては、安保理決議第 2254号(2015年)に沿った政治プロセスの進展を図るべく、国連仲介の下、2016年以降、「シリア人対話」が開催されていたが、2018年 1月以降中断されたままとなっていた。その後、ペデルセン特使を中心する国連等の仲介努力により、2019年 10月には憲法改革についてシリア人間で議論する憲法委員会が活動を開始した。憲法委員会の活動等を通じて政治プロセスに進展が見られることが期待されるものの、これまでのところ具体的な進展は見られていない。

 こうした中、シリア政府は、2020年 7月にシリア危機発生以降 3度目(前回は 2016年)となる人民議会選挙を実施した。2021年 5月には大統領選挙を現行憲法に基づき実施し、アサド大統領が約 95%の得票率で再選を果たした。


シリア・アラブ共和国(Syrian Arab Republic)基礎データ:外務省

 いまワタシに言えるのは …

逃げろや逃げろ

… というコトだけで、「国敗れて山河あり」… すなわち「極右政権」が崩壊した後にもウクライナの大地は残るワケですから、辛い難民生活をしのぎ「生活再建」の希望を持ち続けていただきたいと。その点で言えば、今のところロシアがウクライナのインフラに大きなダメージを与えていないのは不幸中の幸い。ただ心配なのは「原発」。

 ロシアが侵攻を始めた当初「原発」を制圧したことに多くのメディアは当惑しましたが、「ネオナチ」という現政権の「性格」を鑑みると「原発を自爆させる」という危険性もなきにしも非ず。そうなると「山河」が放射能で汚染されてしまい、福島のように「生活再建」もままなりません。かつヨーロッパ全域すら放射能で汚染されるでしょうから EU諸国に対しても「脅しの道具」として使えます。よね?

 となるとロシアが「原発」を制圧したことは、ロシアが「原発を自爆させる」なんてワタシにはまず考えられないので、ウクライナ国民にとっても … EU諸国の国民にとっても … さらには広範囲に及ぶ「地球環境」にとっても「正解」だったのではないか?と思えるワケです。なんせ「狂人」=「狂った信念(主義)を抱いた人間」は何をしでかすかわかりませんからw。
 

 

 

 

人間ナメんなよ!

でわっ!

 

追 記:

 東京新聞の「美しすぎる検事長」の元記事が消されていました。今年の 2月 7日に配信されたばかりだというのに早すぎない?ナンな不都合なコトでもあったワケ?… なので再掲します。ついでに朝日デジタルの過去記事もw。
 

ウクライナ政府から糾弾され、ロシア政権にもなじめず… 日本でも知られる「元検事長」が見る分断
東京新聞 2022年 2月 7日 17時30分

 スラブ系の兄弟国家と称されるロシアとウクライナの近年の緊張を、1人の女性が憂えている。「元クリミア検事長」として日本で有名なポクロンスカヤ氏(41)。昨年 6月に行ったインタビューを振り返り、彼女が 2国の「こじれ」をどう考えるのか、読み解く。(モスクワ・小柳悠志)

ナタリヤ・ポクロンスカヤ:ウクライナのクリミア半島で育つ。検事として首都キエフなどで勤務。ロシアが併合したクリミアで検事長となり、16年にロシア下院議員に転身。所属は政権与党「統一ロシア」。21年に任期満了で政界引退。欧米や日本から制裁を受けている。日本では「美しすぎるクリミア検事長」の愛称で、アニメ風の似顔絵が多く登場した。


◆「互いの国を悪く言う風潮を、変えなければ」



2021年 6月、ウクライナの主権を尊重するよう訴えるポクロンスカヤ氏=小柳悠志撮影


 祖国ウクライナを裏切り、ロシアによる 2014年の南部クリミア半島併合に与した人物―。それが欧米や日本におけるポクロンスカヤ氏のイメージだ。ウクライナで国家反逆容疑で訴追の対象となったが、ロシアで下院議員になった。

「私は(民族的)ウクライナ人です。ウクライナこそは私の魂。歴史も歌もウクライナに関わるすべてが好き」。ポクロンスカヤ氏は下院議員だった昨年、本紙にこう語り、ウクライナが向ける「ロシアの手先」との非難を一蹴した。

 だが「ウクライナ愛」を強調する彼女の発言は、ロシアでは冷ややかに受け止められている。両国の対立の中で、ウクライナ民族を誇ることは「ロシア敵視」と結び付くと考えられがちだからだ。

 ポクロンスカヤ氏が懸念するのはこうした両国の分断。「ロシアのテレビ番組はウクライナの悪いイメージを植え付けている。ロシアとウクライナは支え合うべき存在。互いの国を悪く言う風潮を、誰かが変えなければいけない」


◆ 独立性巡り、プーチン氏と 一線画す



「ウクライナの主権はロシアとのパートナーシップがあってこそ維持できる」と主張するプーチン氏=ロシア大統領府公式サイトから


 ロシアのプーチン大統領は昨年 7月、「ロシア人とウクライナ人の歴史的 一体性について」と題した論文を発表した。「ウクライナの真の主権はロシアとのパートナーシップがあってこそ維持できる」と主張、ウクライナをロシアの勢力圏にとどめようとする意志をにじませた。

 一方、ポクロンスカヤ氏は「ロシア人とウクライナ人はもともと同じ民族」との考えは同じだが、ウクライナの独立性を巡る議論はプーチン氏と一線を画す。

「ロシアとウクライナは(1991年のソ連崩壊に伴って)二つの異なる主権国家になった。ウクライナは誰からも主権を侵害されずに、独自の文化や言語を発展させることが望ましい」

 ただ、ポクロンスカヤ氏はウクライナで 2014年に起きた親欧米政権誕生を「違法なクーデター」と断言。クリミア併合も「合法的に行われた」と見なしており、ウクライナ政府との立場は決定的に異なる。ウクライナ政府から糾弾され、かといってプーチン政権にもなじめない立場だ。

 ポクロンスカヤ氏は昨年 10月に大西洋に浮かぶ島国カボベルデ大使に任命されたが、ウクライナ周辺でのロシア軍集結が大きく報じられたこの 1月、「一身上の都合」を理由に大使就任を拒否した。

 

あの「クリミア検事長」に会いに 彼女はロシアで今 …
朝日デジタル 2018年 11月 28日 18時31分


【動画】自身を描いたアニメ風似顔絵やクリミア検事長時代について振り返るナタリア・ポクロンスカヤ氏=大野正美撮影

 2014年にウクライナ南部のクリミア半島をロシアが併合した際に話題になったのが、ロシア側からクリミアの検事長に任命されたナタリア・ポクロンスカヤ氏。日本のネットユーザーが描いたアニメ風の似顔絵も世界で話題になりました。あれから 4年半、ロシア国内で、別の話題から注目を浴びているこの人物に、話を聞きに会いに行きました。主なやり取りを動画でご覧下さい。

 動画では、政治家として「映画」の上映に反対しているという解説ですが、そもそも敬虔なロシア正教徒なんじゃないの?で、ウクライナの宗教事情が気になった次第。


ニコライ2世の肖像を手に追悼の行進に参加したポクロンスカヤさん=ロシア正教会エカテリンブルク主教座撮影
 

ウクライナの宗教
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/ 02/ 28 13:57 UTC 版)

(前略)

ウクライナ正教会(2018年設立)

 ウクライナ正教会は、ウクライナの全キリスト教会の中で最も信者数の多い教会である。2018年 12月 15日に、ウクライナ最大教派であったウクライナ正教会・キエフ総主教庁と、少数教派であったウクライナ独立正教会が統合して、新生「ウクライナ正教会」として発足した。

 奉神礼の言語としては主にウクライナ語を使用している。


ウクライナ正教会(モスクワ総主教庁系)

 ウクライナ正教会 (モスクワ総主教庁系)は 35の教区と 10875の共同体(ウクライナ全ての正教徒の約 68%)を持っていて、それらの殆どはウクライナの中部、南部、東部の州に集中している。2007年までには、モスクワ総主教系の正教会は122の修道院、3519人の修道士と修道女、7509人の司祭、7755の教会、840の建設中の教会を保有していた。

 モスクワ総主教庁系のウクライナ正教会は w:Volodymyr Sabodan キエフと全ウクライナ府主教が最高指導者を務めている。この教会は奉神礼の際には主に教会スラヴ語を使用する。


ウクライナ正教会・キエフ総主教庁

 ウクライナ正教会・キエフ総主教庁はウクライナが独立した後に設立され、1995年以来フィラレート総主教がキエフと全ルーシ=ウクライナの総主教という肩書きで最高指導者を務めていた。2018年、新生ウクライナ正教会の創設に伴い解消した。フィラレート総主教は以前にはロシア正教会のキエフと全ウクライナ府主教という肩書きだった。この教会はペトロー・モヒーラと直接結び付いていると主張している。

 ロシアとウクライナの対立を背景に、キエフ総主教は独立を求めてロシア正教会から破門されていた。コンスタンディヌーポリ総主教庁による承認に対して、ロシア正教会報道官は「破壊的な決定」と批判した。

 キエフ総主教庁系のウクライナ正教会は 31の教区、3721の共同体、2816人の聖職者を抱えていた。約 6割の信徒はウクライナの西部で暮らしている。

 キエフ総主教庁系のウクライナ正教会は、奉神礼の言語としてウクライナ語と教会スラヴ語を使用している。


ウクライナ独立正教会

 ウクライナ独立正教会は1919年にキエフで設立された。ソ連時代には非合法化されたが、1989年に再び合法化された。2018年、新生ウクライナ正教会の創設に伴い解消した。

 この教会は 12の教区、1166の共同体を持ち、約 7割の信徒がウクライナの西部で暮らしている。この教会には 686人の聖職者がいる。

 将来のウクライナ正教会の統合を目指して、この教会は故ドミトリー総主教の後継者を指名しなかった。ウクライナ独立正教会は形式的にはテルノーピリとポジーリャのメトディオス府主教が最高指導者を務めていた。しかし、ハルキウ – ポルタヴァ、リヴィウ、リウネ – ヴォルィーニ、とタフリヤ教区の大部分がメトディオス府主教との関係を絶ち、イスタンブールに拠点を置くエキュメニカル派のヴァルソロメオス総主教の直接管轄に入る事を要求した。

 ウクライナ独立正教会はウクライナ語を使用する。


ロシア古正教会

 正教古儀式派の「司祭派」に属するロシア古正教会はクレメンチューク市にウクライナ主教座を 2010年 10月 25日に設置し、ニコラ(プロシン)がその主教を務めている。


ロシア正教古儀式派教会

 正教古儀式派の「司祭派」に属するロシア正教古儀式派教会は、2001年時点で 55の教区を有し 32人の聖職者を擁するキエフおよび全ウクライナの、主教座をキエフ市に持っている。


古正教沿海派教会

 正教古儀式派の「無司祭派」に属する古正教沿海派教会は、ウクライナに 2004年時点で 45の会衆を擁している。


ウクライナ・ギリシア・カトリック教会

 ウクライナ東方カトリック教会は同国で東方正教会に次いで第2位の規模を保っている。ブレスト合同は 1596年に正教徒とローマ・カトリック教徒とを統合させる教会を作った。1946年にソ連によって非合法化されて 1987年に合法化されて、ウクライナ東方カトリック教会は全世界で 43年間に渡って禁止されていた単独で最大の宗教共同体であった。

 ウクライナ東方カトリック教会は 18の教区、3433の共同体、2136人の聖職者を抱えている。この教会の信徒は西部ウクライナで多数派を形成し、約 400万人の信徒がいる。高位大司教 スヴィアトスラヴがウクライナ東方カトリック教会の現在の最高指導者である。

 ウクライナ東方カトリック教会はウクライナ語を使用する。


ローマ・カトリック教会

 カトリック教会は伝統的には民族ポーランド人の子孫が所属する教会であり、主に中部と東部に暮らしている。

 ローマ・カトリック教会は 7つの教区、879の共同体、499人の聖職者を抱え、約 100万人の信徒に仕えていた。

 この教会はポーランド語、ラテン語、ウクライナ語、そしてロシア語を使用する。


ウクライナのプロテスタント教会

 ウクライナでは人口の 1%から 3%近くがプロテスタント教徒であるが、彼らの 25%のみが教会での関係を作っている。最大のプロテスタント教派はペンテコステ派であり、2500の教会と 25万人の教会員がいる。彼らの一部は 1560のカリスマ・キリスト教の集団を形成している。2500以上のバプティスト教会があり、15万人の信徒が所属している。その他にはメソジスト、メノナイト、ルーテル教会、長老派教会などの教会もある。副カルパティア改革教会はウクライナ最古のプロテスタント教会の一つである。


その他のキリスト教会や運動

 アルメニア・カトリック教会やアルメニア教会、その他の共同体も存在する。サンデー・アデラジャのエンバシー・オブ・ゴッド教会が他のペンテコステ派と同様に、全国で重要な存在感を保っている。「エホバの証人」の勢いも強く、2010年には「末日聖徒イエス・キリスト教会」がキエフ・ウクライナ寺院を建てた。他の活発な運動は「セブンスデー・アドベンチスト教会」「ブランハミズム」である。


イスラム教

 2009年のピュー・リサーチ・センターの報告によると、ウクライナには 456,000人のイスラム教徒が暮らしていると見積もられている。クリミア半島では、人口の 12%がイスラム教徒である。現代ウクライナの南部の草原には或る時代からテュルク系民族が暮らしており、彼らの殆どはハザール・カガン国崩壊以来、イスラム教徒であった。

 クリミア・タタール人のみが、この国の唯一の先住イスラム教徒の民だった。ノガイ族はもう 一つのイスラム教徒の集団で、ウクライナ南部の草原に暮らしていたが、18世紀から 19世紀にかけてトルコに移住した。加えて、ソ連崩壊後にイスラム教徒の移民がウクライナの全ての主要都市に移住して来た。ウクライナには約 150のモスクがある。多くのモスクは主にクリミア・タタール語、またはアラビア語、アゼルバイジャン語、ロシア語を使用している。


ユダヤ教

 現在のユダヤ人の人口規模は異なっている。国家統計委員会は 103600人のユダヤ人がいると概算した。一部のユダヤ教指導者は、ユダヤ人の人口は 300000人程度だと言った。観察者は 35%から 40%が活動している共同体だと信じた。240の登録されたユダヤ教の組織があった。最大教派は「正統派ユダヤ教」で 104のハバド・ ルバヴィッチの共同体があった。「改革派ユダヤ教」は 48の共同体を持っていた。

 ユダヤ教の集会ではロシア語、ヘブライ語、イディッシュ語、そしてウクライナ語が使用される。


ペイガニズム

 最大のスラヴ・ネオペイガニズムの団体は 1998年にハリーナ・ロツコ(Галина Лозко)によって設立された「ウクライナのネイティヴ信仰団体」(Об`єднання Рідновірів України)である。この組織はキエフ、ハルキウ、オデッサ、ボルィースピリ、チェルニーヒウ、ムィコラーイウ、リヴィウ、そしてユズノウクラインスクに支部を置いている。レフ・シレンコ(ウクライナ語版)「リトナ・ウクラインスカ・ナツィオナルナ・ヴィラ(ウクライナ語版)」という団体を 1966年にアメリカ合衆国のシカゴで設立し、1991年のソビエト連邦の崩壊後に唯一の彼らの寺院を母国に設立した。現在の「R.U.N.Vira」の最高司令部はアメリカ合衆国ニューヨーク州、スプリング・グレンにある。

R.U.N.Vira(ランビラ)のシンボル
 

 おお、まさしくウクライナの「国章」じゃあwりませんかっ!「ウクライナ民族主義」って「新興宗教」の政治運動なワケ?「オウム真理教」は「革命」に失敗しましたが「ベイガニズム」は外国勢力の手助けによってまんまと成し遂げたと?

 もしそうであれば「狂信者」が世界の終末(預言の実現?)を目論み「原発」を自爆させる可能性は格段に高まりますなw。剣吞、剣吞。

 てゆうか、「自由トラック船団」はボチボチワシントンD.Cに到着した頃なんじゃないの?

 

 



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